TOEIC900・英検1級で伸び悩むあなたへ|“精読の壁”を超える英語学習ピラミッド

岩壁を登る女性クライマー。困難な壁に挑戦する姿を通して、英語学習における「精読の壁」を象徴している。

「単語も文法もやったのに…どうして英語が伸びない?」
──その答え、構造の“抜け”かもしれません。


20年以上英語学習で迷走したトビーが断言します。

TOEIC900点、英検1級——このレベルを目指すと、ある日突然ぶつかる“怪奇現象”があります。

「あれ、読めてるはずなのに、読めてない…?」

そう、それが英語上級者への最後の鬼門=「精読の壁」です。

文構造を見抜き、論理で読み解く力——つまり構文読解力がなければ、
TOEIC Part7も英検1級の長文も、気合いでは突破できません(経験談)。

この記事では、英語学習に潜む階層構造”の正体を解剖し、
あなたがその“見えない壁”をよじ登るための思考法
を、全力でお伝えします。

この記事でわかること
・なぜ英語力が“中級止まり”になるのか?──構造理解の欠如=「精読の壁」の正体
・TOEIC900・英検1級を目指すなら避けて通れない!──英語学習5階層のピラミッド構造
・トビーの実体験でわかった、構文読解→多読→実践という最短ルート
・学習効率を劇的に上げる!おすすめの精読教材と多読素材
・精読が「意識しない力」に変わるまで──そのブレイクスルーの瞬間

  1. 英語が伸びないのは“才能”じゃなく“構造”の問題だった
    1. 20年中級レベルを彷徨った理由
    2. TOEIC900・英検1級を目指すと浮上する“見えない壁”
    3. 精読=構文読解が求められるステージに到達した証拠
  2. 英語力が止まる理由は“階層構造”にあった!|ピラミッドで見る成長ステージ
    1. 「単語→基礎文法→精読/構文読解→多読→実践」への道のり
    2. 大学受験で英語を避けてきた人がハマる罠
    3. 精読を知らずに英語を読むことの“危うさ”
  3. 英語学習ピラミッドを一段ずつ登る|5つの階層の全体像
    1. ① 単語:すべての土台は語彙力にあり
    2. ② 基礎文法:文の“骨組み”を見抜くための部品集め
    3. ③ 精読/構文読解:読む力を“論理化”するステージ
      1. トビーのおすすめ参考書は、断然コレ!
      2. ポレポレが難しいと感じたら…
      3. 精読ステージに入ったあなたへ:
    4. ④ 多読:構文を“自動化”するための筋トレ
      1. 多読の目的は「慣れ」じゃない、「構造の定着」
      2. 精読×多読の“反復コンボ”が効く!
      3. 多読の素材選びは「試験との距離感」で
    5. ⑤ 実践:アウトプットで“使える英語”に昇華する
      1. 積み重ねた力が、ここで試される
      2. 試験対策も“構造の上に乗っている”
      3. ピラミッドは、上に行くほど“地味な基礎”に支えられる
  4. まとめ|壁を越えた先に、“本当の英語力”が待っている

英語が伸びないのは“才能”じゃなく“構造”の問題だった

20年中級レベルを彷徨った理由

英語の勉強を始めてから、かれこれ20年(以上? 汗)

いや、正確には勉強してる風”のまま20年を過ごしたのかもしれません。
──それが、トビーです(笑)。

「自分の英語力、なんかイマイチ伸びないな…」

最初はこう思いました。
「才能がないのかな?」「もう年齢のせいかも…」と。

答えは、もっと地味で、でも超・重要なこと。
それは──

構造的に英文を読めていなかった”という一点

つまり、文の骨組み(SVOC)と修飾語(M)の理解が、根本的に抜けていたんです。

「なんとなく読めてる気がする」──
これがいちばん危ないんですよね。

TOEIC900・英検1級を目指すと浮上する“見えない壁”

この「構造の欠如」が露呈するのは、だいたいTOEIC800点台後半〜900点目前。
ここ、いわゆる英語学習者にとっての──

魔のゾーン”です(笑)

