精読ノートの作り方完全版|TOEIC900・英検1級を支えた”見える化”勉強法

デスクでノートにペンを走らせる女性の手元|PCを横に置いて勉強しているイメージ

息子(中3)の数学ノートに書いてあったのは、殴り書きされた筋トレの回数だけだった問題。


自分の書いた字が、あとで読めなくなる問題。

ぜったい、誰もが一度は経験しているはず。
(ここでの異論は許しません。)

手書きは嫌い。なぜなら、後で困るのは自分だから(笑)

そういう理由で、キーボードのタイピングだけはマッハでこなせるトビー。
社会人になってからウン十年、手書きの勉強用ノートなんて、まーなかったですね。
……精読に出会うまでは。

そう、このブログのテーマでもある、精読

ポレポレの西きょうじ先生に出会ってしまってから(注:YouTubeを視聴しただけ)、精読だけは手書きでないとあかんやつって実感。

あれだけ手書き大嫌い派だったトビーが、構文読解だけはきちんとノートを起こしていた驚愕の事実。

振り返って、あまりにレアなケースだと気がついちゃいました。
で、思わずブログのネタにしてまいました↓

精読ノートの作り方完全版|TOEIC900・英検1級を支えた”見える化”勉強法

デジタル派でも紙派でもOK。
でも、精読ノートはきちんと作りましょう。

ってことで、今日も元気に行ってみましょう!

このブログでわかること

・精読ノートの「ダメなパターン」と、その理由
・SVOC+Mの色分けルール──トビー流を完全公開
・紙派・デジタル派、それぞれの作成ステップ
・精読ノートは”作る”より”見返す”が9割

そのノート、あとで見ても意味わかりますか?

精読ノートの話をする前に、まず「やってはいけないノート」の話から始めさせてください。
トビーの黒歴史が、ここでも役に立ちます(笑)

鉛筆一色・殴り書き・解読不能──トビーの黒歴史ノート

精読を始めた最初の頃のトビーのノート。

一言で言うと、暗号でした。

鉛筆一色。
殴り書き。
SVOCの振り方もバラバラ。
矢印の意味も、翌日には自分でわからない。

「昨日のトビー、何が言いたかったの?」

——そう突っ込みたくなるノートが、山ほど出てきます(涙)

これ、笑い事じゃなくて。

精読ノートの目的は、「英文の構造を自分の言葉で見える化すること」。
あとで見返して意味がわからないノートは、作業ログでしかありません。

ノートを”資産”にするか、”ゴミ”にするかは、最初の設計で決まります。

<strong>トビー</strong>
トビー

息子の数学ノートを見て「筋トレかつ、暗号やん」と思ったトビー。でも自分の精読ノートの黒歴史を思い出して、そっと口を閉じました(笑)

精読ノートに必要な”3つの要素”とは

ダメなノートの共通点を整理すると、逆に「必要な要素」が見えてきます。
トビーが考える精読ノートの3要素はこれです。

① 再現性
あとで見返したとき、英文の構造がすぐに思い出せること。
② 一貫性
色分けや記号のルールが毎回同じであること。
ルールがバラバラだと、復習のたびに「これ何だっけ?」が発生します。
③ 余白
書き込みで埋め尽くさないこと。
復習時に気づいたことを追記できるスペースが、ノートを育てます。

この3つを意識するだけで、精読ノートの質は段違いに変わります。

精読がなぜ大切なのか、根本から知りたい方はこちらからどうぞ。
▶︎その英文、ほんとに読めてる?|TOEIC・Part7で”目が滑る”人が知らない読解の真実

まず決める!精読ノートの基本ルール

精読ノートで一番大事なのは、実は書く内容よりも「ルールを決めること」です。
色分けと記号を固定してしまえば、あとは機械的に手が動くようになります。

トビー流・精読ノートの基本ルール|S・V・O・C・Mそれぞれの色と記号

トビーが実際に使っているルールけはこれです。

要素記号
SVOCMピンク下線+アルファベット
句(短い)( )
句(長い) { }
[ ]
接続詞(and, orなど)四角で囲む

これだけだとちょと分かりにくいので、トビーのノートを公開いたします↓

精読ノートのSVOCM色分けルール表とトビーの手書きノートの写真

これ、ポレポレYouTube講座の板書で、じつは上記のルールも西きょうじ先生が使われているものとほぼ同じです。

ポイントは、文の構造がどうなっているか、一目でみてわかること。

・文の構成要素(SVOCM)は読解の基本
・句・節がわからないと、不雑な文は読めない
・接続詞の範囲が限定できないと、意味が別物になる

あくまで、「精読」の観点から色分け・記号分するのがポイントです。

<strong>トビー</strong>
トビー

これをベースに、自分流にアレンジしてもOK。完璧な決まりはありません。ルール作りで力尽きるパターン、トビーも経験済みです(笑)

修飾語(M)の見分け方──ここが精読の本当の肝

SVOC+Mのうち、一番やっかいなのがM(修飾語)です。

SVOCは文の骨格なので、ある程度パターンが決まっています。
でもMは、前にも後ろにも、文中のどこにでも現れる。

見分けるコツは、シンプルです。

👉 「これ、なくても文が成立するか?」と問う。

成立する → M(修飾語)
成立しない → SVOCのどれか

たとえばこの文。

The report, which was submitted last Friday, caused a serious problem.

