「英語の勉強が続かない」──そんなあなたに必要なのは、“やると決める意思の力=will”かもしれません。
「“今度こそやるぞ”と決めた英語がまた続かない…」
そんな“英語の沼”にハマったこと、ありませんか?
こんにちは、TOEIC915点・英検1級のトビーです。
でも最初から順調だったわけじゃありません。むしろ20年、迷走してました(笑)
単語も文法も、公式問題集も、全部やった。
気合いはMAX。それでもスコアは横ばい。もう泣きそう(苦笑)
──その沼から抜け出せたきっかけは、
気合いでも才能でも、ましてや新しい教材でもありませんでした。
「絶対に、やる。」その一言を、自分に言えたかどうか。
そう、最後に英語力を決めたのは、意志の力=willだったんです。
このブログでは、「will」が英語学習にどう影響するのか?
そして、その意志をどう鍛え、どう継続していくか?を、体験と科学の両面から徹底解説します!
・英語が伸びない“本当の原因”とは何か?
・意志力(will)がスコアを押し上げた実体験と脳科学の裏付け
・「やめることを、やめる」ための6ステップとは?
・TOEIC900点・英検1級を支えた“覚悟の仕組み”の作り方
英語力を左右する“意志力”とは?|willが脳と学習を動かすエンジンだった!
「will=未来形」じゃなかった!?|本当の意味は“決める力”
「will」って聞くと、真っ先に思い浮かぶのは英語の“未来形”ですよね?
でも、ある日──
中学生だった娘が「will=未来形」の問題を解いていたとき、トビーはこう伝えました。
「willって、本当は“未来のこと”じゃなくて、“やるって決めたこと”なんだよ」
つまり、「will」は“未来をつくる意志”そのもの。
「やる」と決めたことを、やりきる力。
これは努力や根性とは、ちょっと違う種類の“エンジン”なんです。
そして、こんな名言にも通じます:
「人は、自分が思い描いた通りの人間になる」
— ナポレオン・ヒル(『思考は現実化する』より)
思考が現実をつくる。──ナポちゃん、ほんと良いこと言います(笑)
うさんくさくない意志論|脳科学が証明する“willの力”
「……とはいえ、それって精神論じゃないの?」
そんな声が聞こえてきそうです(笑)
でも安心してください。
トビーも昔はそう思っていました。
「やる気」とか「根性」とか、正直ちょっと眉唾でした。
ところが──
“意志力(willpower)”は、脳科学の世界でもしっかり研究されているんです。
脳の中でも前頭前野(prefrontal cortex)という領域が、
集中力・判断力・自己コントロールなどを司っており、
ここが「意志の筋肉」とも言える部分。
しかもこの意志力、筋トレと同じで──
使えば使うほど、強くなる。
つまり、「気合い」ではなく「脳の機能」としての意志力。
これは科学的にもちゃんと裏付けがある力なんです。
英語力を決めるのは“英語力”ではない?|学習の本質はここにある
英語学習で本当に問われるのは──
どれだけ「やる」と決めて、続けられるか。
つまり、「英語力」を決めるのは、意外にも英語力そのものではなく、
“やり通す力=will”だったんです。
これが、トビー自身がTOEIC900点&英検1級を突破できた最大の要因。
もちろん、単語力も文法力も大事です。
でも、それらを貫く軸がなければ、どれだけ知識があっても前に進めません。
英語学習に必要なのは、「やり方」以上に、「やり通す覚悟」。
この気づきが、次の章──「実体験と再起動」へとつながっていきますよ。

トビーはTOEIC800点台で挫折。そこから「willの力」でどう立ち直ったのか、次の章から見てゆきましょう。
willの大切さはわかったよ。でも自分って語学に向いてないかも…って思う方。こんな記事もありますよ。
→語学が“向いてる人・向いてない人”の違いとは?|英検1級&HSK6級トリリンガルが徹底解説
800点の沼からの逆転劇|TOEIC915&英検1級を支えた“will再起動”の瞬間
スコアは伸びない、心は折れる…|“沼”の中で何が起きたか?
