単語帳の選び方、結局どれが最強?|TOEIC・英検対応タイプ別おすすめ戦略を解説!

単語帳の選び方に迷ったあなたへ:語彙をどう使うかがカギ

単語帳は、選び方より“使い方”。
でもその前に、どのタイプが「自分の英語」にフィットするか、見極めないと——
20年迷走してようやく気づいた“タイプ別最適解”、教えます!


「単語帳、どれを使えばいいかわからない…」
そんな悩み、あなたも感じたことありませんか?

こんにちは。英語迷走歴ニアリー四半世紀のトビーです。

これまで10冊以上の単語帳を試してきたトビー。
——その経験からわかったことがあります。

「単語帳は、“選び方”より“使い方”が9割」

でもその前に、自分のレベルや目的に合った“タイプ別の選び方”を知らないと、
どんな単語帳も“時間泥棒”になってしまうんです…。

このブログでわかること

・単語帳には「3つのタイプ」があるって知ってた?
・個別型/文脈型/中間型、それぞれのメリットと落とし穴
・TOEIC900・英検1級を突破した「レベル別・最強ルート」
・科学的に見ても正しかった“覚える順番”と“記憶の仕組み”

それでは、めくるめく単語帳の旅に行ってみましょう!

単語帳は3つのタイプに分かれる|タイプ別“選び方”の基礎知識

TOEIC915・英検1級を取ってわかったことがあります。

単語帳って、ぜんぶ「同じに見えて」実はまったく別モノなんです。

トビーはこれを、次の3タイプに分類しています:

①個別派:単語だけをピンポイントで覚える“直球タイプ”
②文脈派:英文の流れと一緒に覚える“読書タイプ”
③中間派:例文で覚える“バランス型”──代表はあの伝説の『DUO3.0』

単語帳によって、設計思想(=学習コンセプト)がまったく異なります。
つまり、こういうこと:

自分に合わない単語帳を選ぶと、いくら頑張っても定着しにくい。

トビーも、試験・目的・フェーズに応じてこの3タイプを使い分けてきました。

では次に、それぞれのタイプのメリットと落とし穴を、
体験ベースでわかりやすく比較していきましょう!

単語帳、買ったはいいが続かない…と言う方、こんな記事がおすすめです。
単語帳が続かない方必見!|英検1級を支えた“記憶の仕組み化”全公開!

単語帳って、結局どれがいい?|3タイプの特徴を比較してみた

①個別派|意味ズバリ!高速インプット型

例:『金のフレーズ』『でる順パス単』『ターゲットシリーズ』など

✅ 短時間で大量の単語が覚えられる
✅ 試験頻出語に特化していて、スコア直結型
❌ 文脈がないので、語法・ニュアンスが身につきにくい
❌ 意味はわかっても「使えない語彙」になりがち

<strong>グラミー</strong>
グラミー

TOEICや英検など、「意味がわかればOK」という試験には超強い! ただし、英会話やライティングにはやや不向きです。

②文脈派:ストーリーで覚える“意味の記憶術”

例:『速読英単語』『Distinctionシリーズ』など

✅ 文脈の中で覚えるから記憶に定着しやすい
✅ 語法・語感・使い方まで自然に身につく
❌ 1単語あたりの学習効率は低め(=時間がかかる)
❌ 中上級者向けの内容が多く、初心者には難しいことも

<strong>トビー</strong>
トビー

“読む力”を伸ばしたいなら、これ一択。トビーも『速読英単語』で精読力に磨きをかけました。ただし、忙しい人にはやや重たいのが難点(笑)

③中間派:例文で覚える“使える語彙”特化型

代表:DUO3.0(ほぼ唯一無二)

✅ 例文ひとつで単語・構文・語法を一括習得
✅ 音読・暗唱で“口から出せる”フレーズが身につく
❌ 掲載語彙数は限られる(これ一冊で完結はムリ)
❌ コンセプトが独特なので、好き嫌いがハッキリ分かれる

<strong>グラミー</strong>
グラミー

暗唱・スピーキング重視の方には、DUOは神教材です。語彙×構文×記憶のハイブリッドで、まさに万能型の中間派!