単語も文法も覚えた。Part5も完璧。
でも、Part7になるとこうなります:

・「読めてるはずなのに、答えが見つからない」
・「焦ってしまって、内容が頭に入ってこない」

英検で言えば、準1級はなんとか通った。
でも、1級の長文がまるで読めない…

この違和感の正体こそが、「精読の壁」。

構文理解があやふやなままでは、英語力はどこかで必ず頭打ちになる。
しかもやっかいなのは、この壁が「目に見えない」ことなんです。

精読=構文読解が求められるステージに到達した証拠

「読めない」「点数が伸びない」「なんで?」
……そう思った瞬間こそ、上級者の入口に立った証拠です。

精読とは、英文をSVOC+修飾語(M)に分解して論理的に解釈する技術。
たとえばこの文:

The man who is sitting next to the window is my uncle.

これを構造で読むと──

S(主語):The man
M(修飾語):who is sitting next to the window
V(動詞):is
C(補語):my uncle

こうやって「意味」ではなく「構造」で読み解ける力。
それこそが、“読めてる”の本当の姿です。

構文を意識せず「なんとなく読んでいる」段階から脱することで、
英文は意味のある構造物に変わっていきます。

だから、「精読が必要かも…」と感じているあなた。
それ、すでに上級者ステージへの扉をノックしてる証拠です。自信を持ってOK。

20年迷走したトビーだから、胸を張って言えます。

英文って、絶対フィーリングで読んではいけません。

精読できてないとホント詰みますよー。 トビーがあなたに替わって体験済みです(笑)こちらからどうぞ。
→「その英文、ほんとに読めてる?|TOEIC Part7で“目が滑る”人が知らない読解の真実」

英語力が止まる理由は“階層構造”にあった!|ピラミッドで見る成長ステージ

「単語→基礎文法→精読/構文読解→多読→実践」への道のり

「英語が伸びない…」と感じているあなた。
それは、“才能不足”ではなく、階層の段差につまずいているだけかもしれません。

英語学習は、次のような積み上げ式のピラミッド構造になっています。

英語学習の5階層ピラミッド。下から順に、単語・基礎文法・精読/構文読解・多読・実践の順で構成されている。

この中で、もっとも見落とされやすく、でも最重要な層があります。
それが──

“精読 / 構文読解”の段。

──つまり、ここが精読の壁なんです。

英語学習には、明確な階層構造”がある
……真実はなぜかいつも教科書の外に(笑)

20年以上回り道してようやく気づいたトビーだから、今ならこう言えます:

英語力の成長は、次の5つのステージを順に登っていく構造になっているんです。

単語 → 基礎文法 → 精読/構文読解 → 多読 → 実践(試験・会話・発信)

最初の「単語」や「基礎文法」は、多くの学習者がしっかりやります。
実際、英検準1級やTOEIC800点台までは、ここまでの努力だけでも到達可能です。

でも──
その先の「精読・構文読解」をスルーしたままだと、必ずどこかで成長が止まります。

しかも、そんなときに限って人は多読」に飛びついてしまう
でも、精読を飛ばしたままの多読は……

“誤読を量産するだけ”なんです

読み飛ばしがクセになって、いつの間にか「読めてる気になる状態」に。読み飛ばしがクセになって、いつの間にか「読めてる気になる状態」に。

さらにそのまま「実践(試験・会話・ライティング)」へ進むと、こうなります:

・「内容一致問題が全滅する」
・「頭が真っ白になる」
・「会話で詰まる」

だからこそ、英語力を上級レベルまで引き上げるには、
このピラミッド構造の中央にそびえる「精読」の段を越えることが、絶対条件なんです。

大学受験で英語を避けてきた人がハマる罠

実はこの「精読の壁」──

大学受験で英語を避けてきた人ほど、見落としがちなんです。

トビーもそのひとり。
高校で英語に挫折し、大学入試では英語を“ほぼスルー”して推薦で進学しました。

そのまま独学で英語学習を続けた結果……
気づかないうちに精読未経験ゾーンへ突入していたわけです(笑)

