「やってたのに伸びない」——それ、たぶん“逆方向”に努力してるかも。
トビーは20年間、全力で間違えてました(笑)
「TOEIC900点? 英検1級?——そんなの“別世界”の話だと思ってました。」
こんにちは、元・迷走英語学習者のトビーです。
今でこそTOEIC915点・英検1級の肩書きを名乗ってますが、そこに至るまでの道のりは、まあ、ひどいもんでした。
・YouTubeの「これだけで900点」動画に踊らされ
・単語だけは完璧なのに、Part7で毎回撃沈
・気づけば文法書の山だけが高くなるばかり……
——そんな“英語学習の地獄巡り”を20年続けたトビーが、いま声を大にして言いたいのはただ一つ。
「やってはいけない勉強法、ほんとに存在します!」
努力は裏切らない——けど、努力の“方向”を間違えると、時間は残酷に失われていく。
この記事では、かつてのトビーがハマった「絶対にやってはいけない勉強法」を5つ、赤裸々に紹介。
他人の失敗は、甘い花の蜜(笑)
同じ轍を踏まないために、ぜひ笑いながら読んでってください。
これ、全部やってた…|英語が伸びない人がハマるNG習慣5連発!
簿記や宅建なら、上位資格まで数年。
でもトビーがTOEIC900&英検1級にたどり着くまで、まさかの20年かかりました。
理由はシンプル。やり方を完全に間違えてたからです(笑)
——というわけで、ここではトビーがハマった「NG習慣5つ」をご紹介。
全部やると、遠回り確定です!
①トビー、高校英語で爆死|その原因は“文法逃げ”でした(笑)
過去完了・関係代名詞…もうムリ!|文法アレルギー全開時代
英語? はい、好きでした。ホントに。
小・中学生までは「英語だけは天国」状態。
週1のネイティブ塾でゲーム感覚の英会話を8年間、テストはほぼ無双。
でも——高校1年、教科書の1ページ目で、すべてが崩壊しました。
文法用語の大洪水。
「I used to like English…」どころか、気づけば「I hate grammar!」と叫ぶ日々。
その後3年間、英語の授業はまさに苦行。
推薦で大学にすべり込むまで、ずっと“文法恐怖症”を抱えたままでした。
禁断症状は「英文見たら放心状態」|学習逃避モード発動
1. SVOC は暗号:目的語・補語、何ソレ?状態
2. 過去完了 = ブラックボックス:なぜかこの概念が理解できない。
3. 関係代名詞 = 禁句:史上最悪。見るだけで放心(笑)
大学でのホームステイや海外旅行で “中学英語だけで通じる快感” を覚え、文法逃避を正当化。社会人になっても続き、20年の迷走へ……。
文法脱落からの回復法|トビーの処方箋公開!
あれほど嫌いだった文法に、どう向き合えるようになったのか?
答えは、意外にもシンプルでした。
「精読の観点」で文法を見るだけでよかったんです。
社会人の英語学習は、受験英語とは違います。
文法は“覚えるための知識”じゃなくて、読むためのツール。
トビーがやったのは、たったこれだけ:
1. 中高英文法は“さっくり”復習|完璧主義になると、時間が溶けます(←経験者)
2. SVOC+Mの概念をインストール|英文は“メイド・オブ・SVOC+M”です(笑)
3. 精読↔︎基礎文法をループ|精読でわからなかったら、そこだけ文法に戻る!
文法書、最初から最後まで覚えようとしてません?
それは文法マニアの領域です(笑)
大事なのは、「精読に必要な文法」だけを重点的に仕上げること。
「文法は精読で使うためのツール」、そんなゆるい捉え方でOKです。
② ページはめくれても、脳は空っぽ|多読信仰の末路(笑)
はいはい、次の黒歴史行きます(笑)
読んでも読んでも、頭に残らない|“多読依存症”だった頃
TOEIC900 を狙うには Part 7 の長文を高速処理――そう聞いて飛びついたのが、みんな大好き “多読トレーニング”。ところが、文法恐怖症をこじらせたトビーは
「単語さえ拾えれば、だいたい内容は分かるでしょ?」
と “フィーリング読み” に傾倒。結果、
・公式問題集の読了冊数は増えるのに なぜかスコアは停滞。
・時間に急かされて英文の上で目が「上滑り」してしまう → 内容が頭に入らない
・間違いを復習せず “理解した気” が量産。
多読沼にどっぷり|「わかった気」だけが増えていく日々
1. 問題集を次々買い増し
・「物量こなせばいつかは速読王に」の妄想 → 「雰囲気読み」繰り返し。
2. 公式問題集 Part 7 をとにかく時間重視で解く
・「焦って内容がつかめない」→「理解できないからスコアが停滞」の悪循環。
3. “Part5特訓で900点”という動画を盲信
・肝心の長文対策を後回し。結果、Part7で大量に問題残し。
なぜだか、かけた努力に実力が伴わない・・・。
TOEIC停滞期、今思い起こしても辛い日々でした(笑)
結局、順番がすべてだった|精読なき多読は意味をなさない!
