英語勉強はもう紙に戻れない!|デジタルツール総動員で“爆速ペーパーレス化”する方法

英語勉強をデジタルツールで効率化するトビーの書斎。iPad・Mac・モニターを活用したペーパーレス学習環境。

紙ノート命だったトビーが、20年さまよった末に“ペーパーレス沼”で覚醒したって話です(笑)


ここに告白します。
いまでこそリンゴ沼にハマってiPhone+iPad×3台を駆使して“完全デジタル学習者”を気取っているトビーですが、少し前までは筋金入りの紙ノート信者でした。

海外出張のたびに分厚い参考書を抱えてうなだれる日々。
でもある日、あの“重さ”に限界を感じてKindleを導入したのがすべての始まりでした。

最初は反応の遅さにイライラ……。
それでも、電子書籍やiPadで英語教材を扱う便利さに気づいた瞬間、
「もう紙には戻れない!」と悪魔のデジタル化に魂を捧げました。

それ以来、トビーの勉強法は一気にIT化。
精読ノートも、単語帳も、TOEIC公式問題集もすべてデジタルへ。
結果、学習スピードも定着率も劇的に向上しました。

今回はそんなトビーが実践してきた、“デジタルツール総動員”によるペーパーレス英語勉強法をシェアします。
みなさんの英語力が次のステージに進むヒントになればうれしいです!

この記事でわかること

・iPad・Kindle・Macなどを使った“ペーパーレス英語勉強法”の全体像
・紙ノート派でもすぐ真似できる、デジタル精読・多読ノートの作り方
・TOEIC・英検の教材をスキャンして「どこでも復習」する方法
・ChatGPTを使ってライティング力を伸ばす“AI時代の学習スタイル”
・続けやすく、やめにくい「英語勉強の環境づくり」のコツ

ノートはもういらない?iPadで“デジタル精読ノート”をつくる

英語学習にはiPadが最強だった件:英検1級/TOEIC900が教える活用術でもご紹介しましたが、語学の勉強はiPad × GoodNotesで決まり。
まさに“デジタル精読ノート”が、学習効率を爆上げしてくれます。

トビーはこれまで、参考書を買っては沼って、積読の山を築いてきました(笑)。
でも唯一、ノートだけは徹底してデジタル化
あとから見返してもスッキリ整理されていて、「自分の頭の中が見える」感じが気に入っています。

「ポレポレ」も「基本はここだ!」も、「ロイヤル英文法」も「出る1000」も—— TOEICや英検に至るまで、ノートは、ぜ〜んぶ GoodNotes にまとめて一元管理。 紙ノートはもう一切使っていません。

特に精読(構文読解)をするとき、色ペンやマーカーは欠かせませんよね。
デジタルだと、失敗してもすぐに修正できるし、拡大して行間にも書き込み放題。
紙よりもはるかに柔軟で、構文図も“美しく整理”できます。

そしてもうひとつの強みが、端末をまたいで同じノートが使えること。
家ではiPadでじっくり精読、通勤中はiPhoneで復習。
この「いつでも・どこでも・続けられる」仕組みが、記憶の定着を加速させてくれます。

「いや、やっぱり紙じゃないと落ち着かない…」
──わかります。トビーもかつては筋金入りのハードコア紙信者でした。

でも、一度デジタルの快適さを味わうと、もう後戻りはできません。
修正も整理も、クラウド同期も、すべてが“軽い”んです。

気づけばデスクの上は、リンゴのロゴで埋め尽くされていく……。
その未来、トビーが保証します(笑)

こんな記事も参考になります:
「TOEICと英検、取るならどっち?|TOEIC915・英検1級ホルダーが徹底比較!」

重い本からの卒業|Kindleで“分厚い文法書”をスマートに読む

あれは、トビーが「ロイヤル英文法で基礎文法を徹底的にやり直そう!」と意気込んでいた頃のこと。

でも、みなさんご存じでしたか?
この“文法バイブル”の重量、なんと824.5g。
満員電車で読むのは、ほぼほぼ無理ゲーです(笑)

正直、最初のうちは紙のロイヤル英文法を使っていました。
でもこれは「読書」というより筋トレ。
腕がプルプルし、通勤だけで筋肉痛になりました(笑)

そこで、0.5秒のひらめき。
「電子書籍にすれば、重さゼロでは?」

……とはいえ、紙派のトビーにとって、電子への移行はちょっとした覚悟でした。

しかし、Kindle Paperwhite(2018年モデル)の重さはわずか182g。
しかも、「紙のような読み心地」に加え、防水仕様でお風呂でも読める。

──これ、本好きにはたまらんやつです。

以来、トビーのKindleには英語関連書籍を中心に100冊以上がインストールされています。分厚い本も、いまやポケットサイズ。

そしてもうひとつ、意外な神機能がハイライトです。

「いやトビーよ、ハイライトくらい知っとるよ!」
という同志の皆さん、ちょっとだけ聞いてください。

真価を発揮するのは、ブラウザ版Kindleの「メモとハイライト」機能なんです。
使い方は超シンプル。
Kindle Cloud Readerにアクセスして、[メモとハイライト]をクリックするだけ。

例えばこんなふうに、
『ロイヤル英文法』でハイライトした箇所だけをブラウザで一覧表示&復習できます。これが、地味にめちゃくちゃ便利!