その結果どうなったかというと──

・TOEIC公式問題集は何度も解いた(覚えるくらい)
・単語帳もぐるぐる回した (回しすぎレベル 笑)
・文法も一応やった(気でいた)

    それでもPart7が読めない。

    「読めてるはずなのに、内容が頭に残らない…」
    そう感じたとき、ようやく思い知ったんです。

    これが、“精読の壁”だったのか…と。

    TOEICの有名講師・中村澄子先生もよくこう言われます:

    「大学受験で英語を避けてきた人は、リーディングで伸び悩むことが多い」

    ──これ、本当にその通り。

    ある程度“読めてる気がしてしまう”からこそ、
    「本当は読めてない」ことに気づけない。

    この“自覚なき伸び悩み”こそが、最大の落とし穴なんです

    <strong>グラミー</strong>
    グラミー

    英検準1級、TOEIC800点台半ばは中級でも上のレベル。それが故、自分の弱点に無自覚になりがち。「成長のピラミッド」を見て、何が足りないのか把握することが大切ですよ。

    精読を知らずに英語を読むことの“危うさ”

    構文が取れていない状態で英語を読むのは、たとえるなら──。

    「地図なしで山登りに出かける」ようなもの。

    トビーもまさにそれでした。

    「読めてるつもり」でガンガン進んでいたら、
    ある日突然、英文の中で迷える子羊に(笑)

    ・主語と動詞の対応があいまい
    ・修飾語のかかり先が不明瞭
    ・意味はなんとなく取れるけど、論理が追えない

      それでも、「なんとなく分かった気になる」ことができてしまう。
      それが、英語学習のいちばん怖いところです。

      そして、その“なんとなく分かった気”のままTOEIC Part7に臨むとどうなるか。

      ・時間に追われて目が英文の上を上滑り。
      ・内容が頭に入らず、問題文と設問の間を何度も行き来し、
      ・気づけば時間切れ……まさかの15問残し(合掌)。

      ……はい、全部トビーの実体験です(涙)

      「読んだのに頭に残ってない」
      「何度読み返しても、意味が取れない」

      ──その正体こそが、

      構文が見えていないことによる“読解の構造崩壊”なんです。

      でも、逆に言えばチャンスでもあります。

      ここをSVOC+修飾語(M)でロジカルに読み解く訓練を積めば、
      英文は一気に「わかるもの」へと変化します。


      ──ではどうすれば良いのか?
      はいはい、次から詳しく説明して行きますね。

      精読…早く知っておけばよかった(涙)こんな記事も書いてます。こちらからどうぞ。
      20年迷ったトビーが気づいた、“精読”だけが持つ英語のブレイクスルー力

      英語学習ピラミッドを一段ずつ登る|5つの階層の全体像

      ① 単語:すべての土台は語彙力にあり

      英語力のピラミッド、その一番下にある土台──
      それが、「単語(語彙力)」です。

      「そんなの当たり前でしょ」と思われるかもしれませんが、
      実はここ、英語学習の“入口にして終着点”とも言えるくらい、大事なパートなんです。

      たとえば、目標スコア別に必要とされる語彙数の目安はこうなります

      • TOEIC900点:10,000語以上
      • 英検1級:最大15,000語!

      TOEICの先に、さらに5,000語の語彙の壁がそびえ立っているわけです。
      これはもう……ちょっとした語彙地獄(精神修行レベルです(笑)

      トビーの実感では、文章中に知らない単語が10%以上あると、
      いくら読んでも内容はほとんど入ってきません。

      理想は2〜3%以下。
      とはいえ「ゼロにする」のは不可能なので、“どこまで減らせるか”が勝負になります。

      TOEIC900点を目指すなら、
      📘『金のフレーズ』+📘『英検準1級レベルの単語帳』を使えば、実力的には十分カバー可能です。

      英検1級では、語彙問題がとにかく難しいですが、
      「知っていれば正解できる」問題が多いので、逆に言えば点が取りやすい得点源でもあります。

      そしてもう一つの大きな収穫がこちら:

      このレベルの語彙力がつくと、BBCやCNNなどの海外ニュースが“辞書なし”で読めるようになる。

      「単語の勉強って終わりがない」──それは確かです。
      でも、終わらないからこそ、最初に手をつけるべき“最強の投資”なんです。

      単語とは、英語力の“燃料”であり、最後まで頼る“相棒”です。
      まずは、ここをしっかり固めていきましょう!

