英会話に文法はいらない?|20年迷走してわかった「英会話=口頭英作文」の真実

英会話で英語が出てこない原因|英会話は口頭英作文

文法が苦手で、スピーキングに逃げてきた人。
——あとで絶対、詰みます(笑)


文法? んー、めんどいですね。なんとなくざっくりで。
——わかります。

関係代名詞とか、もうワケわからん。
——ごもっとも。

CNNとか読んでる英語オタ、マジキモ。
——ぐうの音も出ません。

そうして人は、文法から逃げ、英会話に走っていく。
だって、英語を話せる人って、なんだかカッコいいから。

でも——ちょっと待ってほしい。
文法を置いてきぼりにすると、あとでかなりの確率で沼ります。
はい、先にトビーが経験しておきました(笑)

20年以上、彷徨いまくってトビーは気がつきました。
何をって?

そう。
英会話の上達は、文法と切っても切り離せないという、不都合な真実。

4技能のうち、リーディングだけでなく、

・リスニングも
・スピーキングも
・ライティングも

結局、巡り巡って——みんな文法に返ってくるんですよね。

今回は、純ジャパ・ノンネイティブ・英語挫折組筆頭のトビーが、

たとえ英会話であっても、文法はきっちりやらなきゃね

という、全国100万人の英語学習者が耳を背けたくなる事実を、
いつものトビーの黒歴史満載で語っていきます。

このブログでわかること

・「英会話に文法はいらない」と言われる理由
・ネイティブとノンネイティブの英語習得の違い
・なぜスピーキングの上級レベルでは文法が必須になるのか
・英会話の正体が「口頭英作文」である理由
・英検・ビジネス英語にも効くトビー式スピーキング練習法

ネイティブとノンネイティブでは英語の習得方法が違う

ネイティブとノンネイティブでは、英語の身につけ方がまったく違います。
これ、英語学習の世界では当たり前の話なのですが、意外と見落とされがちなんですよね。

ネイティブに文法はいらない

ネイティブスピーカーは、基本的に文法を勉強して英語を話せるようになったわけではありません。

日本人が日本語を覚えたときのことを思い出してみてください。

最初に「主語」「述語」「助詞」なんて習いましたか?
そんなことはありませんよね。

赤ちゃんはまず、耳で言葉を聞きます。
そして、何度も聞いているうちに、意味を覚え、真似をして話し始めます。
つまり、

聞く → 覚える → 話す

この順番です。

これは言語学では「第一言語習得」と呼ばれるプロセスで、
世界中どこの子どもでも同じように起きています。

しかも昔は、文字を読めない人もたくさんいました。
それでも人は普通に会話をして、社会生活を送っていたわけです。

つまりネイティブにとって言語とは、
耳から覚えて自然に身につくものなんですね。

ノンネイティブが第二言語を学ぶ場合

ところが、大人になってから外国語を学ぶ場合は事情がまったく違います。

子どもは言語習得の天才です。
海外に住んだ子どもが、数年で現地の言葉をペラペラに話してしまう——
そんな話、よく聞きますよね。

でも、社会人になってから英語を勉強している私たちはどうでしょう。
海外に住んでいない限り、毎日英語を何時間も聞く環境なんてほとんどありません。

つまり、ネイティブのように
自然に覚える環境」 がないんです。

だからノンネイティブは、別の方法で言語を学ぶ必要があります。
それが、

・単語を覚える
・文法を理解する
・文章を作る

というプロセスです。
言い換えると、

言語のルールを理解して、意図的に使えるようにする。

これが第二言語学習の基本です。

もちろん、留学や海外駐在など、英語環境にどっぷり浸かれば話は別です。

海外のサプライヤーと仕事で話す機会が多かったり、現地で生活するような環境であれば、ネイティブに近い形で英語を身につけることもできます。

でも、トビー筆頭の純ジャパ・ノンネイティブの英語学習者の多くは、そうではありません。

だからこそ、

文法と単語を土台にして英語を組み立てる

というアプローチが必要になるんです。

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英会話でも「正しい英語」を決めるのは文法

ネイティブのように自然な環境で英語を覚えることができない。
だからノンネイティブは、文法を頼りに言語を組み立てる。

ここまでは理解できたと思います。
では次の疑問です。

正しい英語」とは、どうやって判断するのでしょうか?