1. パラグラフを SVOC+M で解体し構造定着。
・「構造が見える=意味が定着」を体感してから量を増やす。
2. “知らない単語=付箋” ルール
・推測読みに逃げず、語源や用例を即メモ → 語彙の穴を可視化。
3. 多読は “既習8割+未知2割” の快適ゾーンで
・理解率60%以下は “勉強した気” を量産するだけと肝に銘じる。
結局“多く読む”と“正しく理解する”は別競技なんですよね。ピラミッドの土台(単語+文法+精読)が固まってこそ、多読は“加速装置”になります。
なぜだか多い、単語とPart5対策ばっかりやるTOEIC学習者。
はい、トビーもまさにそれでした。
そもそも多読って本当に必要なの??ってところに切り込んでみました。
→多読って本当に必要?20年迷走したトビーの“結論”
③ TOEIC900の天井に激突!|単語&Part 5信者の末路
語彙と文法だけで900点?|そんな甘くなかった(笑)
YouTube や SNS でよく見るフレーズ――「金フレ+でる1000を極めれば 900 点は余裕」。真面目に信じたトビーは、朝 4:30 起床・土日8時間コースで
・金フレ周回 → 全単語0.5秒で意味が頭に浮かぶように
・公式問題集 1〜6 を “タイムアタック” で7周以上!
・Part 5 だけはとにかく「でる1000」で強化
……にもかかわらず、スコアは 850 付近で硬直。特にリーディング Part 7 が時間切れ祭り(涙)で、いつも15問以上残る。
900点の天井が見えた日|何かが“足りない”と気づいた瞬間
超えそうで超えられない900点・・・。今だからわかる要因を3つ。
1. ボトルネックは“読む速度”ではなく“読む精度”
・単語は全部わかるのに、なぜか意味が残らない。選択肢と本文の無限往復地獄で時間切れ(涙)
2. スコア分布の罠にハマる
・「TOEIC900=L480+R420」と聞いて、完全にリスニング偏重の勉強。リスニングは順調に伸びる。でも「リーディング力」がないと、900は越えられない。
3. 「Part 5 出血大サービス作戦」の限界
・Part 5 を全問正解しても Reading 全体の得点率は約3割。Part 7 が崩れると焼け石に水――という事実に、後から気づく。もちろん Part7 のスコアが上がらないと Part6 も上がりません。
最後のピースは“精読”だった|学習ピラミッド完成!
ステップ | 目的 | 具体策 |
①英文法を復讐 | 文型・修飾関係を瞬時に認識 | 高校英文法をサクッとで総復習 |
② 1日1パラグラフ精読 | “読む精度”を筋トレ | 《SVOC+M》を色分け → 構文解析で理解度UP |
③ 公式問題集で “構造→速度” | 精度を維持したまま加速 | ①②で解体した構造を意識しつつ制限時間を徐々に短縮 |
④ 語彙 & Part 5 は“支柱”扱い | 基礎体力として継続 | 金フレ・でる1000ばかりに頼らない |
単語&Part 5 は必要条件、十分条件ではない。
精読 → 構文把握 → 長文読解速度 の順にピラミッドを積んでこそ、Reading 420 → 900 点突破が現実になります。
TOEIC900・・・それは心の耐久レース。トビーの苦しみ、お裾分けいたします(笑)
→英語力より、心の耐久力。TOEIC900点は“精神修行”だった件
④ 実務で使ってるのに上達ゼロ?|それ、“学習”じゃないかも
「使ってるだけ」じゃ英語は身につかない現実
海外営業、貿易実務、外資系勤務……
毎日、メールや打ち合わせで英語を“使っている”のに、
なぜかスコアも表現力も、まったく伸びない。
原因はシンプル。
使ってる内容が“いつも同じ”だからなんです。
たとえば、こんな定型フレーズのループ:
Please check the attached invoice.
Looking forward to hearing from you soon.