      <strong>グラミー</strong>
      グラミー

      実際、単語の勉強には終わりがありません。けれども、いくら単語だけやっても英文は読めるようにはならない。これだけは肝に銘じておきましょう。

      「単語?ムリ…暗記は拷問」って方、気持ちはわかります。トビーはこんな感じで突破しました。
      単語帳が続かない方必見!|英検1級を支えた“記憶の仕組み化”全公開!

      ② 基礎文法:文の“骨組み”を見抜くための部品集め

      単語がある程度そろったら、次に取り組むのが「基礎文法」です。

      ……が、ここでつまずく人、意外と多いんですよね。
      ええ、20年前のトビーも完全にここでつまずきました(涙)

      「完了形?」「関係代名詞?」「時制の一致?」
      聞いただけで頭がフリーズするという方、大丈夫です。

      トビーはいまだに、当時の「呪いの参考書」──

      📕『チャート式 総合英語』(初期型)を捨てられずに持ってます(笑)

        でも、今ならはっきり言えます。

        文法は、“完璧に覚える”ものではなく、“使える知識”にしていくもの。

        たとえば『Evergreen』のような分かりやすい文法書を1冊決めて、
        まずは全体像をざっくりつかむことがとても大切です。

        ただし、ここで注意点があります。

        文法にこだわりすぎると、読解力が逆に伸び悩むことがあります

        たとえば──

        ・「onとatの違いは…」
        ・「willとbe going toの微妙なニュアンスは…」

        ……などの“細かい枝葉”にこだわっていると、読む力の幹が育たないんです。

        トビーのおすすめはこのルート:

        ざっくり文法 → 精読へ進む → 必要に応じて文法に戻る

        このループを回すことで、文法は「知識」から「使える道具」に変わっていきます。

        そして安心してください。

        英検1級でも、「この過去完了は“継続”か“経験”か?」なんて聞かれません(笑)

        基礎文法はあくまで構文読解”のための部品集め
        ここで止まりすぎず、「読む」訓練へどんどん進んでいきましょう!

        ③ 精読/構文読解:読む力を“論理化”するステージ

        語彙も、文法も、それなりにやった。
        それなのに──読めてるはずの英文が、なぜか頭に残らない。

        もし、そんな感覚があるなら、それはもう精読のステージ”に突入しているサインです。
        いわゆる、「精読の壁」ですね。

        このステージは、いわばフィーリングで読む英語”の卒業タイミング
        ここから先は、英文をSVOC+修飾語(M)に分解して、論理的に読む力が求められます。

        精読とは、「意味を感じる」から「構造を読む」へと進化する読み方。

        つまり、英文を“意味のかたまり”ではなく、“構造物”として解釈する感覚が必要になってくるんです。

        トビーのおすすめ参考書は、断然コレ!

        📘『ポレポレ 英文読解プロセス50』(西きょうじ先生)

        この1冊、見た目は薄いですが──
        精読の壁を超えるための“思考のプロセス”がギュッと凝縮されていて驚きます。

        おすすめする理由は3つ:

        1.YouTubeで無料講座が見られる
         → テキストだけでは補えないポイントもカバーでき、学習効率が段違いに上がる
        2.構文読解に必要な“論理的視点”が体系化されている
         → 読めるようになる過程が論理で見える化されている
        3.ムダがなく、最短で「読める英語力」が身につく
         → “精読ステージ突破”に必要なエッセンスだけが詰まっている

          ポレポレが難しいと感じたら…

          そんなあなたにピッタリなのが、こちら:

          📕『英文読解入門 基本はここだ!』(西きょうじ先生)

          これは、トビーが精読学習の“準備運動”として最初に取り組んだ1冊です。

          「“基本”って書いてあるけど、自分に合うかな…」と不安に思う方もいるかもしれませんが、
          正直、「うわ、これ知らなかった…!」という発見の連続でした(笑)

