TOEIC900点はどう超えた?|迷走20年のトビーが初回915点を出せた理由

「TOEIC900点を達成し、達成感に浸る男性の背中」

「TOEIC900点? 独学でいけるの?」
——9割までは、Yes。でも最後の“壁”には、ちょっとした突破のコツがありました。


こんにちは、TOEIC915点・英検1級・HSK6級トリリンガルのトビーです。
……なんて言うと聞こえは良いですが、実際は“英語迷走20年”のベテランです(笑)

TOEIC900点といえば、社会人英語学習者にとっての一つの“聖域”。
「留学経験がないと無理じゃない?」「英語教室とか通うんでしょ?」
そんな声、よく聞きます。

でも、トビーはこのスコアを、初回一発&ほぼ独学で達成しました。

・朝4:30起き、休日8時間のストイック学習
・公式問題集を10冊、繰り返し“映像化”するまで解きまくる(笑)
・そして最後のピースは、“ある塾”での覚醒体験…

「独学でどこまで行けるのか?」
「限界を超えるために、何が必要だったのか?」

今回の記事では、そのすべてを、Part7地獄と精読トレーニングのリアルと共にお届けします!

【この記事でわかること】
・TOEIC900点は独学でどこまでいける?
・リーディングが爆死した“Part7の壁”の正体とは
・構文読解(精読)が生んだ逆転の読解力
・トビーが頼った“すみれ塾”で知ったTOEIC攻略の鍵
・「努力だけじゃ超えられない」900点の本質と突破戦略

独学でどこまで通用する?|TOEIC900点への最初の壁

トビーは、TOEICを受けるまでずっと「独学オンリー」でした。
通学経験なし、TOEIC講座も未受講。頼れるのは、市販の教材と自分のやる気だけ。とにかく、地道にやるしかありませんでした。

最初の数ヶ月は、
・『金フレ』
・『出る1000』
・『公式問題集1〜6』

をゴリゴリ回す日々。

朝4時半に起きて、出勤前に2時間。夜も30分だけPart5。土日は8時間。
気づけば、「問題を暗記してしまうほど」繰り返していました。

当時のトビーは思っていました。
これだけやれば、900点は行くだろうと。

でも……
それでも、スコアは伸び悩んだんです。

Part7の読解がどうしても終わらない。

時間切れ。しかも、読んでも内容が入ってこない。
「読んでるつもり」なのに、頭の中は真っ白。

そこで、ようやく気づきました。

「勉強のやり方が、どこか違うんじゃないか?」

TOEICリーディングには、ただ単語を覚え、文法を解いているだけでは届かない。
「読解の“型”」が必要なのかもしれない。

この気づきが、のちの精読トレーニング、そしてすみれ塾での転機へとつながっていくのです。

TOEIC900? …はい、すぐに越えられると思ってました(笑) でも実際はメンタル折れまくったって話です。こちらからどうぞ:
英語力より、心の耐久力。TOEIC900点は“精神修行”だった件

地獄のPart7で完全ストップ|限界を感じた瞬間

体にムチ打ってストイック生活を続けるトビー。
結果? 笑いと涙のストーリーの始まりです(笑)

朝4:30起き、休日8時間|鬼ストイック生活で基礎を固める

TOEIC900点を取るために、最初に信じたのは——
「量はすべてを解決する」という、筋トレ理論でした(笑)
やると決めてからは:

・朝4時半起き
・出勤前に2時間学習
・通勤&生活から2時間捻出して勉強
・土日は朝から晩まで8時間以上

もはや自室に引きこもり、家族とは“家庭内別居”状態でした(笑)
使った教材は、まさに王道中の王道:

・『金のフレーズ』で語彙を底上げ
・『出る1000』でPart5を徹底反復
・『公式問題集1〜6』を1冊ずつ制覇(※しかも8周以上)

これだけやれば、さすがに900点いけるだろう——
そう信じていたんです。

実際、リスニングは安定して90問以上正解。
Part5も自信がついてきました。

<strong>グラミー</strong>
グラミー

TOEICではリーディングよりリスニングの方が点数が出やすい。900点狙いのベストスコアはR420、L480とされています。

Part7で詰んだ!|“目が滑る”読解地獄

そう。TOEIC界の地獄門、Part7です。
トビーは、これで完全に詰みました(笑)

文章を読んでるのに、なぜか内容が頭に入ってこない。
「あれ?この段落、今なに読んだっけ?」

焦って読み返す → 時間がなくなる → 最後の15問、手つかずで終了。

しかも、問題をやればやるほど逆効果。
「またこのパターンか」と油断して間違えるという、謎の負のスパイラルに突入。

スコアも850点あたりで足踏み。
どれだけ解いても、Part7は時間切れ。
もう、公式問題集を見るだけで胃が痛くなる始末…(TOEICあるある?)