この“お決まり10個”で、気づけば1日が終わってる(笑)
しかも、
・フィードバックがゼロ
・誤用があっても「通じればOK」でスルー
・「使ってる=学んでる」という大誤解…
こうして完成するのが、
英語使用頻度は高いのに、まったく鍛えられない「業務英語ループ」です。
これ、抜け出すのにトビーは何年もかかりました……。
「直しながら使う」でようやく上達が始まった|業務英語の逆転活用法
ステップ | やること | ツール・例 |
① 外部フィードバック導入 | あやふや表現、文法をチェックする | ChatGPTにチェックを依頼ー最強の英語教師です |
②“型”のアップグレード | 正しい定型文を拡張 | I appreciate your prompt feedback. などビジネス定番を追加 |
③業務⇄試験ブリッジ | TOEIC、英検で学んだ語彙、表現を使ってみる | 公式問題集(TOEIC)、過去問題(英検)がコスパ最強 |
英語は“使う”だけでは筋肉になりません。“使う→直す→使い直す” で初めて英語が強化学習化します。
⑤ 勉強法を渡り歩いて、SNS見て病んだ|英語メンタル崩壊の日々(笑)
「あの教材が神」って聞くたびに、自分のやってた勉強がゴミに思える
・気になる参考書を見つけてはポチッ → 理解度中途半端で戦線だけ拡大
・英語アプリを多用 → 復習サイクルはゼロ
・SNSで「1か月で900点!」ツイートを見ては自己嫌悪…
こうして “ノウハウ収集=勉強した気” 状態に陥り、挙句「自分は才能がない」とメンタルが摩耗します。
スタート地点は、人それぞれ。
あの英語系YouTuberが“たった3ヶ月”で取った900点も、あなたには1年かかるかもしれない。
でも、それでいいんです。だって比べる相手が違うから。
つい、「生存者バイアス」や「権威性」に引っ張られて、
“あの人の言うことは全部正しそう…”って思いがちだけど、それ、全部「編集された成功例」なんですよね。
比べるのは他人じゃなく、昨日の自分|一点突破が救いになった話
明日から始められる処方箋、まとめてみました。
処方箋 | やること | コツ |
① 軸教材を1冊に絞る | 迷ったら “評判×相性” でベストを選び まずは1冊をやり切る | 例:TOEICだったら公式問題集一本で! |
②SNSデトックス | 試験1か月前は情報遮断 → 比較ノイズ減 | 他人と比べず、前回の自分との得点差に集中 |
③ごほうび設計 | 軸教材完走=お気に入りカフェ、スコア更新=小旅行 | 脳に“達成=快感”を紐づけモチベ維持 |
ポイントは、教材は“量より完遂率”、比較相手は“過去の自分”。この2点を守るだけで、メンタルとスコアの両方が安定しますよ。
……正直、トビーはこれ全部やってました(笑)
でも大丈夫。ここから学び方を変えたことで、英語力もスコアも一気に変わったんです。
次はその「変えたポイント」を、ひとつずつご紹介していきます!
人はなぜTOEICに挑むのか? それは、そこにTOEICがあるからだ(A. Tobey)笑
→TOEIC900点はどう超えた?|迷走20年のトビーが初回915点を出せた理由
正しい努力には“順番”があった|ピラミッド学習法のススメ
ひとまず英語の勉強の最終ゴールを「TOEIC900点以上」「英検1級」だとします。
そこに至るまではどのような学習プロセスがあるのでしょうか?
これは、20年迷走したトビーが全力で伝えたい教訓(笑)
英語力を確実に積み上げていくには、
「単語 → 基礎文法 → 精読 → 多読 → 実践アウトプット」という5層のピラミッドがカギになります。
この順番を守れば、遠回りが“最短ルート”に変わる瞬間が来るんです。
⬇️ これがトビー式・英語力の成長ピラミッドです。

ポイントは、一つの層を“完璧にしてから”上へ進むのではなく、
ある程度できたら、まず上にチャレンジしてみること。
そして、もしつまずいたら、また下の層に戻ってOK。
そんなふうに柔軟に行き来しながら、少しずつ上級レベルに近づいていけばいいんです。
それでは、一番下の階層から順に解説していきますね!
①語彙は基礎体力|“知ってる”から“使える”へ進化せよ
まずは単語。一番下にある層ですが、単語の勉強には終わりがありません。
「見た瞬間に意味がパッと出る」レベルまで、繰り返し叩き込むのが肝。
トビーは当時、同じ単語帳を30周以上回していました。
しかも「書いて覚える」は一切ナシ。“目で見て思い出す”をひたすら繰り返しました。
目安となる語彙数は目指すレベルによってまちまちです。
TOEIC900点越えでは7,000〜9,000語、英検1級では10,000〜15,000語と言われています。
語彙はいくらあってもいい。
でも単語だけ覚えても文章は読めるようになれません。
覚えた単語が「文の中で見える・使える」状態になって、はじめて“武器”になるんです。
② 文法を鍛え直せ!|“SVOC=英語の筋トレ”説
英語を読みこなすには、中学・高校レベルの文法を“さくっと復習”しておくことが超重要。
特に社会人の学び直しでは、総合英語 Evergreenなどの文法書を短期集中でやり切るのが◎です。
中でも、SVOC(文型)の判別は読解のキモ。
ここだけは、ちょっと時間をかけてもいいパートです。
そして意外と軽視されがちなのが、M(=修飾語)という考え方。
たとえば——
「前置詞+名詞」が副詞句として動詞を修飾する。
関係代名詞なんて、ぶっちゃけ“名詞を説明する修飾語”の仲間ですよね?