ネイティブなら、

「なんとなく変」
「この言い方は自然じゃない」

という感覚で判断できます。
でもノンネイティブには、その感覚がありません。

だからこそ必要になるのが——
文法という指針なんです。

中学英語でも意思疎通はできる

ここで誤解してほしくないのですが、英会話のスタート段階では、そこまで難しい英語は必要ありません。

むしろ最初のうちは、多少文法が怪しくても、どんどん話したほうがいいです。
英語は使わないと身につきませんからね。

実際、トビーの実感でも
日常会話レベルなら中学英語で十分通じます。

・I think so.
・I don’t know.
・It depends.

こんなシンプルな英語でも、普通に会話は成立します。

TOEICのスコアがそれほど高くなくても、英会話が上手な人。
トビーの周りにもたくさんいます。

これは本当です。

上級手前でやってくるスピーキングの壁

ところが英語レベルが上がってくると、
あるところで壁にぶつかります。

それは、

「もう少し複雑なことを話したいのに、英語が作れない」

という状態です。

たとえば英検1級の面接。
出題されるテーマはこんな感じです。

「日本は国連でどのような役割を果たすべきか?」

……いえ、日本語でも話せませんて(笑)

こういうテーマになると、

・理由を説明する
・意見を補強する
・論理的に話を展開する

必要が出てきます。つまり、

ちゃんとした英文を組み立てないと話せない。

ここで頼りになるのが、やっぱり文法なんです。

英語はロジックの言語です。

主語があって
動詞があって
その関係が明確でないと

何を言いたいのか伝わらない。
だから英語レベルが上がるほど、

なんとなく話す英語

のままだとボロが出てきます。
そして多くの人が、この段階で気づきます。

「あれ?
結局、文法ちゃんとやらないとダメじゃない?」

……はい。トビーもここで気づきました(笑)

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英会話の正体は「口頭英作文」だった|話せる人がやっている思考

ここまで読んでいただいた方は、なんとなく気づいていると思います。

ネイティブのように自然に英語を覚える環境がない。
そして、正しい英語を判断するには文法が必要。

となると、ノンネイティブが英語を話すとき、実際に何をしているのか。
答えはシンプルです。

頭の中で英文を作っている。

つまり英会話とは——
口頭英作文なんです。

ネイティブは、感覚で英語を話します。
でもノンネイティブは違います。

話す前に、頭の中で

・主語
・動詞
・文の構造

を組み立ててから口に出しています。

たとえばこんな場面。
会議で突然、意見を求められたとします。

「私はこの提案に賛成です。
なぜならコスト削減につながるからです。」

これを英語で言おうとすると、
多くの人はこう考えるはずです。

I think this proposal is good…
No… maybe better…
I agree with this proposal because…

こんな感じで、頭の中で英文を組み立てていきます。

つまりノンネイティブのスピーキングとは、

書かずに英作文している状態

なんです。

だからこそ、文法が重要になります。
文法を理解していないと

・英文を組み立てられない
・正しいかどうか判断できない
・複雑なことが言えない

結果として、
英語が途中で止まる。
逆に言えば、文法がしっかりしている人は強いです。

正しい英文を組み立てることができるので、話すスピードも、表現の幅も、一気に広がります。

ここで重要なのは、

英会話は「英語を話す練習」ではなく
英文を作る練習

だということ。
この視点に気づくと、英語の勉強法が大きく変わります。

「英会話を増やす」ではなく英作文力を鍛える。
そしてそれを口に出す。

このトレーニングこそが、
ノンネイティブにとって最も効率の良いスピーキング練習なんです。

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では実際に、「口頭英作文」をどうやって鍛えるのか?
トビーが実際にやってきた方法を紹介します。
ポイントはとてもシンプルです。