この時点で、単語も、基礎文法も、Part5も、全部やり尽くした感がありました。
——それでも、Part7だけが“終わらない”怪奇現象(笑)

正直、このときは本気で思いました。
…もう、TOEIC完全に詰んだな…」(涙)

救いの一言|「それ、修飾語なんです」

そんなある日、ふと開いた中村澄子先生のYouTube動画で、耳を疑うような一言に出会います。

「TOEICのリーディングが伸びない人は、“前置詞+名詞”が修飾語になってることに気づいてないんです」

……ん?
前置詞+名詞が、修飾語?
そんなの、今まで気にしたこともありませんでした。

この言葉、めちゃくちゃ突き刺さりました。

それまで「読んでるつもり」だった英文。
実は、文の構造がまったく見えていなかったと自覚。

そうか、読めてると思ってたけど、実は“読めてなかった”のか…」

ここで、トビーの学習方針が大きく変わります。
“構造で英文を読む力”=精読が、最重要課題に昇格した瞬間でした。

TOEIC900点を超えるには、もはや語彙力でも文法力でもない。
構文を正確に読み解く力が必要だ。

そう確信したのです。

ここからが、トビーのTOEICリーディング地獄からの脱出ストーリー。
まだ終わりじゃありません。むしろここからが本番でした(地獄の)笑

<strong>グラミー</strong>
グラミー

TOEIC800点代の人は、「自分の読解力が不足している」とは考えないものここを抜け出して900点の壁を突破するには、地道に精読力をつけるしかありません。

読解の「上滑り現象」。あるある〜って感じられた方、こちらの記事をどうぞ。
「その英文、ほんとに読めてる?|TOEIC Part7で“目が滑る”人が知らない読解の真実」

救世主は“精読”だった|構文で読む力がブレイクスルーを生む

…ええ、今だから言えます。精読知って世界が変わりました(by トビー)

SVOCって何?から始まった“英文の素因数分解”

TOEIC900点を目指すにあたって、トビーが最後にたどり着いたのが、精読という沼でした。
最初はこう思ってました。

「SVOC? ああ、なんか学生の時に習ったやつね。」
──その程度の認識。

でも、Part7の地獄を何度も味わった末に、ついに気づくのです。

そんなときに出会ったのが、あの一冊。
ポレポレ英文読解プロセス50

中身は、薄くて硬くて骨太な——
いわば“英文の骨格を浮かび上がらせる参考書”。

この出会いで、トビーの英文との付き合い方が激変しました。

・文ごとにSVOC+修飾語(M)をラベリング
・関係代名詞のカカリ先を追いかけ回す
・接続詞の役割を“パズルのつなぎ目”として意識する

andとかbutとか、小学生でも知ってる接続詞。
でも、読解プロセスにおいては、めちゃくちゃ重要!

ここをテキトーに読んでいると、英文の意味を取り違える。
結果、内容理解がボロボロになる悪循環。

そう。英語って、“フィーリング”で読む言語じゃない。
ロジックで読まないと、絶対に正しく解釈できない。

語学ってもっと感覚的なものだと思ってたのに…(笑)

「精読なのに速く読める」?逆転の読解ブレイクスルー

精読を始めた当初は、読むのにめちゃくちゃ時間がかかります。

1文を解体するのに5分。
長文1つ読むのに1時間以上。
復習で土日がまるっと蒸発(笑)

でも、半年ほど精読の勉強を続けていると、不思議なことが起きました。

・読み直しが減った
・文構造が瞬時に見えるようになった
・内容が頭に残るようになった
・「あれ、この設問、該当段落すぐ見つかったぞ…?」

つまり、読むのが速くなってたんです。

トビーはここで悟りました。

精読って、“ゆっくり読む練習”なのに、最終的に“速く読めるようになってる(驚)

これが、Part7を読み切る上でのブレイクスルー。
速読じゃない。
でも、スラスラ読める。

読解力がついた感覚って、こういうことだったのか……と震えました。

精読=地味で遠回りじゃない。
むしろ、“最短で読めるようになる”一番の近道だったと、今は胸を張って言えます。

精読マスターする前に「多読沼」にハマってませんか?それって順番逆ですよー。
その「速読法」…騙されてない?TOEIC915点を生んだ“精読力”の正体

すみれ塾で開眼|試験に勝つ“TOEIC技術”の正体

最後の最後。迷いに迷って、巷で噂のスパルタ塾へ入隊(笑)結果はいかに…?

「もう一歩」が届かず、スパルタ塾に転がり込んだ

トビーはここにきて迷っていました。

『公式問題集1〜8』まで解き終わり、
リスニングは安定して94問以上の正答率。
リーディングも、精読で手応えが出てきた。

……でも。
本番の試験で、本当に900点を超えられるだろうか?

