語学が“向いてる人・向いてない人”の違いとは?|英検1級&HSK6級トリリンガルが徹底解説

本の上に赤いリンゴが乗り、横に色鉛筆が置かれた机。語学学習のスタート地点を象徴する写真。 学習戦略・自己啓発

語学はセンス?──20年迷った末にわかった答えは、「決めて続ける力」でした。


「語学に向いてないかも…」
そう思ったこと、ありませんか?

こんにちは、英検1級・HSK6級・TOEIC915点のトビーです。
一見順調そうに見えますが、実は英語に20年迷走、中国語でも何度も心が折れてきました(笑)

でもその中で見えてきたんです。
語学の“向き不向き”は、才能ではなく「習慣」と「意志」、そして「考え方」だったと。

この記事では、そんなトビーの20年の失敗と成功から、語学が続く人・挫折する人の違いをリアルに解き明かします。
今、「自分は向いてないかも…」と思っているあなたにこそ、届けたい内容です。

語学学習に“向く人”の特徴とは?

「コツコツ型」は最強の才能【継続=才能論】

言葉って不思議です。日本人なら気づいたら自然に日本語を話せるようになっていますよね?
「日本語、覚えるのにめっちゃ苦労しました!」なんて人、聞いたことありません(笑)

でも、トビーのような純ジャパ(生粋の日本人)が英語や中国語を学ぼうとすると話は別。

いばらの道です。しかもけっこうトゲが長い(笑)

実際、TobeyはTOEIC900点や英検1級、HSK6級も初回一発で取ったとはいえ、そこに至るまでは20年近い迷走と回り道がありました。
じゃあ「時間さえかければ誰でもできるのか?」というと、実はそれもちょっと違うんです。

なぜなら、語学において一番大きな差を生むのは“コツコツを続けられる人”かどうかだから。
そう、「コツコツ継続できる人」こそが語学に向いている人の第一条件です。

たとえばトビーがTOEIC900点を突破したとき、やったのはただの積み重ね。

・毎朝4時半に起きて勉強する
・英文をSVOC+Mに分解しまくる
・公式問題集を暗唱できるくらいまでやり込む(TOEICワールドへようこそ笑)

これだけ。華やかさはゼロ。でも、これが語学のリアルです。

しかもこの「継続する力」こそ、英語上級者に必要な“たった一つの力”──すなわち“willの力”なんです。

センスでも帰国子女歴でもない。
“やると決めてやり抜く力”がある人。
そんな人が、語学に圧倒的に向いています。

「継続は力なり」と言いますが、実は“読む力”にも正しい積み方があります。トビーが20年迷走してたどり着いたのは──精読という最強のスキルでした。
「その英文、本当に読めてる?|TOEIC900・英検1級への“精読の壁”を越える方法」

英語愛・中国語愛が止まらない人

社会人になってから中国語をゼロから始めたトビー。
英検1級取得後、 3週間の勉強でHSK6級を取得──なんて書くと「語学の才能あり?」と思われがちですが、ぜんぜんそんなことはありません(笑)実は25年以上前に2年の中国留学経験があり、その後もコツコツ勉強を続けてきたからなんです。

でもただ一つだけ、本気で言えることがあります。

「好き」は、すべてを凌駕する。

たとえば、

  • 誰に頼まれなくてもニュース記事を読んでしまう
  • わからない構文は悔しくて寝られない(笑)
  • 語源が好きすぎてのめり込む(トビー:語源マニア)

こういう“勝手にやってしまう人”、いますよね。
この「勝手に触れる」ができる人は、語学に向いています。

英語愛でも中国語愛でもOK。
愛があれば、単語帳すら愛おしくなってきます(変態じゃないです、たぶん)。

「息を吸って吐くように」勉強できる人

もうひとつ大きな共通点。それは──

勉強してる、という感覚がない人。

たとえばTOEIC900&英検1級目指して勉強中のトビーの日常は、

  • 週末朝5時から勉強始めて気づいたら夜になっていた
  • 通勤電車の乗り換えは「歩きスマホ」ならぬ「歩きTOEIC」(駅員に怒られます)
  • 家でもリスニング聞き流し(家族と疎遠になります。笑)

……もはや、息を吸って吐くが如く(笑)

心理学でも、「意志を使わずに自動化できた行動=習慣は継続しやすく、成果が出やすい」とされています。
つまり──

語学に向いている人とは、「努力を習慣にできる人」

やる気じゃないんです。習慣化なんです。

だから「私は語学に向いてないかも…」と悩んでる方、
もしかすると“やる気”のせいではなく、
“やる気に頼りすぎている”だけかもしれませんよ?