電子書籍の弱点は、「紙みたいにパッと目的のページを開けない」こと。
でもこの機能を使えば、重要箇所を一瞬で呼び出して、スキマ時間に復習ループが回せるんです。

ハイライトした部分を何度も見返すことで、英語表現や文法ルールが自然に頭に定着していく。
つまり、Kindleはただの電子書籍端末ではなく──

“復習装置”として使い倒すのが、真のペーパーレス勉強法。

基礎文法で沼る前に、こんな記事も見ておきましょう:
→「基礎文法はどこまで?|文法沼にハマってはいけない3つの理由

Mac標準アプリ「メモ」で“英語の思考ログ”を残す

ビー的に、いま一番おすすめのノートアプリは Mac標準アプリ「メモ」
もう結論から言うと──シンプル・イズ・ベスト。

ノートアプリはいまや星の数ほどあります。
Evernote、Microsoft OneNote、Google Keep…どれも高機能で魅力的です。

実際トビーも、英語勉強用にいくつか試してきました。
でも正直、語学学習で本当に必要なのはテキストをサクッと書けること。
多機能すぎると、むしろ操作に意識が奪われてしまうんです。

その点、「メモ」はまさに理想的。
余計な装飾や設定がないぶん、“思考が途切れない”。
英語のアイデアや気づきを即メモするには、最高の環境です。

使い方の説明はいらないほどシンプル。
書籍や教材ごとにフォルダを作り、気づいたこと・覚えておきたい表現をどんどん書き込むだけ。

トビー流のルールはひとつだけ。
装飾は最小限。
使う色は赤と青、強調したい箇所だけ太字。

なぜなら──「文字装飾の使い勝手が、微妙だから」です(笑)
でも、むしろそれがいい。
派手なフォーマットに気を取られず、“中身を書くこと”に全集中できるからです。

もちろん、先述のGoodNotesのように手書きでまとめてもOK。
でもトビーの場合、タイピングの方が圧倒的に速くて見やすい。
そのため、「メモ」では書籍や記事から得た知識を、まるで“思考のログ”を残すように整理しています。

英語の勉強って、「書く」より「残す」が大事なんですよね。
後から見返したときに、自分の思考の軌跡が見える──
それが、「メモ」を使う最大の価値だと思います。

英語の勉強は試行錯誤の連続。トビーの失敗が参考になります:
「英語学習で絶対やってはいけない勉強法5選|20年迷走した私の反省録」

TOEIC公式問題集をスキャンして“持ち歩ける過去問”に

ゴリゴリにTOEICやっている人なら一度は突き当たる、「TOEIC公式問題集、大きすぎる問題」。

サイズは276×218mmで、ほぼA4サイズ。
重さは約700g。
満員電車でこの本を広げると──さすがに周囲の人に白い目で見られます。

でも、忙しい社会人にとって通勤時間は唯一の勉強ゴールデンタイム。
トビーもTOEIC900点を目指していた頃、往復約2時間をすべて英語学習に充てていました。

ではどうしたか?
答えはシンプル。

👉 公式問題集をスキャンして、iPad miniで“デジタル版TOEIC”を作る!

📘スキャン&整理の手順

まず、公式問題集の問題ページだけをカッターでスパッと切り出し、富士通のスキャナー「ScanSnap」でデジタル化します。

関連記事:英語学習にiPadは必要?|英検1級/TOEIC900が実践した最強勉強法

スキャン後の紙ページは、スライドファイルでまとめておけば散らばりません。

そしてPDFデータをSideBooksというアプリに取り込みます。
このアプリ、紙の本をめくるような感覚で読める“紙感アプリ”。

まるで本棚に本を並べるように、TOEIC問題集がデジタル書庫に増えていく──
これがまた楽しい(笑)

🧠トビー流・マニアック活用法

ここからがトビー流。
iPad miniを横向きSplit Viewにして、
・左側:SideBooksで開いた問題文
・右側:GoodNotesで開いた「スキャン済みの解答用紙」