最近のTOEICは難化傾向。
一発で決めるには、もうひと押しが必要かもしれない——

そんなとき、公式問題集10を解いてみると…

またしても、リーディング10問以上“未完走”。
「あれ……またか……」

嫌な予感が、背筋を走りました。
そしてふと思ったのです。

「もしかして……独学だけじゃ、厳しい?」
「TOEICって、“試験としての技術”が必要なのでは?」

迷いに迷って2週間。
申込締切の前日、ついに決意。

長年YouTubeで憧れていた、あの場所へ足を踏み入れました。

そう、TOEICすみれ塾(中村澄子先生)です。

教室の扉を開けた瞬間、空気が違いました。
スパルタというより、“本気で点数を取りにきている人たちの静かな戦場”。
息をするのも少し遠慮したくなる感じ(笑)

しかもYoutubeで拝見する限り、中村先生やたら厳しそう…(怖)

<strong>グラミー</strong>
グラミー

すみれ塾のYouTube動画を見たことはありますか? TOEIC攻略のあらゆるヒントが詰め込まれており、必見です。動画はその数現在1200本以上。トビーは全部見たとのことです。

時間配分・処理スピード…TOEICの“勝ち筋”はここにあった

ところが、実際に通ってみてわかりました。

中村先生、めちゃくちゃ優しい人(笑)

先生はこうおっしゃいます。

「うちはノウハウは教えます。でも、努力は自分でしてくださいね」

この一言の意味、わかりますか?
つまり、TOEICは…

・努力だけでは届かない。
・でも、ノウハウだけでもダメ。
・“両方”が必要。

すみれ塾はすべてが「点を取るための設計図」になっています。

・TOEIC頻出の文法詳説
・リスニングの「設問の先読みの方法」(目からウロコすぎ)
・Part5対策 (練習問題が超・秀逸!)
・Part2の解き方演習 (意外に苦手な人が多い)
・リーディグの攻略法 (R攻略にはみんな苦労されてるみたい)
・構文読解&速読セミナー
(構文読解=精読キタ!)
  …などなど

つまり、すみれ塾は純粋な、“TOEIC力”を鍛える場所。
この戦略が、トビーにとっての最後のピースでした。

独学と精読で“読み方”は作れた。
あとは、その読み方を試験の時間内で発揮する技術を手に入れるだけ。

試験本番、そして一発915点|積み上げた努力は裏切らない

そして迎えた本番——
TOEIC初受験。

正直なところ、当日はあまり手応えがありませんでした。

リスニングは聞き逃した気がして、
リーディングもとにかく緊張&焦りまくり。

試験後の帰り道、ずーっと悶々としてました。
「……なんだか、やらかしたかも……」

結果が届いたのは1ヶ月後。

TOEICスコア:915点
初回で一発クリア(涙)

信じられませんでした。
あんなに迷って、積み上げて、試行錯誤して、
一歩ずつ、積んできたその全てが、この数字に集約された気がしました。

今日だけは、ちょっとだけ自分を誇ってもいいかもしれない——
そんな日になりました。

トビーさん、TOIECは分かったよ。じゃあ英検はどうなの? って気になる方はこちらから:
英検1級はどう超えた?|迷走20年のトビーが“独学×AI”で突破した戦略

まとめ:TOEIC900越えは独学9割でOK。精読が限界を超える鍵

「富士山を背に山頂で両手を広げる登山者」

さあ、まとめに行きますよ。
今回のテーマはこちらでした:

「TOEIC900点はどう超えた?|迷走20年のトビーが初回915点を出せた理由

トビーは、留学経験ゼロ・純ジャパ。
英語は仕事で少し使う程度の、普通のサラリーマンです。

それでも、独学9割+1割の戦略で、初受験で915点を達成できました。
その鍵は、たった3つ。

・読む力=精読(知識)
 └ ポレポレで“構造”から読む力を習得
・試験で勝つ技術(情報)
 └ すみれ塾でTOEICという“ゲーム”の攻略法を獲得
・集中的な時間投資(意志)
 └ 平日4時間、休日8時間。覚悟と習慣で“やめない力”を育てた

TOEIC沼の苦しみから抜け出した今だから言えます。

知(知識)・情(情報)・意(意志

この3つがそろったとき、900点への扉は開くんです!

これからTOEICにチャレンジしたい!って方。スタートは自分のレベルを正しく理解すること。
英語レベル、今どこ?|TOEIC・英検・CEFRで見る「準上級者」の超コスパ領域とは

あなたにもできる|努力は裏切らない

では最後に、すみれ塾・中村先生の言葉を紹介しますね。

900点はまぐれで出るスコアではない。

トビーも、本当にそう思います。
900点までの道のりは、正直、長くてしんどかった。

でもですね。
TOEIC900点は、決して「特別な人」だけのものじゃありません。

「正しい努力」x 「集中的な時間投資」= 真の英語力

これさえあれば、誰にだって届くラインなんです。

「正しい努力」とは、知(知識)・情(情報)を身につけること。
「集中的な時間投資」とは、意(意志)があって成し遂げられます。

このブログの目的は、
TOEIC900点や英検1級を目指すすべての方に、
その目標を“現実にして”もらうこと。

きっと、あなたなら大丈夫。
失敗は、先にトビーが20年分やっておきましたから(笑)


このブログを書いた人:トビー
 20年迷走して、ようやく“精読の壁”を超えた人です(笑)

トビー

・TOEIC900・英検1級のトリリンガル(日・英・中)。
・英語学習20年の迷走を経て、「精読の壁」を突破しました。
・今は、英語に悩む方へ、自分の経験から気づきを届けています。

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このブログについて|20年迷走して気づいた“精読”の力とTOEIC900の壁

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