          もちろんこちらも、YouTube動画で無料解説あり。
          独学勢にも本当にやさしい設計です。

          そして、この「基本はここだ!」で構文の地図感覚が身についた後にポレポレを読むと、驚くほどスッと入ってきます。

          精読ステージに入ったあなたへ:

          構文読解力がついてくると、英文が意味のかたまり”ではなく“論理のライン”として見えてくるようになります。

          「なんとなく読んだ気」から、
          「構造を理解して読めた!」へ。

          これを実感できたとき、あなたはもうTOEIC900点・英検1級の“上級ゾーン”に片足をかけているんです。

          精読は、地味で、手間がかかって、効率も悪そうに見える。
          でも──

          ここを飛ばして、英語力は伸びない。

          ピラミッドの真ん中に立ちはだかる“中ボス戦”。
          それが、精読ステージです。

          でも安心してください。

          このステージを超えた先には、「英語がクリアに見える世界」が待っています。

          <strong>グラミー</strong>
          グラミー

          トビーはこのことを、「英語の晴れ渡り」と呼んでいますよ。「精読の壁」を越えたら見える世界。ここまで来た人には、あともう一歩です。

          精読のことをもっと詳しく! って気になりますよね。こちらをどうぞ:
          「精読の壁って何?|英語力が頭打ちになる理由と突破法」

          ④ 多読:構文を“自動化”するための筋トレ

          精読で「英文を構造で読む力」がついたら、
          次にやるべきは、その“型”を体に染み込ませる反復トレーニング──つまり多読です。

          たとえば、ポレポレで「この修飾語(M)はどこにかかるか?」と考え抜いた経験があると、
          その後、公式問題集や過去問で似た構文に出会ったときに、こう思えます。

          「あ、これあのパターンだ!」
          「この関係代名詞、主語を修飾してるな」

          そうやって、構造が反射的に見える”ようになる瞬間がやってきます。

          これこそが、多読の真の目的。

          ただ“量”をこなすのではなく、“精読で得た構造知識を自動化する”ための反復訓練なんです。

          多読の目的は「慣れ」じゃない、「構造の定着」

          多読といえば、「とにかくたくさん読めば力がつく」と思っていませんか?

          でも、トビーの経験上──
          それ、順番を間違えると“努力が空振り”になります。

          精読を飛ばして多読に突入すると、

          ・「なんとなく読めた気」がクセになる
          ・誤読が蓄積していく
          ・精読力も、正確性も、結局身につかない

          そう、これはまさに“構造が見えていないまま文章を読み飛ばす病”の温床になりやすいのです。

          精読×多読の“反復コンボ”が効く!

          ここで大事なのは、

          「構文を理解した状態で、何度も出会う」こと。
          たとえば、こんなフレーズに:

          ・as a result of 〜
          ・it is likely that 〜
          ・the fact that 〜

            これらの構文が、見た瞬間に意味処理できる=即時認識できるようになると、
            読解スピードは一気に加速します。

            それはつまり──

            読む“反射神経”が育ってきた証拠なんです。

            多読の素材選びは「試験との距離感」で

            TOEICなら、📘公式問題集(Vol.1〜10)をぐるぐる回すのがおすすめ。
            英検なら、📗過去問や頻出テーマの長文(環境・教育・国際問題など)が効果的です。

            多読とはいえ、「読める素材を何度も」が鉄則。

            精読で分解した英文を、
            → もう一度、
            → ふたたび、
            → さらに繰り返して読む。

            その反復の中で、英文の構造が“筋トレのように”定着していく。
            それが、多読の本当の意味なんです。

            多読は、学習の順番間違えるとあなたの時間を浪費します(トビー経験済み 笑)気になる方はこちらから:
            TOEIC・英検に“多読”は必要か?|900点突破のカギは「精読→多読」の正しい順番だった!