まとめ|「合う単語帳」は人によって違う

どのタイプにも、一長一短があります。
重要なのは、

自分のレベル・目標・時間の使い方に合った“型”を見極めること。

次は、トビーがどのようにこの3タイプを“使い分け”してきたかを、
レベル別に解説していきます!

「五感で覚える単語記憶術」はこちら:
英単語は走って覚える!?|トビー式“忘れない記憶”の五感暗記術とは?

トビー式|英語レベル別・単語帳のおすすめ活用ルート

「どの単語帳がいいか」だけじゃ、英語は伸びません。

本当に大事なのは——
自分の英語レベルに合った“順番”で使うこと!

単語帳は、“いつ・どれを・どう使うか”で効果がガラリと変わります。
ここでは、トビーが20年の試行錯誤でたどり着いた
【英語レベル別・単語帳活用ルート】を公開します!

初級〜中級|まずはDUOで“語彙×構文×記憶”を一気に強化!

TOEIC〜600点/英検準2級〜2級レベルのあなたへ

このレベルでやるべきことはシンプルです。

「語彙+構文」をセットで覚える。

そしてそれにぴったりハマるのが——
伝説の『DUO3.0』です。

DUOがすごい理由
✔ 単語・熟語・構文が、1文にギュッと詰まってる
✔ 音読・暗唱で、そのまま“使える英語”が身につく
✔ スピーキングにも直結。口からスラスラ出るようになる!

この段階では、構文読解にガチで取り組むよりも
インプット(覚える)とアウトプット(使う)を同時に回すのが効率的です。

日常会話でもそのまま使えるDUOは、この目的にピッタリです。
オンライン英会話もこなせるようになるし、海外旅行でも困らないレベルになる。

しかもトビーは、ここでついに気づきました。

書かなくても、単語は覚えられる!
つまり【“書かない暗記”の原点】もDUOだったんです。

関連記事:『英単語は「書かないで覚える」はアリ?|TOEIC900・英検1級を超えた記憶術の真実』

中級〜準上級|「個別型×文脈型」のハイブリッド運用

TOEIC700〜850点/英検準1級〜1級手前のあなたへ

このレベルで必要なのは語彙の「量」+「使い方」の質。
そこでトビーが採用したのが、個別型と文脈型の併用戦略です。

①まずは個別型で語彙を一気に増やす
→ でる順パス単/金のフレーズ でスピード暗記
②余裕があれば文脈型で「使い方」をチェック
→ 速読英単語やDistinction でニュアンスの確認だけ

個別型で入れた語彙に、文脈型の中で再会することで、記憶が定着します。

単語の意味は「いろんな文脈で何度も出会って」ようやく身につく。

だからこそ——
「文脈型」は深入りせずにサクッと回すのがコツです。

上級|“割り切りと出会い”で語彙の頂へ!

TOEIC900〜/英検1級を目指すあなたへ

このレベルになると、単語帳にこんな問題が出てきます:

「載ってる単語がマニアックすぎる」
「語義は知ってるけど、使いどころが謎」

もはや文脈付きで覚えること自体がムリゲー状態(笑)

そこでトビーはこう割り切りました:

・「覚えるだけでOKな単語」は、個別型でひたすら叩き込む!
 → 英検1級の語彙問題は“知っていれば勝てる”知識勝負!
・「使いたい単語」は、多読で出会って自然に定着!
 → CNN・BBC・Al Jazeeraなどのニュースサイトが最強の練習場!