精読の観点から言えば、
英文はすべて「SVOC+M」のパーツでできている。
この構造が正確に見えれば、
英文の意味は“パズルを組むように”スルスル理解できるようになります。
③ 精読は“分解&再構築”|英語の内部構造を見破れ!
精読のやり方については、ここでトビーが語るより、プロに学んだほうが速いです(笑)
まずは、以下の2冊で精読の“型”を徹底的にインストールしましょう:
『英文読解入門基本はここだ!』
『ポレポレ英文読解プロセス50』
次に取りかかるのは、徹底的な構文読解トレーニング。
TOEICの公式問題集でも、英検の過去問でもOK。
とにかくSVOC+Mの構造を100%把握するまで“分解・再構築”あるのみ!
何度でも言いますが——
英語をフィーリングで読んではダメ。
特にTOEIC900点や英検1級を目指す人にとって、
「なんとなく読めた」は最大の落とし穴です。
ここを乗り越えないと、読解問題のスコアは必ず頭打ちになります。
精読?? 知りませんでしたーーはい、20年間(笑)。英語学習の突破口、知りたいですよね?
→20年迷ったトビーが気づいた、“精読”だけが持つ英語のブレイクスルー力
④ 読みまくって“慣れ”を作れ|多読で反射スピード&背景知識UP!
“西の多読、東の速読”——英語学習界の二大スター、みんな一度は憧れますよね(笑)
「精読を完全にマスターしないと多読しちゃダメ!」なんて極端なことは言いません。
読むコンテンツの難易度にもよりますし、楽しく読めるならそれも立派な学習。
でも、トビーとしてはこう思います:
せっかく多読を楽しむなら、「精読の壁」を越えてからにしてほしい。
なぜかって?
その方が、読めるジャンルが圧倒的に広がるからです。
というか…正直に言います。
精読おろそかさんのムリな多読は、読解力の向上にほぼつながりません。
むしろ・・・正確な理解の伴わない多読は時間の浪費。(←経験済み)
ちなみにトビーは、CNNやBBCのニュース記事を読むのが定番。
・構文の反復で反射スピードが上がる
・科学系のトピックは英検1級にも直結
など、実用性も高くておすすめです!
⑤ アウトプットは“記憶のセメント”|使ってこそ定着!
やっぱり、言葉はナマモノ。使わないでいると、すぐに傷む(涙)
メール・会議・資格試験など、実践の場で“精度×速度”を試しまくることが大事です。
たとえば:
・学んだ表現を仕事で即使う
・TOEICや英検を定期的に受けて、成果を“数値化”
この「使う→測る→修正」のループが、記憶をどんどん“固めて”くれます。
トビーも、中国出張で久しぶりに現地入りすると、
最初の2日は「言葉が口から出てこない地獄」
3日目、4日目でようやくスイッチが入り、5日目でようやく調子が出たかと思ったら…帰国日。
だいたいいつもこのパターンです(笑)
何百時間もかけて学んだ語学が、ただ眠っていくだけなんて、もったいなさすぎる。
最近はオンライン英会話も手軽にできる時代。
意識的にアウトプットの場をつくって、英語を“ナマ”で動かしていきましょう!
アウトプットは“最後の層”にして、“語学力を固定化する決定打”。
この一歩で、あなたの英語は“本物”に近づきます。
英語学習のピラミッド、こちらで詳しく語ってますよ〜
→英語学習のピラミッド、登れてますか?|TOEIC900・英検1級に効く“階層突破”の思考法
まとめ|英語は遠回りしてもいい。“正しい順番”がわかれば、それが最短ルートになる

やってはいけない勉強法5選、いかがでしたでしょうか?
トビーの失敗の本質は、「順番」と「フィードバック」の欠如でした。
でも逆にいえば、5層ピラミッドを“順番どおりに積んで”、必要なタイミングで矯正(フィードバック)を入れれば
①語彙+基礎文法で“読める土台”を作り
②精読で構造と意味を100%リンクさせ
③多読で処理回路を自動化し
④実戦アウトプット+フィードバックで知識を永久保存
この流れを回し続けるだけで、
TOEIC900・英検1級なんて “副産物” のようについてくるんです。
トビー20年の迷走=みなさんの20年分のショートカットマップ。
同じ穴にはもう落ちないでください。
最短ルートで、堂々ゴールに滑り込みましょう!🔥
このブログを書いた人:トビー
20年迷走して、ようやく“精読の壁”を超えた人です(笑)
トビーって何者?って思った方は、こちらをどうぞ(笑)
→このブログについて|20年迷走して気づいた“精読”の力とTOEIC900の壁
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