TOEICって、最初のうちは順調に点数が上がるんです。
でも——800点台にある壁。これが鬼(涙)
トビーも、公式問題集を解くたびに「800点台後半」でピタッと止まりました。
なぜかそこから、スコアさんが動いてくれない。ゼロ、ノー、無反応(笑)
あとから気づいたんですが、これって——
のちにこのブログのテーマにもなる「精読の壁」にぶち当たってたんですね。
当時のトビーの生活は、完全に“TOEIC修行僧”状態。
・毎朝4時半に起きて朝勉
・通勤電車でリスニング問題
・昼休みにPart5
・夜はPart7復習
・休日は“家族と断絶”の8時間勉強
気合いだけなら誰にも負けてなかった(はず)。
でも、点数だけはビクともしない(笑)
こうなると、モチベーションは急降下。
「もう歳かな…」「やっぱり才能ないのかも」
──そんな自己嫌悪のスパイラルに突入。
そして、ついに——
公式問題集を開くのが怖くなる、というメンタルトラウマに突入。
(↑TOEICあるある?)
再起動のきっかけは“悔しさ”だった|意志がよみがえった瞬間
そんなメンタル崩壊寸前のある日、トビーは思いました。
「いったん、TOEICの勉強やめよう」
これまでやるべきことは、全部やってきた。
むしろ、自分を褒めてあげたいくらい。
でも……どこかで、やり方を間違えていた。
そんな中、ふと原点を思い出したんです。
「そもそも、なんでTOEIC900点と英検1級を目指したんだっけ?」
──思い出したのは、仕事での来客対応。
とっさに英語が出てこなかった、あの悔しさ。
言いたいのに、言えない。
伝えたいのに、何も出てこない。
あのどうしようもない無力感が、すべての始まりだった。
そして──
「絶対に、絶対にやりきる」
そう思ったとき、なぜかスッと腹が決まりました。
気持ちを“再起動”させてくれたのは、たった一つの決意=willだったんです。
ブレイクスルーを生んだ“行動の変化”|精読との出会いがすべてを変えた
では、あの沼をどうやって抜けたのか?
──答えは、「行動を変えた」から。
ここでもう一度、自分の学習を見直してみました。
単語はやった。
基礎文法も完璧(……のつもり)。
公式問題集は、映像が目に浮かぶくらいやり込んだ(笑)
だったら、何が足りない?
答えを探して、YouTubeをあさり、本屋をさまよう日々。
そして出会ったのが──
“すみれ塾”の中村澄子先生と『ポレポレ英文読解プロセス50』。
そこでようやく気づきました。
足りなかったのは、「精読=構文読解」だった。
そこから半年間、精読を徹底的にやり込みました。
すると……
・TOEIC:初回受験で915点
・英検1級:その4ヶ月後に合格
・HSK6級:さらに3週間後にクリア(おまけ(笑))
でも正直、自分に語学の才能があるなんてこれっぽっちも思ってません。
ただ一つだけ、胸を張って言えること。
“絶対にやりきる”という意思の力(will)を、最後まで手放さなかった。
だからこれは、トビーだけの話じゃありません。
あなたにもできる選択なんです。

こういう挫折は誰にでもあるはず。でもそれは、英語力が上がっている証拠。次の章からは、「英語が止まってしまう」ありがちな理由を見てゆきますよ。
TOEIC900、独学で行けるのかな?って不安になりますよね? この記事参考にしてみてください。
→TOEIC900点はどう超えた?|迷走20年のトビーが初回915点を出せた理由
英語が止まる5つの理由|“やる気喪失”の正体は意志の揺らぎだった!
①SNS比較で自信喪失|“他人の結果”に心が削られる
「TOEIC900点を3ヶ月で達成!」──そんなSNS投稿、見たことありませんか?
最初は「すごいな」で済んでいたはずが、
いつしか「自分だけダメかも…」という思考に。
でもそれ、“光”だけ見て“影”を知らない比較かもしれません。
トビーも同じ穴に落ちました。
他人の成功は、あなたのペースと無関係。
willが削られるSNS断ちは、むしろ最強の戦略です(笑)
②教材ジプシー状態|あれこれ手を出して“will”がブレる
効果が出ない → 教材を変える → また伸びない…
──これ、トビーも沼りました。
でも、本質は「教材」じゃなくて、「やり通す力」の欠如。
教材は多くなくていい。
一冊をやり抜く意志こそが、成果を生むんです。
③精読不足で“速読迷子”|流行りの学習法に踊らされる
多読・速読・英語シャワー…。
魅力的なワードに飛びついた結果、内容はスルー状態。
なぜか?