①ジャンルを決める
②英作文する
③それを口に出す

この3ステップです。
英語学習って、難しく考えすぎる人が多いんですが、やることは意外とシンプルなんですよ。

まずはジャンルを決める

最初にやることはジャンルを絞ること。
ノンネイティブが、「どんな話題でも自由に話せる」
というのは、かなり上級者の世界です。

いきなりそこを目指すと、まず挫折します。
だから最初は自分が話すジャンルを決める。
例えば、

英検なら
・国際情勢
・環境問題
・社会問題

仕事なら、
・経済
・ビジネス
・自分の専門分野

このように、話す領域を絞るんです。
これだけで、必要な語彙や表現がかなり限定されます。
つまり、

覚えるべき英語が減る。

これ、地味ですがかなり効きます。

例① 英検1級の教材を使う

英検1級受けてみて、実際良かったな〜と思うのは、英検1級のスピーキング対策は、口頭英作文のトレーニングとして非常に優秀です。

やり方はこうです。

①テーマを見て、自分で英文を書いてみる
②ChatGPTなどで文法チェック
③その英文を読んで理解する
④今度はテーマだけ見て、口で言えるようにする

ここで大事なのは、「丸暗記ではない」ということ。
覚えるのは構文です。 例えば、

One reason is that ~
Another reason is that ~

こういう構造を覚えると、
中身だけ変えればいくらでも応用できます。

英語って、実は「構文ゲーム」なんですよね。

例② NHKラジオ教材(ビジネス英会話)を活用

もう一つおすすめなのが、NHKのラジオ英語教材。
これは本当に良くできています。

英検準一級くらいの実力をお持ちの方は、「ビジネス英会話」を教材として使うとよいでしょう。覚えた内容をそのまま仕事でも使えます。

まずは普通に、

英語 → 日本語

で理解します。単語や文法をしっかり確認。
そして次にやるのが大事。

日本語 → 英語に戻す。

つまり、逆英訳。
これ、意外とやっている人が少ないんですが、
めちゃくちゃ効果があります。

なぜなら、ノンネイティブは基本的に

母国語 → 英語

で話すからです。
なので、英語だけ読んでいると、

・聞けば理解できる
・読めばわかる

でも、

話そうとすると出てこない

という悲しい現象が起きます(涙)

だから
日本語 → 英語
の回路を鍛える必要があるんです。

必ずアウトプットの場を作る

そして最後に大事なのがアウトプットの場。
インプットだけでは、口頭英作文は完成しません。
例えば、

・海外出張
・海外サプライヤーとの会話
・外国人の来日対応

もしこういう機会があるなら、それが一番いいです。
もしなければオンライン英会話でも十分。

ただし注意点があります。

講師の会話に流されて「雑談で終わる」ようにしないこと。
これだと、あまり成長しません。
おすすめは、自分でテーマを持ち込むこと。

例えば
「今日は日本の少子化問題について話したい」
みたいに、自分でテーマを設定します。

そうすると準備した英語を実際に使う機会が生まれます。

この、

インプット → 口頭英作文 → 実践

を繰り返すと、だんだん英文を考えなくても

英語がそのまま口から出てくる

これがノンネイティブがスピーキング力を上げる、一番現実的な方法だと、トビーは思っています。


英語が話せるようになる流れは、実はとてもシンプル。
図にすると、こんな感じになります👇

英会話上達のプロセス|語彙→文法→精読→英作文→口頭英作文→英会話

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まとめ|英会話は「口頭英作文」で伸びていく

英会話ができるようになるプロセス|英作文→口頭英作文→英会話

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
今回の話を一言でまとめると、これです。

英会話は「口頭英作文」。

ネイティブのように自然に英語を覚える環境がないノンネイティブは、
文法を使って英文を組み立てながら話しています。

だからこそ、英語を話せるようになるプロセスは、
実はとてもシンプルです。

ステップやることポイント
STEP1文法・単語を理解する英文を作るための材料
STEP2英作文する正しい英文を組み立てる
STEP3口に出す(口頭英作文)英語を話すトレーニング
STEP4実際の会話で使う英語が自然に出てくる

このサイクルを回していくと、
最初は時間がかかっていた英作文も、だんだん速くなります。

やがて、考えなくても英語が口から出てくる。
これが「英語が話せる状態」です。

もし今、

英会話をたくさんやっているのに、なかなか話せるようにならない

と感じているなら、一度立ち止まってみてください。
もしかすると、

文法 → 英作文 → 口頭英作文

このステップが抜けているかもしれません。

トビーも20年以上迷走して、ようやくここに辿り着きました(笑)
遠回りしなくていいように、
このブログが少しでも参考になれば嬉しいです。


このブログを書いた人:トビー
  20年迷走して、ようやく“精読の壁”を超えた人です(笑)

トビー

・TOEIC900・英検1級のトリリンガル(日・英・中)。
・英語学習20年の迷走を経て、「精読の壁」を突破しました。
・今は、英語に悩む方へ、自分の経験から気づきを届けています。

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