「買っただけの単語帳が、机の引き出しで眠っていませんか?」
——それ、トビーもやらかしました(笑)
「単語帳、買ったのに…結局続かない。」
「同じ単語を何度見ても覚えられない…」
そんな悩み、ありませんか?
こんにちは、英語学習迷走歴20年のトビーです。
トビーもかつて、単語帳を前に何度も挫折しました。ひたすらページをめくって、黙々と単語を暗記する単調な作業。特に「暗記が苦手」な人にとっては、ほとんど拷問(笑)
でも、あきらめずにやり方を変えた結果、無事TOEIC900点越え・英検1級レベルの語彙力を獲得。
その数、なんと1万語以上——本人もびっくりです。
単語を覚えるには、「ちょっとしたコツ」や“記憶が残りやすくなる仕掛け”が必要です。
トビーはこれを「記憶の仕組み」と呼んでいます。
単語暗記は、正面突破より「側面からの攻撃」が効く。
ちょっとした工夫で、心理的ハードルもグッと下がるんです。
この記事でお伝えしたいのは下記のこと。まるっとお届けいたします!
・単語帳の使い方
・記憶に残す工夫
・覚えにくい単語との相性問題
・記憶を強化する5つの変化球
それでは行ってみましょう!
英単語は“見れば覚える”じゃない|1周幻想からの脱却
なぜ覚えられない?それは「忘れる仕組み」があるから
「単語帳を1周したのに、ぜんぜん覚えてない…」
そんな経験、ありませんか?
トビーもかつて、DUO3.0を1周して「ふぅ、頑張った!」と達成感にひたってました。
でも、数日おいて単語帳を開くと——
見事に記憶に残っていない(笑)
——そう、「1回見れば覚えられる」なんて幻想だったんです。
なぜなら、人間の脳は「忘れる前提」でできているから。
これは“エビングハウスの忘却曲線”でも示されており、記憶は反復なしではどんどん消えていくのが前提なんです。
トビーも味わった“1周完了の虚しさ”
頑張ったのに成果が出ない。
努力した分だけ報われたいのに、記憶が追いついてこない——
その“虚しさ”、トビーもたっぷり味わいました(笑)
英検1級に必要な語彙数は、およそ1万5千語。
……いちまんごせんご(涙)
1回見ただけの単語なんて、正直「記憶にかすっただけ」にすぎません。
だから、1周したって覚えられないのは当然なんです。
だから、「仕組み」で記憶をサポートする
でも大丈夫。
記憶には“仕組み”がある。
だからこそ、才能や根性に頼らずとも、記憶は伸ばせるんです。
トビーがたどり着いたのは——
「書かずに、仕組みで覚える」というスタイル。
TOEIC900&英検1級にトライした時はこんな感じです:
・「書く派」から「書かない派」への転換(インプット優先の記憶戦略)
・「1日300語×3周+復習日」というリピートサイクル (忘却曲線に合わせて)
・思い出せなかった単語に「★」マークや付箋(復習対象を明示)
こうすることで、
「見たけど忘れた」→「再会して思い出す」→「だんだん定着する」
という流れが自然に生まれていくんです。
「書かずに覚える」についてはこちらの記事でも詳しく解説してます!
→英単語は「書かないで覚える」はアリ?|TOEIC900・英検1級を超えた記憶術の真実
単語帳は「出会い帳」|繰り返しと可視化で覚える
記憶は、「薄く何度も重ね塗りする」のがコツ。
人の顔って、一度見ただけじゃなかなか覚えられませんよね?
でも何度も会ううちに、自然と覚えてくる——あれと一緒です(笑)
何度出会うかがカギになる
単語帳って、「1度回せば覚えられる本」だと思っていませんか?