土台の「精読」が抜けているから。
「なんとなく読めた」では読解とは言えません。
文構造が見えるようになって、ようやくスピードもつくんです。
④目標があいまい|ゴールが見えないと続かない
「英語をやらなきゃ」と思いながら、なかなか続かない…。
それは、目的地がはっきりしていないからかも。
「いつまでに、何を達成するか」
これが見えるだけで、学習の“意味”と“やる気”が明確になります。
⑤“やる気”の罠|気持ちに頼ると動けなくなる
「やる気が出たらやる」──それ、一番やばいパターンです(笑)
なぜなら、やる気は気分次第。
“気持ちが乗らなくても動ける仕組み”が勝負を決めます。
ちなみに——
オリンピック周期で「今度こそ英語やるよ!」と言い出すトビーの奥さん。
それでも続いた試しがない…
差し当たって原因はこれですな(笑)

それでは次の章から、この5つの沼から抜け出す具体的な方法をお伝えしてゆきます。
反省だけはいくらでも切り売りいたします(笑)やってはいけない系、まとめてみました。
→英語学習で絶対やってはいけない勉強法5選|20年迷走した私の反省録
意志力は鍛えられる!“やめない自分”をつくる6つのステップ
それではいよいよ、willを鍛える6つのステップを始めますよ!
①なぜ英語をやるのか?|“自分だけの動機”を掘り出そう
「なぜ自分は英語を学ぶのか?」
──この問いに、即答できますか?
トビーの場合、原点はひとつ。
「とっさに英語が出てこなくて、悔しかった」という体験でした。
・留学したい
・昇進したい
・モテたい(笑)
どんな理由でもOKです。
大切なのは、“誰かに言われた目標”じゃなく、“自分の中から出てきた理由”であること。
この「自分だけの動機」が、あなたのwill(意志)を支えるエネルギー源になります。
②行き先を明確に|数値化されたゴールが“やる気”を導く
モチベーションが見つかったら、次にやるべきは──
「どこに向かうか」をはっきりさせること。
英語力には、明確な階層があります。
・TOEICなら800?900?
・英検なら準1級?1級?
「なんとなく上手くなりたい」だけでは、エネルギーが分散してしまいます。
だからこそ、目標をスコアなどで数値化することがカギ。
そうすることで、やるべき学習内容と順番が自然と見えてきます。
トビーが英語を再始動したとき、こう決めていました:
・TOEICは絶対900点を超える
・英検1級に初回で受かる
つまり、“中級者”から“上級者”へ一気にジャンプすることが目標でした。
レベル感を確認するには、TOEICや英検といった客観的な指標が役立ちます。
たとえば、以下のようなトビー式・英語レベル4段階で見ると──
レベル | TOEIC(L&R) | 英検 | コメント |
上級者 | 900〜 | 1級 | 専門領域・交渉・資料読解が可能な領域 |
準上級者 | 800 | 準1級 | ビジネス現場での最低限の実用力 |
中級者 | 700 | 2級 | 高校卒業レベルの基本力 |
初級者 | 〜600 | 〜準2級 | 旅行&生活のサバイバルレベル |
この「目的地」が曖昧だと、教材選びも優先順位もブレてしまいます。
逆に、ゴールが明確になれば、
「そのために何をやればいいか?」が自然と見えてくる。
そこから、あなたの“will”の方向性も定まるんです。
トビー式の4段階レベル分けは以下の記事で詳しく説明してます:
→英語レベル、今どこ?|TOEIC・英検・CEFRで見る「準上級者」の超コスパ領域とは
③今の位置を知る|TOEIC・英検で“現在地”を見える化
目的地が決まったら、次に必要なのは──
「今、自分はどこにいるのか?」を知ること。
地図があっても、現在地がわからなければ迷子になりますよね。
いちばん手っ取り早い方法は、
TOEICや英検を実際に受けてみること。
もしくは、公式問題集や過去問を時間どおりに解いてみるのも有効です。
こうすることで、今の自分の英語力が数値で“見える化”されます。
ちなみに、英語力って……
「自分の思ってる2段階くらい下」が現実だったりします(笑)
だからこそ、英検やTOEICは“学習のスタート地点”としても便利なんです。
・4技能(読む・聞く・話す・書く)をまんべんなく把握したい → 英検
・企業が求める英語力の指標を知りたい → TOEIC
目的に応じて、「診断ツール」として活用するのも戦略のひとつです。
④期限を切る|締切が“行動”を生み出すトリガーになる
「いつまでに達成するか?」
──この“期限設定”が、意志力にアクセルを踏ませるスイッチになります。
トビーも、英語を再始動したときにこう決めました:
「TOEICと英検1級、1年で突破する」
(※……実際には、しっかり2年以上かかりましたけどね!笑)
でも、時間は有限。
だらだら2年より、集中半年の方がはるかに伸びる。
TOEIC「すみれ塾」の中村澄子先生も、短期集中型を強く推奨されています。
実際、短期間で成果を出す方は「1日4時間以上」の学習を確保しているそうです。
もちろん、生活スタイルは人それぞれ。
でもやっぱり大事なのは、
「いつまでに」「何をやるか」を、明確に決めること。
この“時間の枠”があるからこそ、意志力はエンジンのように回り始めるんです。
だって、「いつかやる」と言ってる人──
たいてい、一生やりませんからね(笑)
・・・ん? 長男よ? 英検準2級の試験は今週末ではなかったか?
