英語、学生時代に挫折してからモアザン四半世紀。
いまでは、CNNの記事を読むとアドレナリンが出るようにまでなりました。
いうまでもありません。
——何がって?
99.999%の日本人は、英語アレルギーです(トビー調べ)。
いわんや学び直しの社会人をや。
英語、やらんといかん。
でも、つづかん。
そもそも、何からやったらよいのかわからん。
そんな慟哭、トビーには聞こえています。
そこで今回の記事では、元(ん、いまもか?)英語アレルギー&挫折組筆頭のトビーが、挫折しない”3つの壁”の切り分けに迫ってみたいと思います。
この記事を読んで、0.0001%の勝ち組になるのかならないのか、選択はあなた次第。
でも、いま英語の学び直しでカオスっている人の、少しでもお役に立てたなら本望です。
英語アレルギーを生んだ”黒歴史”|読む・聞く・話すでこんなに違う挫折体験
英語アレルギー。
トビーも重度の患者でした。いや、患者”でした”って書いたけど、正直、いまも症状は残ってます(笑)
では、トビー自身の黒歴史を3つ、正直に告白するところから始めたいと思います。
まず、リーディングで崩壊
学生時代、先生の一言や成績で「英語=苦行」が脳に刷り込まれました。それ以来、英字の羅列を見ただけで、なぜか身構える癖がついてしまったんです。
というか、日本語の文法用語すら分かってなかったような。
過去完了、過去完了進行形:ニュアンスがちっともわからん。
関係代名詞:「先行詞?は?」って感じで(笑)
強調構文:この世の闇。
と言うわけで、高校時代にはさっぱり英語が読めず、リーディングですでに岩盤崩壊していました。
次に、リスニングで絶句
社会人1年目。会議で外国人が話す英語が、一言も聞き取れない。「これじゃ仕事にならない」と、冷や汗をかいたのを今でも覚えています。
「なんちゃってリスニング」で誤魔化せるうちはまだいい。
「What do you think?」と急に振られた時は、毛穴から怪しい汁が滲み出るのを感じました。
社会人英語。
この「中途半端な英語力」が一番危ういと言うことを、身をもって体験しました(笑)
そして、スピーキングで昇天
いてまいました。
言いたいことは山ほどあるのに、英語にできない。口をパクパクさせるだけで会議が終わり、悔しくて眠れない夜を過ごしました。
あの、英語が話せないと言うだけで感じてしまう、「疎外感」。
この悔しさがあって「Tobey English!」という怪しいブログが立ち上がったことは、言うまでもない真実です。
この3つ、見事に「読む・聞く・話す」で全部つまずいてました(笑)
でも逆に言えば、これって”つまずき方”がちゃんと違うということ。次の章で、その正体を切り分けていきますね。
トビー黒歴史って、書き出すと止まらなくなりますね(笑)。でも安心してください。これ、トビーだけじゃなく”全国100万人の同志”に共通する話だと思ってます。
英語がなぜ読みにくく感じるのか、その理由を脳科学の視点から掘り下げた記事もあります。
▶︎英語が読めないのはなぜ?|脳科学でわかった”精読が必要な本当の理由”
「英語ができない」を正しく切り分ける|3つの壁に名前をつけよう
ここで、安心して挫折してください(笑)
トビーは(いちおう)日本語・英語・中国語の3ヶ国語話者ですが、ぶっちゃけ言います。
語学をマスターするって、とんでもなく時間がかかります。
考えてみてください。日本人が日本語を「使いこなせる」ようになるまで、何年かかりました? 幼少期からカウントすれば、優に十数年です。それを外国語で、しかも社会人になってから追いつこうとしているんですから、そりゃ一筋縄ではいきません。
だからこそ、まず最初にやるべきは「英語ができない」を分解することです。
・読めないのか
・聞けないのか
・話せないのか
この3つ、密接に関係し合っています。読めるようになれば聞き取りやすくなるし、聞けるようになれば話す土台もできる。でも——
勉強するときは、この3つを独立させて考えた方がいい。
「全部いっぺんに伸ばそう」とすると、結局どれも中途半端になる。これ、トビーが20年かけて痛感した失敗パターンでもあります(笑)
次の章では、この3つそれぞれに、トビーがどうアプローチしてきたかをお話しします。
「英語ができない」という漠然とした不安は、正体を分解すると急に扱いやすくなります。読む・聞く・話す、それぞれ別のトレーニングだと理解するだけで、次に何をすべきかが見えてきますよ。
この「正しい順番」の考え方は、社会人の文法学習にもそのまま当てはまります。
▶︎社会人の英文法、どこまでやるか問題|基礎文法→精読→多読→試験、20年迷走トビーが出した「正しい順番」
挫折組トビーが教える、壁ごとの越え方
それでは、ハードコア英語挫折組筆頭のトビーが、異なる壁ごとの超え方をアドバイスいたします。
リーディング|まずは”文法沼”にハマらないこと
リーディングは、英語の基本中のキホンです。
でも、ここで多くの人がやりがちな失敗があります。それが——文法沼。
「完璧に理解してから先に進みたい」という真面目さが、逆に足かせになるんです。でも実は、基礎文法だけいくらやっても英語は読めるようになりません。はい、トビー経験済みです。
基礎文法は読解のスタート地点にすぎません。
とはいえ、「じゃー何やればよいのさ」ってなりますよね?