“which was submitted last Friday” を取っても、

The report caused a serious problem.

——文は成立します。
つまりこの関係詞節はM。

この「なくても成立するか?テスト」を繰り返すことで、Mの感覚が体に染み込んでいきます。

<strong>グラミー</strong>
グラミー

Mの見分けに迷ったら、まず( )で括ってみましょう。括った部分を取り除いて文を読み直す。これだけで、骨格がくっきり見えてきます。

色分けルールは”固定化”してこそ意味がある

色分けルールは、決めたら変えない
これが鉄則です。
なぜか。

精読ノートの本当の目的は、「英文構造を見える化すること」。
でも毎回ルールが変わると、見返すたびに「この色、何だっけ?」が発生して、
復習の効率が一気に落ちます。

脳にとっても同じで、ルールが固定されていれば色を見た瞬間に構造が飛び込んでくる。
これが、精読の自動化につながっていきます。

最初は「なんとなく決めた」ルールで構いません。
大事なのは、決めたら全部の英文で同じルールを使い続けること。

英文の構造を正しく読む力が、スコアに直結します。こちらも合わせてどうぞ。
▶︎英語長文がどうしても読めない!|英検1級・TOEIC900が教えるシンプル読解のコツ

紙ノート派のための精読ノート作成ステップ

色分けルールが決まったら、いよいよ実践です。
まずは紙派の方向けに、トビーが実際にやっていた手順をそのまま公開します。

道具はシンプルでいい──ペン・ノートだけで始める

「精読ノートを始めよう」と思ったとき、最初にやりがちな失敗があります。
それが、道具を揃えることに全力を注ぐやつ(=トビー)(笑)

おしゃれなノート、4色ボールペン、蛍光ペンセット……
——揃え終わった達成感で、満足してしまうパターン。

トビーも経験済みです(涙)
実際に必要なのは、これだけです。

道具トビーのおすすめ
ノートA4かB5のキャンパスノート。罫線があれば何でもOK
ペン2〜3色のボールペン。ジェットストリームが書きやすい
教材精読したい英文のコピー(または本に直接書き込む)

必要であれば、これに蛍光ペン2色もあれば十分でしょう。
あまりノートがハデハデすぎると、後で見返した時に目がチカチカします(笑)。

1文を分解する手順|SVOC+Mの振り方と矢印の使い方

道具が揃ったら、いよいよ1文を分解していきます。
トビーの手順はこうです。

① まず主語(S)を探す
英文を見たら、最初に主語を見つける。
「誰が」が確定すると、文の理解がスムーズになります。
② 動詞(V)を確定する
次にVを見つける。
文の骨格はVから始まります。
③ O・Cを確定する
Vの後ろを見て、文型(SV / SVO / SVC…)を判断する。
④ 残りをMとして括る
SVOCに該当しない部分を、括弧の種類で括っていく。
⑤ 矢印で修飾関係を示す
どこにかかっているかを矢印で明示する。
これが「見返したときに意味がわかる」ノートの決め手です。

文章が複雑になってくると、SとVの特定に頭を悩ますこともしばしば。そういう時は、Vから先に見つかることもあります。

ポイントは、英文を正確に「因数分解」してゆくこと。

最初は誰でも時間がかかります。
でも大丈夫。
慣れれば頭から英文のまま理解できるようになります。
それが、読解速度の向上につながります。

復習しやすいノートにする”余白の使い方”

精読ノートは、書いたら終わりではありません。
見返すことで初めて資産になる。
そのために、余白の設計が重要です。

トビーが実践している余白ルールはこれです。

英文は、1行開けて書く。

精読ノートは、後からどんどん情報が足されてゆきます。
矢印やらカッコやら……

なので、初めからギチギチに書いてしまうと、あとからとっても見にくくなります。

そして、あとから何度でも見返して復習する。

この設計があるだけで、復習のたびに「書き足せるノート」になります。
ノートは完成品ではなく、育てるものです。

読の次のステップ、多読との関係も整理しておきましょう。
▶︎TOEIC・英検に”多読”は必要か?|900点突破のカギは「精読→多読」の正しい順番だった!