実はまったく逆なんです。
単語帳は、何十回も回してナンボ。
つまり、「記憶を重ね塗り」してゆくツール
人の顔と同じように、単語も“何度出会ったか”が記憶の定着に直結します。
トビーが英検1級の単語を覚えるときに意識していたのも、まさにこの「再会頻度」でした。
「見たけど忘れた」→「また出会って思い出す」→「いつの間にか定着する」
この流れを意図的に起こすことこそが、記憶の仕組み化です。
「○」「△」「×」マークで記憶を“見える化”
トビーが実践していたのは、記憶の状態を可視化すること。
具体的には、単語帳にこんなシンプルなマークをつけていました:
・「○」=知っている(すぐ意味が出てくる)
・「△」=あやふや(意味に少し時間がかかる)
・「×」=知らない(意味が出てこない)
たったこれだけのマークでも、自分の記憶状況がひと目でわかるようになります。
単語帳が、「暗記を強要する」呪いの本(笑)から
→ “記憶の進捗が見えるツール”に進化するんです。
この“見える化”があるだけで、復習の効率は劇的にアップしますよ。
“覚えた・覚えてない”を見分ける目を育てる
単語帳の目的は、すべての単語を完璧に暗記することではありません。
トビーだって、「英検1級 出る順パス単」を100%仕上げたわけじゃないんです(笑)
本当に大事なのは——
「覚えた単語」と「覚えていない単語」を見分ける力を育てること。
最初の段階では、ぜんぶ覚えようとしなくてOK。
むしろ最初は、「どこが弱点なのか」をあぶり出す“スクリーニング作業”に徹するのが正解!
たとえばトビーの実践例はこんな感じ:
・まずは200〜300語を1セットとし、ざっと一周見る
・単語を「○」「△」「×」でマーク分けする
・「△」「×」の単語だけを重点的に復習
この「分けて、狙って、覚える」スタイルを採用したことで、
記憶の効率はグンと上がりました。

この時、一度書いたマークは消さないのがコツ。「×」(バツ)から「△」(サンカク)へ、といった記憶の進捗度が記録でき、自分の「苦手な単語」もあとからわかります。
単語は英語学習の基礎中の基礎。では次は? こちらの記事で詳しく書いてます:
→英語学習のピラミッド、登れてますか?|TOEIC900・英検1級に効く“階層突破”の思考法
付箋で狙い撃ち!|覚えてない単語だけを復習
“完璧主義”から“ゆる主義”へ
単語帳って、「すべての単語を完璧に覚えないと意味がない」と思っていませんか?
それ、完全にアウトです(笑)。途中で挫折する未来がほぼ確定。
トビーも昔は、「最初から全部覚えるぞ!」という完璧主義で挑んでいました。
でもそのたびに、モチベーションが続かず、やる気が燃え尽きる……(涙)
特に、DUO3.0時代。当初はすべての例文を書いて書いて書いて…というゴリゴリの「書く派」でしたから、もう完全に“時間の叩き売り”してました(笑)
そこで、発想をガラッと変えました。
「全部覚える」じゃなく、「今、覚えていない単語だけを覚える」ことに集中しよう。
この意識転換で、暗記の心理的ハードルがぐっと下がりました。
完璧主義は、モチベーションの天敵。
ゆるく・気楽に・でも着実に。——それが、トビーの“ゆる主義”です。
付箋が多いのは、むしろ成長の証!
トビーが実践していたのは、「×」マークがついたページだけに付箋を貼る方法。
これは前章で紹介した「○/△/×」マークの仕分けステップの“次の段階”として使います。
やり方はとってもシンプルです:
1. 単語に「○」「△」「×」マークをつけて理解度を分類(前回の続き)
2. 単語帳を最低5回は回して「×」マークを減らしてゆく (繰り返し)
3. 「×」が残ったページだけに付箋を貼る(ページ単位の印)
4. 以降は、付箋のあるページだけを重点的に復習
5. 「×」マークが消えたら、そのページの付箋を剥がす
この方法、最初はもう単語帳が“ハリネズミ状態”になります(笑)
でも、そこを笑い飛ばしてOK。
なぜなら、それは「今の自分の記憶状態」が目に見えるようになったということ。
付箋が多い=まだまだ伸びしろがある証拠。
そして何より、毎回“完璧”を目指すストレスから解放されるのが大きなメリット。
復習の優先順位も明確になり、学習の持続力がぐんとアップします。

付箋は100円均一で買える、幅が細いものが良いですね。初めは単語帳が付箋だらけになりますよ。
「10%ルール」で達成感を視覚化しよう
トビーは、付箋学習に“ゴール”も設定していました。
それが——
付箋が全体の10%以下になったら、その単語帳は「一旦完了」扱いにする。
この“10%ルール”、正直めちゃくちゃ効果あります。
・100%を目指す必要がないので、心理的にラク
・残っている付箋=「やるべきこと」が一目でわかる
・付箋が減るたびに、視覚的に達成感を味わえる
付箋が1枚、2枚と減っていくと、それだけでちょっと嬉しいんですよね(笑)
単語の記憶は、あくまで「ゆる主義」でOK。
そもそも、単語帳だけで完璧に覚えるのは不可能です。
実際に英文の中で何度も出会ってこそ、記憶に定着していくものなんです。
よし、単語の覚え方OK! じゃあ次は多読って方、ちょっと待った。それホント? トビーが多読信仰についても切り込んでます。
→多読って本当に必要?20年迷走したトビーの“結論”
それ、“単語との相性問題”かもしれません
なぜか覚えられない単語には共通点がある
単語を覚えていると、たまに出会いませんか?