そう言う人向けに。リーディングは以下の3つのステップで考えるとよいです。
1. 基礎文法は教習所内での運転
自動車の運転、教習所内での練習だけじゃ、いつまで経っても運転できるようにならないですよね。英語も同じ。基礎文法の勉強はほどほどに、次にステップに進むことが大切です。
2. 精読(構文読解)で、路上運転に進む
基礎文法の理解で、運転の基本は身につきました。そしたら、路上に出て練習してみましょう。ここが多くのの英語学習者が忘れているポイント。トビー的には、「精読(構文読解)」は基礎文法とは異なるレイヤーの英語学習だと思っています。ここで、身につけたルール(文法)に沿って、正しく読む訓練をするのです。
3. 多読でたくさんの経験を積む
路上運転で合格できたら、無事免許取得! 英語も同じ。しっかり精読するスキルが身についたら、あとはたくさんの英文を読むこと。ここで、基礎文法+精読(構文読解)がしっかり効いてくるんです。
背伸びして難しい教材に手を出すと、また挫折の黒歴史が増えるだけです(笑)
基礎文法、まずは「今の自分に合った1冊」を選ぶことが、遠回りに見えて一番の近道です。
文法をどこまでやるべきか、もっと詳しく知りたい方はこちらもどうぞ。
▶︎基礎文法はどこまで?|文法沼にハマってはいけない3つの理由
リスニング|会話の潤滑油は”読める力”から生まれる
リスニングは、会話の潤滑油です。
ここで大事な原則があります。それは——
リスニング力は、リーディング力に直結している。
読めない英文は、聞き取れない。
これはトビーも経験してきた、語学学習の大原則。
逆に言うと、ある程度読める力がついてから量を聞いた方が、伸びは圧倒的に早いんです。
1. スクリプト付きの教材を選ぶ
読んで意味がわかる文章だけを、まず音声で聞く。意味と音がセットになると、耳は驚くほど拾いやすくなります。
2. NHKラジオ講座を1つだけ選ぶ
レベル別に「基礎英語」「ラジオ英会話」などがあります。複数に手を出さず、1つをやり切ること。
3. 慣れてきたらTOEIC・英検のリスニング教材へ
実力を数値化できるので、成長が”見える化”されるという一石二鳥のメリットもあります。
読めない英語は、どれだけ聞いても素通りしていくだけ。まずは「読める文章」の音から始めてみてください。
「読める力→聞ける力」の仕組みをさらに深掘りした記事はこちらです。
▶︎TOEICリスニングが伸びない本当の理由|読めない英語は聞き取れない”精聴メソッド”
スピーキング|純ジャパ最難関、でも避けては通れない
正直に告白します。トビーも、スピーキングは得意じゃありません(笑)
これは、独学・純ジャパにとって最難関のゾーンです。理由はシンプルで——
圧倒的なインプットとアウトプットの両方がないと、スピーキング力はつかない。
とはいえ、いきなり自由に話すのは無理があります。まずは”型”に頼りましょう。
1. まずはフレーズで覚えてしまう。
ロジカルに言いたいことを組み立て話すなんて、慣れないうちはできないものです。なので、決まったフレーズを覚えてしまうのが一番。この点、DUO3.0なんかは、単語とフレーズをいっぺんに覚えられる良い教材です。
2. 独り言でもいい。まずは声に出す
声に出す回数がゼロでは、本番でも口が動きません。恥ずかしくても、ここはちゃんと声に出すこと。音読はスピーキングに効きます
3. 相手がいると、一気に”会話”として成立する
独り言は”怪しい人”で終わりますが(笑)、相手がいるだけで練習の質が変わります。純ジャパのネックは、この会話の機会が圧倒的に不足すること。たくさんの経験を積まないとペラペラ話せるようにはなりません。
最初はNHKラジオの基礎英会話教材あたりで、リーディング・リスニングを鍛えながらアウトプットの機会を探るのがおすすめです。仕事や日常での実践機会があればベストですが、これはハードルが高いことも正直に言っておきます。