デジタル派のための精読ノート作成ステップ

「紙は面倒くさい」「どうせならデジタルで完結させたい」
——そのお気持ち、トビーも痛いほどわかります。

ここでは、iPad×GoodNotesを使ったデジタル精読ノートの作り方を、実践ベースで解説します。

実際トビーも、TOEIC900越え、英検1級の勉強では、ほぼこの組み合わせを使いました。いまではiPadが3台に増えていることは、奥さんには内緒です。

GoodNotesの色設定はこうする──トビー流セッティング公開

GoodNotesを開いたら、まずペンの色を上記で決めたルール通りに登録してしまいましょう。

毎回色を選ぶ手間がなくなるだけで、精読のリズムが格段に上がります。
トビーのセッティングはこうです。

ペン用途
ペン①ピンクSVOCM(アルファベット記入)
ペン②句・節の括弧
ペン③接続詞の四角囲み

で、結構な神機能がコレ↓

Apple Pencil Pro + iPad(M2以上・iPadOS 17.5以上)の組み合わせで、Apple Pencil Proを横から強く押し込む(スクイーズ)ことで、パレットメニューをノート上に呼び出すことができます。

特にiPadが大きいと、ペンの色を変えたり消しゴムに切り替えたりが地味に面倒。
この機能を使いたいがためにiPadとApple Pencilを買い替えてしまったことは、
トビー奥さんは知る由もありません(笑)

英文をインポートして書き込む──PDF活用のワークフロー

デジタル精読ノートの核心は、英文をPDF化してGoodNotesに取り込むことです。
トビーの実際のワークフローはこうです。

トビーの実際のワークフローはこうです。

① 英文を用意する
BBC・CNN・TED-Edのスクリプト、TOEIC公式問題集のスキャンデータなど。ブラウザのページをそのままPDF保存するのが一番手軽です。
② GoodNotesにインポートする
「+」ボタンからPDFを取り込むだけ。
行間が狭い場合は、印刷設定で拡大してからPDF化するのがおすすめです。
③ Apple Pencilで書き込む
H2-2で決めたルール通りに、SVOCM・括弧・矢印を書き込んでいく。
指で操作、Pencilで書き込み——この使い分けが快適な精読の秘訣です。
④ ページを複製して「復習用」を作る
書き込み済みページを複製し、書き込みなしの白紙ページも残しておく。
「もう一度自力で解析する」ための素材として使えます。

で、これにハマったトビー。
ありとあらゆる本をスキャンしてはGoodNotesにインポート。
精読に膨大な時間をかけたという沼っぷり。

みなさんはマネしないでください(笑)

<strong>グラミー</strong>
グラミー

iPad×GoodNotesは本当に便利ですが、トビーの精読オタっぷりには困ったものです。みなさんはほどほどにしましょう。

デジタルノートで”復習ループ”を回す方法

デジタルノートの最大の強みは、検索・整理・持ち運びがすべて1台で完結すること。トビーが実践していた復習ループはこうです。

週次レビュー(週1回・15分)
その週に精読した英文を見返す。
理解が浅かった構文に、赤でコメントを追記する。
月次レビュー(月1回・30分)
過去1ヶ月分のノートをざっと流し読みする。
GoodNotesの「スター機能」で重要ページにマークをつけておくと、一瞬で呼び出せます。

紙ノートと違い、コピー・移動・検索が自由自在なのがデジタルの真骨頂。
一度作ったノートを、何度でも違う角度から使い倒しましょう。

iPadを英語学習にフル活用する方法はこちらにも詳しく書いています。
▶︎英語学習にiPadは必要?|英検1級・TOEIC900が実践した最強勉強法

まとめ|精読ノートで”読める英文”が変わる

複数人がデスクの上でグータッチをしている手元の写真|チームで目標を達成するイメージ

さあ、タイトル回収のお時間です。
今回の記事タイトルは——

「精読ノートの作り方完全版|TOEIC900・英検1級を支えた”見える化”勉強法」

でした。
手書き大嫌いだったトビーが、精読だけはノートを起こしていた。
その理由が、この記事を書いていて改めてよくわかりました。

英文構造を”見える化”することで、はじめて英語は読めるようになる。

感覚で読むことは、もう終わりにしましょう。
今回のポイントをサクッとまとめます。

・精読ノートはまず色分けルールを固定化することが最優先
・紙派もデジタル派も、基本の手順は同じ。SVOC+Mを因数分解してゆく
・ノートは作るより見返すことで初めて資産になる
・翌日・週次・月次の復習サイクルを回すことで英語力が本物になる

精読ノートは、難しくありません。
ルールを決めて、1文ずつ丁寧に分解する。
それだけです。

でも、その「それだけ」を続けた人だけが、
本当に読める英語力を手に入れます。

いっしょに進んでゆきましょう。


このブログを書いた人:トビー
  20年迷走して、ようやく“精読の壁”を超えた人です(笑)

トビー

・TOEIC900・英検1級のトリリンガル(日・英・中)。
・英語学習20年の迷走を経て、「精読の壁」を突破しました。
・今は、英語に悩む方へ、自分の経験から気づきを届けています。

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