語学に“向かない人”の共通点

3日坊主になる人の特徴

語学に「向かない人」の代表例──それが3日坊主さん”です。
トビーの奥さんですかって話ですが。(笑)

彼女、いつもやる気はあるんです。トビーの語学愛に感化されて「今度こそ英語やるよ!」とNHK英語教材を買い、アプリを入れ、そこまではOK。
でも、なぜか3日目にはNetflixを見ていて、1週間後には英語のことすら忘れてる…(心当たりがある人、多いはず!)

これ、我が家では「ヤルヤル詐欺」と呼んでます(笑)

でもここに、ひとつだけ伝えたい真実があります。

語学は「思いつきの熱量」ではなく、「冷静な継続」で決まる。

一時的なモチベーションは、続きません。続けるには“仕組み(習慣化)”が必要なんです。
だから、語学に向いているのは「やる気を自動化できる人」。逆に、感情任せで動くタイプの人は、語学では苦戦しやすい。

まずは「三日坊主になる理由」を可視化してみましょう。
・目標が大きすぎる
・毎日やる時間がバラバラ
・最初から完璧を求めすぎる

心当たりがある方、大丈夫。このブログ、まさにそういう人のためにあります(笑)

「なんとなく」では続かない【目的なき勉強の罠】


「とりあえず英語、やっておこうかな〜」という“なんとなく”英語。

……これ、語学学習における最大の敵です。 (←フォント100で)

目的がぼんやりしていると、学習の優先順位がどんどん下がっていきます。
そのうち「今日は忙しいから明日」「今週は無理かも」「てか、今やる意味あるっけ?」とズルズル後退。

語学って、本当に“目的の明確さ”がモチベーションの燃料なんです。

トビーの場合、「中国語しか話せなくて英語が出てこなかった悔しさ」から学び直しを決意しました。
その後、「TOEICで900点取る」「英検1級を初回合格する」という具体目標を立て、逆算で勉強計画を組んだことで、ようやくブレなくなったんです。

この悔しさ・・・プロフィール紹介で熱く語ってます。
このブログについて|20年迷走して気づいた“精読”の力とTOEIC900の壁

目的があると、「今日の勉強」が“目標への1ピース”に見えてくる。
逆に目的がないと、「今日の勉強」がただの苦行になります。

だから、語学が続かない人の多くは、「何のためにやるか」がふわっとしてるんです。

おすすめはこうです:

・「なぜ学びたいのか」を1文で書いてみる
・「その語学力をどう使いたいか」を妄想してみる
・目標スコアや試験日を“カレンダーに固定”する

目的が明確になった瞬間、学習の歯車が回りはじめます。

自分に合った学習法が見つけられない人

語学学習って一言で言っても、実はめちゃくちゃ幅が広いんです。

スピーキング、リスニング、リーディング、ライティング──いわゆる「4技能」と呼ばれる分野は、それぞれが別物。筋トレで言えば、腕・腹・脚を全部バランスよく鍛えるのが理想だけど、いきなり全部やると確実にバテます(笑)

つまり大事なのは、

「自分は今、どの筋肉を鍛えたいのか?」を見極めること。

たとえば、TOEICで700点を目指したいなら、リスニングとリーディングに集中するのが鉄則。なのに、同時に英会話まで始めてしまうと──はい、過去のトビーです(笑)

当時のトビーは、「TOEIC受けるけど会話もできた方がいいよね」と思って、オンライン英会話、多読、単語アプリ、YouTube動画…とにかく“全部盛り”状態に突入しました。