「何度見ても、なぜか頭に入らない…」
……こいつ、絶対何かある。
トビーにも、そういう“因縁の単語”がありました。それは——
experiment(実験)とexperience(経験)!
意味もスペルも違うのに、なぜか脳内でごちゃ混ぜに……
「エクスなんちゃら…どっちがどっちだっけ?」ってなるんですよね。
これ、もう完全に“単語との相性が悪い”としか言いようがない。
でも、こういう“覚えにくい単語”には、ちゃんと理由があるんです。
・スペルや発音が似ている単語がある
・意味が抽象的で、イメージしにくい
・登場頻度が少なく、記憶に定着しにくい
つまり、あなたのせいじゃない。
その単語がちょっと“めんどくさい性格”なだけなんです(笑)
相性の悪い単語はこう付き合え!3つの対策
相性が悪いからといって、避け続けると、ずっと苦手なまま。
だからトビーは、“あえて仲良くなる”戦略を取りました。対策はこの3つ!
① ペアで覚える|紛らわしい単語はセットで対処
混同しがちな単語は、「対にして覚える」のが有効です。
付箋に書いて単語帳に貼っておくと、違いに意識が向いて記憶が深まりますよ。
たとえば:
・experience & experiment (上述の通り)
・affect & effect (名詞?動詞? どっちなの?)
・curve & carve (いまだに混乱…笑)
② 語呂合わせで覚える
ある意味、単語は覚えた者勝ち。
どんな手段を使っても、定着すればOK!
ベタだけど、語呂合わせも超効果的です。
・書籍なら「ごろたん」(語呂で覚える英単語帳)が有名。
・ネットなら「英単語 語呂合わせ」で検索すると、かなりの情報が出てきます。
ちなみにトビーのおすすめは、YouTubeの「オレノドウガ」さん。
内容があまりにシュールで、脳ミソに焼き付きます(笑)
③ 1単語=1エピソードで覚える
エピソード記憶は最強。
自分なりのストーリーや感情を乗せて覚えると、忘れにくさが段違いです。
・infer(推測する)→ in(中に)+ferrari(フェラーリ)
・laudable (賞賛に値する) → オードブル(前菜)、だからローダブル(=賞賛)!
ちょっとバカバカしいくらいでちょうどいい(笑)
笑い・感情・ストーリー=最強の記憶フックです。
苦手単語こそ“笑って出会い直す”が正解
語彙数1万語を超えた今でも、トビーには何度も出てくる“苦手常連”単語がいます。
でも、もう開き直ってます。
「相性が悪いんだから、もう仕方ない(笑)」
やっぱり、単語の記憶には「ゆる主義」がぴったり。
付かず離れず、違う文脈で、「その日」が来るまで何度でも出会いましょう。
……恋愛かって話です(笑)
それでもメンタルが続かんよーって方。こちらの記事、見てみます?
→英語は“willの力”で決まる|TOEIC900点&英検1級を超えたトビーの覚悟と戦略
トビー式・記憶を強化する5つの変化球
ここまで読んでくださった方は、もうお気づきだと思います。
単語の記憶は、「才能」や「努力量」だけじゃ決まりません。
むしろカギになるのは、「どれだけ自分の脳に合ったやり方を仕込めるか」という“仕組み力”。
そこで最後に、トビーが20年かけて辿り着いた「五感 × 科学 × 習慣」のミックス技、
記憶に効いた“5つの変化球”を一気にご紹介します!
① ジョギング中に“ながら暗記”で脳を活性化!