ある程度力がついてきたら、オンライン英会話を活用しましょう。純ジャパが「話す機会」そのものを得る手段としては、これが最も現実的だとトビーは思っています。
オンライン英会話をどう使い倒すか、実践記録つきで知りたい方はこちらもどうぞ。
▶︎英検1級2次試験はオンライン英会話で突破せよ!|ネイティブキャンプ&バリューイングリッシュ活用法
3つのアプローチ、共通しているのは「いきなり完成形を目指さない」ということです。今の自分のレベルに合った小さな一歩を選べば、それで十分なスタートになりますよ。
三日坊主を卒業する「英語の習慣化」|続かないのは意志力のせいじゃない
さて、ここまで読んで「よし、やるぞ!」と燃えた方。
——3日後、Netflixを見ていませんか?(笑)
安心してください。それ、あなたの意志が弱いからじゃありません。
なぜ三日坊主になるのか|あなたのせいじゃない3つの原因
三日坊主になる人には、共通のパターンがあります。
心当たり、ありませんか?(笑) トビーの周りにも、こういう”ヤルヤル詐欺”さんはたくさんいます。
でも、これ、性格の問題じゃないんです。仕組みの問題。
“仕組み化”の3条件|ゴール→やらないこと→時間設計
続けるために必要なのは、意志力ではなく仕組みです。トビーが実践して効果があった3条件がこちらです。
1. ゴール(試験日)を先に決める — 逆算思考が生まれ、やることが自然と絞られます
2. 「やらないことリスト」を明文化する — 期間限定で手放すものを書き出すだけで、時間は劇的に増えます
3. 1日をゾーンに分けて、学習内容を先に割り当てる — 「今日は何をやろう」と毎回考える手間そのものをなくします
この3つ、実は順番が大切です。①が決まらないと②も③も機能しません。まずは小さくてもいいので、ゴールを1つ決めるところから始めてみてください。
スキマ時間の錬金術|通勤・歯磨き・風呂を”英語化”する
「まとまった時間ができたら本気でやろう」——その”いつか”は、たぶん永遠に来ません(笑)
社会人の武器は、スキマ時間です。通勤時間は”最強の自習室”。歯磨き・お風呂・昼休みも、ちょっと意識を変えるだけで英語時間に変わります。
試しに計算してみましょう。1日15分×365日=約91時間。
これ、まとまった参考書を何冊も回せる時間です。「机に向かわないと勉強じゃない」という思い込みを、まず手放してみてください。



トビーの奥さんは、典型的な”ヤルヤル詐欺”タイプでした(笑)。でも、彼女に足りなかったのは根性じゃなく、仕組みだったんだと今なら分かります。
では最後に画像でまとめておきますね。


続かない自分を責める前に、こちらの記事もぜひ。
▶︎時間がない人ほど伸びる?|TOEIC・英検を攻略する”逆転の時間活用術”
まとめ|今日からできる、たった1つの小さな一歩


今回は、「英語アレルギーの社会人、まず何から始める?」というテーマで、”3つの壁“の切り分けについてお話ししてきました。
・黒歴史(読む・聞く・話す)は、誰もが通る道
・「英語ができない」は3技能に切り分けると、急に怖くなくなる
・それぞれに合った、無理のない入口教材・アプローチがある
・続かない原因は意志力ではなく仕組みの不在 — ゴール設定・やらないことリスト・時間設計・スキマ時間活用で解決できる
最後に、ひとつだけ提案です。
この記事を読んで「よし」と思った方は、今日、通勤時間の5分だけ、リスニングに変えてみてください。それだけでいいんです。
英語の勉強って、山登といっしょです。
小さい一歩の積み重ねで、いつしか頂上に到達できる。
トビーもそうやって一歩ずつの積み重ねで、四半世紀以上の迷走からここまできました。
みなさんならきっと大丈夫。今日から積み重ねてゆきましょう。
語学に向いている人・続けられる人の共通点をもっと知りたい方は、こちらもどうぞ。
▶︎語学が”向いてる人・向いてない人”の違いとは?|英検1級&HSK6級トリリンガルが徹底解説
Tobey English!