結果、どれも中途半端。進んでるようで進んでない。非合理の極みでした。

あとから振り返って思ったのは、

「目的が違えば、学習法も違って当たり前」というシンプルな真理。

英検を受けるなら、スピーキングの対策も絶対に必要です。面接形式の2次試験で詰まないためには、読み・聞きだけではなく「話す」練習が不可欠。

つまり、語学学習で失敗しやすいのは──

  • 自分の“目的”がぼんやりしてる
  • それに合った“方法”を選べていない
  • とにかく“全部やろう”としてしまう

この三重苦にハマると、努力のわりに成果が出ません。

だからこそ、自分のゴールを明確にして、そこに一番効く方法を一本に絞って集中する。
この「学習戦略の絞り込み」こそ、語学成功者の共通点なんです。

「英語と中国語」二刀流で見えたこと

英語=グローバル基盤、中国語=実務特化型

トビーは仕事で英語と中国語をどちらも使ってきましたが、学んでいく過程で強く感じたのは──

「この2つ、目的も性格もまったく違う言語です

英語は、どこに行っても通じる“グローバル共通語”。国際会議、ビジネス、アカデミック、そしてネット上の情報発信。すべての土台に英語がありました。

いわば、世界のインフラみたいな存在。

一方、中国語は、“人と人のつながり”のための言語という印象が強いです。
工場訪問、商談、現地出張──「この人と信頼関係を作りたい」と思ったとき、最強に役立つのが中国語でした。

特にアジア圏では、中国語が話せるだけで距離感が一気に縮まります。
シンガポールやマレーシアなどでは、英語+中国語の“二刀流”が強力に刺さる武器になる。

まとめると──

  • 英語=「世界中に通じる、情報と交渉の軸」
  • 中国語=「現場と人に効く、“現実に刺さる”言語」

どちらが上、という話ではなく、役割が全然違うんですよね。

学習スタイルも全く違う

英語と中国語、実は学び方もまるで違うってご存じでしたか?

トビーはこれを、身をもって体感しました。

英語は、構文・文法・語順のロジックがしっかりしているぶん、精読・構文読解がめちゃくちゃ重要になります

つまり、「頭で読解する言語」なんです。

一方、中国語は、語順は比較的シンプルだけど、発音と声調の壁がデカい!
あと、文法と言うより「習慣でそのように使っている」みたいなところが多いので、ロジカルに理解するのが難しかったりします。

そして、中国語は「耳と口で体得する言語」。音を真似して、繰り返し口に出して、ようやく定着していきます。
「有声音」と「無声音」、「n」と「ng」の発音の違いなど、日本語にない概念があるのも厄介でした。

結論:英語と中国語、それぞれに合った学習スタイルをとらないと、すごく遠回りになります。

片方の成功パターンをそのままもう一方に適用してもうまくいかない──
語学二刀流をめざすなら、これは絶対に押さえておくべきポイントです。

「とっさに言えない悔しさ」が原動力になる

英語をやり直すことになった、そもそもの原動力──

それは、「悔しさ」でした。

ある日、中国からのお客様が来社し、会議ではトビーが中国語で対応しました。
ところが、一緒に出席していた日本人スタッフには、内容がまったく伝わらない。

「これ…英語で話すべきだったな」

そう思った瞬間──とっさに英語が出てこない自分に、愕然としたんです。

「英語で説明したいのに…言葉が出てこない!」
「中国語は出るのに、英語が詰まる…なんで!?」

この悔しさが、英語学び直しのすべての出発点でした。

誰にでもあると思います。
「言いたいのに言えない」「理解はできるのに話せない」
そのモヤモヤ、実は最強の燃料になります。

だから、今も「自分は語学に向いてない」と感じている方がいたら──
その“悔しさ”、大事にしてください。行動のスイッチは、そこに隠れているかもしれません。

「向いてない人」でも語学はできるのか?

すべては“will”=覚悟で変わる

「自分には語学の才能がない」──それ、何度も思いました。

トビーもそうでした。英語に20年迷走して、ようやくTOEIC900点や英検1級を突破できたときに思ったのは…

「あれ、もしかして“才能”じゃなくて、“意志”の問題だった?」

実際、英語も中国語も、途中で何度も折れかけました。
でも、なぜか“もう一回やってみよう”と思えた。それは、will(意志・覚悟)があったからです。

勉強がうまくいかない日もある。モチベがゼロの日もある。眠いし、やる気もない。
でも、「やる」と決めた人は、小さくても前に進むんです。

トビーの答えはシンプルです。

向き不向きより、「やると決めたか?」がすべて。

語学に必要なのは、最終的にはこの“再起動する力”なんです。

結局、語学を続ける人に必要なのは、才能じゃなく“決める力”──そう、意志力(will)だったんです。
“will”を制する者が英語を制す|英検1級・TOEIC900突破に必要なたった一つの力

「向いていない」からこそ、“長期的なゴール”を先に描こう

「語学、正直向いてない気がする…」──
そう思っている方、まずトビーがお伝えしたいことがあります。

向いてないからこそ、“今はできない未来”を先に描くことが大切ですよ

英検1級を取ったら、どんな自分になっていたいですか?
TOEIC900点を超えたら、何ができるようになっていたいですか?