特に英検1級では、語彙問題対策として1万語以上を“ぶち込む”必要があります。

その一方で、「実戦で使う語彙」は
ニュース・論文・専門記事の中で“何度も出会って”覚えるのが一番効率的。

だからこそ、単語帳+英文多読の併用が、上級者の鉄板ルートなんです。

まとめ|単語帳は“レベル×目的”でルート設計せよ!

・初級者は DUOで語彙と構文の土台を一気に構築!
・中級者は 個別型→文脈型の“W運用”で精度とスピードを両立!
・上級者は「覚える語」と「使う語」を明確に分けて攻略!

単語帳は、単なる“覚えるツール”じゃありません。

あなたの今と目的に合わせて設計する“武器”なんです。

<strong>グラミー</strong>
グラミー

次は、こうした学習法が記憶科学的にも正しいのか?という疑問にお答えします!

科学的にも正しかった!|記憶効率を左右する“文脈効果”と“再生のタイミング”

文脈で覚える方が、脳に残る!

単語を1語ずつ丸暗記するよりも、
文章の流れやストーリーと一緒に覚えた方が記憶に定着しやすい。

これは心理学では「文脈効果(contextual encoding)」と呼ばれています。
たとえば:

「run=走る」とだけ覚えるより、
「He runs his own company.(彼は会社を経営している)」

のような例文で覚えた方が、意味と使い方がセットでインプットできます。

忘れる前に出会えば、記憶は強くなる!

記憶といえば、あの有名な「エビングハウスの忘却曲線」。

「人は1日で半分以上の記憶を忘れる」

……でも大丈夫。

忘れかけたタイミングで“再会”すると、記憶は復活して長持ちするんです。

この仕組みを「分散学習(spaced repetition)」といい、
多くの語学アプリでも取り入れられている科学的手法です。

トビーの記憶法は、この理論の実践版だった!

トビーも直感的にこれをやってました:

・まず個別型で単語を詰め込み
・文脈型・多読・会話で“再会”させる
・○△×マークや付箋で「覚えてない単語だけ狙い撃ち」
・書かずに、意味と感覚で覚えるスタイルへシフト

結果として、1万語を突破。
科学+実感=最強タッグでした(笑)

単語帳は「出会いの場」、多読や実践は「再会の場」。
この循環を作れば、単語は自然に残ります。

1万語を突破した結果、英検1級取れたって話はこちらから:
英検1級はどう超えた?|迷走20年のトビーが“独学×AI”で突破した戦略

ここまで読んで、「なるほど…理屈もわかった」と思ったあなたへ。
最後に、要点をサクッとまとめておきますね。

【まとめ】単語帳に迷ったら、“タイプ×順番”で選び直そう!

「Choose your own path」と書かれた木製の標識。学習ルートを選ぶことを象徴する看板

今回のブログ、
『単語帳、結局どれが最強?|個別派・文脈派・DUO派の“ベスト戦略”を徹底解剖!』
いかがでしたでしょうか?

サクッと、ポイントをまとめます!

・単語帳には『個別派』『文脈派』『中間派』の3タイプがあり、
・それぞれのメリット・デメリットを体験ベースでご紹介しました。
・そして、トビー式の『おすすめ単語帳ルート』をレベル別に解説し、
・『3派の組み合わせ』が記憶定着に効果的であることも、科学的に裏づけました。

つまり、トビーがたどり着いたのはこの一言:

単語帳は1冊で完結するものではなく、 “戦略的に使い分ける道具”である。

単語の勉強に終わりはありません。
だからこそ、戦略的に・楽しく・効率的に攻略していきましょう!

単語の覚え方については、このブログでいろいろ紹介していますので、
ぜひ他の記事にも寄って行ってくださいね(笑)


このブログを書いた人:トビー
  20年迷走して、ようやく“精読の壁”を超えた人です(笑)

トビー

・TOEIC900・英検1級のトリリンガル(日・英・中)。
・英語学習20年の迷走を経て、「精読の壁」を突破しました。
・今は、英語に悩む方へ、自分の経験から気づきを届けています。

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