という配置にします。

Apple Pencilで直接マークすれば、完全デジタル模試環境の完成です!
TOEICリスニングもリーディングも、どこでも模試感覚で解けます。

このデジタル解答用紙が本当に神。
前回の回答を消せば、何度でも繰り返し使える。
間違えた箇所にはメモを書き込み、復習日を記録すれば進捗も一目瞭然。

「ここ、何度やっても間違える…」という問題も、ピンポイントで復習可能。
もう“紙の消しゴム戦争”とはお別れです(笑)。

デジタル化には少し手間がかかります。
でも、そのわずかな作業が、毎日の勉強体験を劇的に変える投資になる。

持ち運びも軽く、復習も速く、管理もラク。
TOEIC学習において、これ以上“コスパの良い改革”はありません。

TOEIC900点越えの体験記はこちらから:
→「TOEIC900点はどう超えた?|迷走20年のトビーが初回915点を出せた理由

英検小論文はWord+ChatGPTで爆速上達!

「トビーよ、英検小論文はフツー紙だろ!」って思われるかもしれません。

もちろん、トビーも紙を使って小論文の模範回答を写経しまくりました。
でも、ある程度書き方の「型」ができてくると、デジタルだけでも十分に練習ができるようになります。

むしろ、Wordで小論文を書くと、文字数のカウントもでき、そのままコピペしてChatGPT先生に添削をお願いできるという、一石二鳥の学習法なのです。

ではやり方をご紹介いたします。

まず、テーマに沿って自分でオリジナルの小論文を書きます。
なお、英検1級は200語から240語程度が目安とされています。

左下に単語数が表示されているのにご注目ください。今回は191語と少し短めでした。

これをコピーして、GPT先生に添削してもらいましょう。
スクリプトは、こんな感じで書くのがオススメです:

添付は英検1級の小論文の原稿です。内容は可能な限りオリジナルを保持し、文法的に間違っているところ解説してください。またその内容を反映してリライトしてください。文字数は200語から240語が最適です。

すると、こんな感じに添削してくれます。

Some may argue that there are both advantages and disadvantages to information technology. However, I believe that improvements in this field are always beneficial to society.
The most obvious reason is that smartphones are now widely available across the world. This is especially helpful for parents, as they can track their children’s location using smartphone apps. This technology significantly enhances children’s safety.
Secondly, a wide variety of social networking services have become accessible. In the past few decades, we could only send text messages via email. Today, we can easily send photos and videos, which has improved communication and enriched our daily lives.
Thirdly, GPS technology is now available worldwide. In the past, we could only use paper maps to find our way. Thanks to GPS, we can now drive and travel without needing maps. This is particularly useful when traveling abroad, as it allows us to navigate places we’ve never been to before.
For the reasons mentioned above, I strongly believe that improvements in information technology are always beneficial to society. They continue to contribute to making our lives more convenient, safe, and connected.

GPT先生、もはや神……!
小論文の添削って、自分ひとりではなかなかできないもの。でも今は、AIのおかげで独学でも本格的な対策がどんどんできるようになってきています。

英検1級はこんなやり方でクリアしました:
→「英検1級はどう超えた?|迷走20年のトビーが“独学×AI”で突破した戦略

まとめ|デジタルは「楽をする」ためじゃない。“継続を最適化する”ための投資

MacBookとノートが並ぶ明るいデスク。デジタルツールで英語学習を続ける静かな書斎イメージ。

今回の記事:「英語勉強はもう紙に戻れない!|デジタルツール総動員で“爆速ペーパーレス化”する方法」はいかがでしたでしょうか?

トビーも紙の本やノートは、今でも大切にしています。
ゆっくり思考を整理したいとき、ペンの感触や紙の質感は、やはりデジタルには代えがたいものがあります。

だからこそ、ここで言いたいのは「アナログを否定する」ことではありません。
むしろ、アナログとデジタルをどう共存させるかが大事なんです。

ただし、語学学習──特に忙しい社会人が限られた時間の中でTOEICや英検に挑戦するなら、デジタルの活用は避けて通れない。

これが、トビーが20年の試行錯誤の末にたどり着いた結論です。

iPadをポチる指が震えていても…
──大丈夫、それは浪費ではありません。

英語学習を“継続しやすくするための投資”です。
(と、トビーは我が家の大蔵大臣=妻に説明しております(笑))

とはいえ、いきなり全部をIT化する必要はありません。
今回紹介したトビーメソッドの中から、まずはMac標準の「メモ帳」など、
ほとんどお金のかからない方法から試してみてください。

小さなデジタル化が、やがて大きな英語力の差になります。
「継続できる環境」を整えることこそ、最強の英語勉強法です。


このブログを書いた人:トビー
  20年迷走して、ようやく“精読の壁”を超えた人です(笑)

トビー

・TOEIC900・英検1級のトリリンガル(日・英・中)。
・英語学習20年の迷走を経て、「精読の壁」を突破しました。
・今は、英語に悩む方へ、自分の経験から気づきを届けています。

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