トビーは、頑張って英語を勉強すれども伸び悩んで辛かった時、こんなふうに思っていました。

「TOEIC900・英検1級があれば、子どもに受験英語を教えられるかもしれない」
「スコアを取ったら、自分の勉強法を誰かにシェアして役立ててもらいたい」

こういう“将来の自分の姿”を思い描くと、今の苦しさが意味あるものに変わってくるんです

脳科学的にも、「達成後のイメージ」は継続を助けるとされています。
報酬系が刺激され、行動が“未来志向”になるんですね。

ポイントは2つ:

1. 達成したら得られるごほうび(例:自由に読める、話せる、教えられる)
2. 誰かの役に立てるという利他的な目標(例:家族、後輩、学習者への貢献)

「向いてないからやめよう」ではなく、
「向いてないなら、ゴールを先に決めておこう」

この発想の転換ができた人から、語学の“長距離戦”を乗り切れるようになりますよ。

「TOEICと英検、どっちを先に取ればいい?」と悩んでいる方は、こちらの記事もどうぞ。試験の違いとおすすめの順番、全部書いてます。
TOEICと英検、取るならどっちがお得?|TOEIC915・英検1級ホルダーが語る真実

「向き不向き」より「やると決めたか」【継続の科学】

語学が続く人、伸びる人──
共通点は「語学が得意」ではなく、「やると決めている」ことです。

実際、トビーがTOEICや英検の勉強をしていたとき、毎日やる気に満ちていたわけではありません。
むしろ、「今日は何もやりたくない…」そんな日が週3くらいありました(笑)

でも、それでも続いたのは、「止まりきらない仕組み」を作っていたからです。

たとえば、

・単語アプリを開くだけの日をつくる
・音声を“ながら再生”するだけでもOKとする
・とにかく公式問題集を開くだけ開いて、明日はきっとやろうと心に決める(笑)

こうして、「ゼロにならないこと」だけを意識していました。

心理学でも「作業興奮」という概念があり、“とりあえず始める”ことで脳は後から本気になれるといわれています。

つまり、「やる気があるから動く」のではなく、「動くからやる気が湧く」。

才能や向き不向きより、「今日は1ミリでも進もう」と思える人が、結局一番強い。

語学とは、止まりそうで止まらなかった人の勝利なんです。

まとめ|「語学に向いてるか?」より、大事なこと

達成感に満ちた女性が両手を上げて喜ぶ姿。語学の壁を越えた瞬間のイメージ。

ここまで、「語学に向く人・向かない人」について、トビーなりの体験と視点でお話してきました。

でも結局、この記事の結論はシンプルです。

語学に向いてるかどうかは、最初から決まってるものじゃない。

「続ける仕組みを作れるか?」
「やると決めた自分を信じられるか?」
「ちょっとだけ未来の自分を信じてみる勇気があるか?」

それだけなんです。

語学は、センスや才能では決まりません。
むしろ「向いてないと思った人」こそ、正しい学び方続け方を知れば、あとから一気に伸びる可能性を秘めています。

20年間、英語に迷走してきたトビーが言うんだから、間違いないです(笑)

正しい学び方と続け方はこのブログで綴ってゆきますので、ぜひ参考にしてくださいね。

20年の迷走はトビーだけで十分!(笑) 語学学習でのNG、次の記事で見つけてみませんか?
英語学習で絶対やってはいけない勉強法5選|20年迷走した私の反省録


このブログを書いた人:トビー
 20年迷走して、ようやく“精読の壁”を超えた人です(笑)

トビー

・TOEIC900・英検1級のトリリンガル(日・英・中)。
・英語学習20年の迷走を経て、「精読の壁」を突破しました。
・今は、英語に悩む方へ、自分の経験から気づきを届けています。

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