なぜ今このタイミングで脱力しておるのだ??(涙)
時間は有限!だからこそ学習にかかる時間を知っときましょう。
→TOEIC900・英検1級に必要な時間は?20年迷った私の“最速ルート”公開!
⑤成長のピラミッドを知る|「今やるべきこと」が明確になる学習構造
英語学習には、実は階層的なステップ=成長構造があります。
トビーはこれを「成長のピラミッド」と呼んでいます。

この図のように、英語力は5つのステージを順番に登っていく構造になっています。
ところが──
多くの人が、「精読」の段階をすっ飛ばして、
いきなり多読・速読・英会話に走ってしまい、壁にぶつかる。
トビー自身も、TOEIC Part7で壊滅状態になったのち、
構文読解(精読)に立ち戻ったことで突破口が開けました。
つまり──
「土台の精読なくして、英語力は積み上がらない。」
大切なのは、「自分が今どの層にいるのか?」を見極めること。
そうすれば、“今やるべきこと”がブレなくなり、学習の迷子にならなくなります。
英語、伸び悩んでますか? 「成長のピラミッド」はこちらで詳しく解説しています:
→TOEIC900・英検1級で伸び悩むあなたへ|“精読の壁”を超える英語学習ピラミッド
⑥“やめない”をやめない|意思を貫く最終ルールとは?
最終ステップ。それは──
「やめないことを、やめない」(笑)
トビーも何度も心が折れかけました。
でも、「続けることだけは絶対にやめない」と決めていたんです。
・ペースはゆっくりでもOK
・スランプがあってもOK
止まりさえしなければ、いつかゴールに届く。
意志力(will)は、止まらないことで少しずつ強くなっていきます。
それが、あなたの英語人生を支える最大の武器になります。
Where there’s a will, there’s a way.
——意志あるところに、道は開ける。
先人は、やっぱりいいこと言いますよね(笑)
英語をやめたくなったときは、ぜひこの言葉と一緒に、
ここまでの自分の努力を思い出してみてください。
結論|英語は「才能」じゃない。“意志力 × 正しい努力 × 集中投資”が未来を変える!
遠回りだったけど、だからこそ見えたものがありました。ここからは、そのすべてを込めたトビーの結論です。

やり切れたのは、才能じゃなく“意思”だった
さあ、いよいよタイトル回収に参りましょう!
今回は——
「英語は“willの力”で決まる|TOEIC900点&英検1級を超えたトビーの覚悟と戦略」
というテーマで、熱量たっぷりに語り散らかしてきました(笑)
ここで一度、トビーの旅をざっくり振り返ってみます。
・TOEIC800点台でスコアが停滞。努力が空回りして心も崩れかける
・でも、「英語が出てこなかった悔しさ」を思い出して再起動
・そして、“絶対にやりきる”という意志の力(will)を、最後まで手放さなかった
・結果、TOEIC915点・英検1級という目標を達成!
つまり、トビーがやり切れたのは才能でも、特殊な勉強法でもなく、
「やる」と決めて、やり通す意志の力だった。
これこそが、今回の記事で一番伝えたかったこと。
英語は、“willの力”で決まる!
——はい、しっかりタイトル回収完了です(笑)
さあ、あとはやるだけ|will(意志の力)で真の英語力を身につけよう
最後にもうひとつだけ、大事な話を。
「真の英語力」って、いったい何でしょう?
20年の迷走を経て、トビーがたどり着いた答えは、これです:
真の英語力 =
「正しい努力」 × 「will(意志の力)」 × 「集中的な時間投資」
そう、努力にも「正しさ」があるんです。
そしてこの式のとおり、意志の力と集中投資の“掛け算”がそろえば、もう怖いものなし!
ここまで読み切ってくれたあなたなら、
「真の英語力」を身につける準備は、もうできています。
さあ、一緒に、次のステージへ進みましょう!
このブログを書いた人:トビー
謎テンションで、英語学習者にエールを送っています(笑)
トビーって何者?って思った方は、こちらをどうぞ(笑)
→このブログについて|20年迷走して気づいた“精読”の力とTOEIC900の壁
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