            ⑤ 実践:アウトプットで“使える英語”に昇華する

            英語学習ピラミッドの頂点にあるのが、実践のステージです。

            ここは、TOEICや英検といった試験本番はもちろん、
            英会話・スピーキング・ライティングなど、現実世界で英語を使う領域。

            積み重ねた力が、ここで試される

            このステージでは、これまで積み上げてきたすべてが総合力として試されます。

            ・単語力(語彙)
            ・文法力(構造理解)
            ・精読力(読解の精度)
            ・多読力(スピードと耐久力)

            でも大丈夫。

            ここまで一段ずつ階層を積み上げてきたあなたなら、
            もう“仕上げるだけ”の状態に入っているはずです。

            試験対策も“構造の上に乗っている”

            TOEICであれば──
            時間配分・設問処理・先読みテクニック。

            英検であれば──
            記述問題・意見の論理構成・面接での瞬発力。

            これらのノウハウも、土台があってこそ機能するものです。

            ・精読力があるから、設問を先に読んでも本文に迷わない
            ・構文が見えるから、話すときにも論理的に組み立てられる
            ・多読で慣れているから、本番でもスピードと理解が両立する

            つまり、“実践”とは、地味な積み上げが初めて“使える武器”に変わる瞬間なんです。

            ピラミッドは、上に行くほど“地味な基礎”に支えられる

            トビーがTOEIC915点・英検1級を突破して強く感じたのは、まさにここ。

            結果を出すのは、いつだって“見えない基礎”だった

            語彙・文法・精読・多読──どれも地味で、すぐに結果が出るわけじゃない。

            でも、ピラミッドが崩れないのは、下の段があるからこそ。

            だから焦らず、一段ずつ。
            自分のペースで登っていきましょう!

            TOEIC900と英検1級はダブルで超えたいですよね。トビーの実録こはんな感じです:
            TOEIC900点はどう超えた?|迷走20年のトビーが初回915点を出せた理由
            英検1級はどう超えた?|迷走20年のトビーが“独学×AI”で突破した戦略

            まとめ|壁を越えた先に、“本当の英語力”が待っている

            山頂で両手を挙げて立つ人物。英語学習の壁を越えた達成感と自由を象徴している。

            英語学習のピラミッド──ついに頂点まで登ってきました。

            ここでいったん、タイトル回収!

            TOEIC900・英検1級で伸び悩むあなたへ|“精読の壁”を超える英語学習ピラミッド
            ……ってことで、トビーがここまで喋り散らかしてきた内容を、サクッとまとめます(笑)

            ・トビーはTOEIC800点台で「魔のゾーン」に捕まり、
            ・初めて「精読の壁」の存在を意識しました。
            ・精読とは、英文をSVOC+修飾語(M)に分解して論理的に読む技術。
            ・そこから、英語学習には“成長のピラミッド”という構造があると気づき──
            ・5つの階層(単語→文法→精読→多読→実践)を順に解説してきました。

            そして最後に、もう一つだけトビーからアドバイスを。

            ピラミッドの最後の階層、「実践」を抜けたあとは、いったい何をすればいいのか?
            その答えは──

            学んだこと、ぜんぶ忘れちゃってください!(笑)

            ……「んなバカな?」って思わないでくださいね。

            「学んだことを忘れる」というのは、
            意識せずとも、5つのプロセスが無意識に再現できる状態のこと。

            つまり、それこそが──

            ネイティブの感覚。
            そう。これこそが、すべての英語学習者が最終的に目指すべき“自然体の英語力”なんです。

            トビーが思う真の英語力とは、

            正しい努力」 × 「集中的な時間投資

            このちょっと怪しい(笑)ブログで、
            その2つの武器を手に入れて、一緒に“目指すべき領域”まで行っちゃいましょう!


            このブログを書いた人:トビー
              英語で20年迷走して、今は怪しげなブログ運営してます(笑)

            トビー

            ・TOEIC900・英検1級のトリリンガル(日・英・中)。
            ・英語学習20年の迷走を経て、「精読の壁」を突破しました。
            ・今は、英語に悩む方へ、自分の経験から気づきを届けています。

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            このブログについて|20年迷走して気づいた“精読”の力とTOEIC900の壁

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