トビーは週末、河川敷をジョギングしながら単語アプリを流していました。
走るペースに合わせて、英検やTOEICの単語をシャドーイングしたり、ただ聞き流したり。
ポイントは、「単語と風景・リズム・呼吸がセットで記憶されること」。
ある日ふと「あ、この単語、あの橋の横で聞いたやつだ」と思い出すんです(笑)
これは“エピソード記憶”と呼ばれる現象で、「どこで出会ったか」も一緒に記憶されることで、思い出しやすくなるという脳の特性なんです。

しかも、有酸素運動はBDNF(脳由来神経栄養因子)を増やし、記憶力アップにも効果があると科学的に証明されています。
② 発音とセットで覚えると記憶が2倍強くなる
単語を“目で読む”だけでは、記憶は片手落ち。
「目+耳+口」=三位一体で記憶に残るんです。
トビーは必ず、英単語を声に出して、正しい発音で覚えるようにしています。
たとえば:
例)
subtle(サトル)→「え、t読まないの?」
aisle(アイル)→「アイスルって読んでた…」(笑)
こういう「発音ショック」があると、逆に強烈に記憶に残るんですよね。
さらに、発音を覚えるとリスニング時にも意味が瞬時に引き出せるようになるので、インプットとアウトプットの両方に効果大です。
③ 発音記号を味方にすると“英語の音”が見える
「英語の音が聞き取れない…」
そう感じる人は、発音記号を“ほんの少し”理解するだけで世界が変わります。
たとえば:
・/ə/(シュワー)→ about, banana などの曖昧母音
・/θ/(無声音)→ think, thank
・/ð/(有声音)→ that, this
トビーが読んでいたのは、
『発音の鬼が日本人のためにまとめた ネイティブ発音のコツ33』(明日香出版社)
発音記号と口の動きをマネして音読するうちに、
綴りと音がリンクし、スペルミスも減るから驚きです。
視覚と音声の“橋渡し”になる発音記号って、実は地味に最強です。
④ 語源を知ると、単語が“物語”になる
語源を知ると、単語がただのアルファベットの並びじゃなく、意味のつながりに変わります。
たとえば:
・construct(構築する) → con(共に)+struct(組み立てる)
・destruction(破壊) → de(下へ)+struct(組み立て)+ion(名詞化)
トビーは『語源図鑑』(かんき出版)を眺めているだけでも、記憶の引き出しが整理される感覚を得ました。
特に英検準1級〜1級レベルの単語では、語源を知っておくと「初見でも意味を類推できる」武器になります。
ちなみにトビーはすっかり語源マニアに。沼りすぎると時間をロスするのでご自愛ください(笑)
⑤ 寝る前10分の「再会」が記憶の決定打
記憶心理学では「睡眠前の復習が最も記憶に残りやすい」とされています。
だからトビーは、毎晩寝る前にその日出会った単語を10分だけざっと見直す習慣をつけていました。
「完璧にしよう」とせず、「また会ったね」くらいのテンションでOK。
アプリでも紙でも構いません。
“ゆるく再会”することで、記憶が長期保存に入るんです。
「走って覚える!」についてはこちらの記事で詳しく解説しています!
→英単語は走って覚える?|“記憶に刻む”トビー式・五感暗記術のススメ
まとめ|単語帳が続かない人は、方法を変えよう

さあ、今回の
「単語帳が続かない方必見!|挫折だらけだったトビーの『記憶の仕組み化』全公開!」
いかがでしたでしょうか?
単語を覚えるには、努力や根性だけじゃありません。
「ちょっとしたコツ」や“記憶が残りやすくなる仕掛け”が必要。
トビーはこれを、「記憶の仕組み」と呼んでいたのでした。
「記憶の仕組み」、お分かりいただけましたか?
では、サクッとまとめますよ。
・覚えられなかった単語には、「×」をつけて目立たせて
・何度も出会って、少しずつ「○」に変えていって
・苦手な単語とは、笑いながら付き合って
・脳に合った仕組みで、習慣として刻み込んでいく
こんなゆるい感じでもTOEIC900点、英検1級はOKなんです。
単語の習得は長丁場。
コツコツと、マイペースで進めましょう!
このブログを書いた人:トビー
20年迷走して、ようやく“精読の壁”を超えた人です(笑)
トビーって何者?って思った方は、こちらをどうぞ(笑)
→このブログについて|20年迷走して気づいた“精読”の力とTOEIC900の壁
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