参考書を積んでみたら、高さ1メートルを大幅に超えてました(笑)
この世には、星の数ほど英語の参考書があります。
トビーも20年以上の学習で、気づけば何十冊も買い込みました。
今では王台のメーター超え(謎)
でも、そんな参考書を眺めていると気づくことがあります。
英語の参考書は大きく分けて 「ガチ文法派」 と 「感覚派」 の2種類。
・ガチ文法派:分厚い学校英文法書。多くの人が大嫌い(笑)
・感覚派:難しい用語を避けて、ニュアンスを体で覚えさせてくれるタイプ
トビーはこれを便宜的に「ガチ文法派」「感覚派」と呼んでいます。
この記事では、参考書ジプシーを20年続けたトビーが、両派から本当に役立った「最強の10冊」を厳選しました。
「どの本選べば良いかわからんよーっ」て積んでる同志の方の助けになれば幸いです。
・英語参考書の2大派閥「ガチ文法派」と「感覚派」の違い
・それぞれのメリット・デメリット(得意分野と落とし穴)
・英検1級・TOEIC900を突破したトビーがおすすめする「参考書10選」
・タイプ別! あなたに合う参考書の選び方(初心者〜上級者)
・参考書ジプシーに終止符を打つための考え方
参考書の究極の選択?|「感覚派」vs「ガチ文法派」
英語参考書には、大きく分けて2つの流派があります。
それが 「ガチ文法派」 と 「感覚派」 *トビーの独断と偏見による
ガチ文法派
・学校で使うような、いわゆる分厚い「文法書」に代表されるタイプ。
・膨大なルールを網羅し、正確に理解できるのがメリット。でも学習者の多くが「難しい」「続かない」と挫折しやすいのも事実。
感覚派
・文法用語を最小限にとどめ、英語をイメージやニュアンスでつかませてくれるタイプ。
・英語が「使える感覚」として身につきやすい一方で、仕組みを理解しないまま応用が効かなくなるリスクもあり。
トビーが20年の迷走で気づいたのは、どちらか一方に偏ると限界が来る、ということ。
英検1級やTOEIC900を突破するには、ガチ文法で「骨格」を押さえつつ、感覚派で「ニュアンス」や「パラダイムシフト」を体感することが必須でした。
特に、長期留学なしの純ジャパが外国語の「微妙なニュアンス」まで体得するのは本当に難しい…。だからこそ、文法派の精緻さと感覚派のわかりやすさを 補完関係 として取り入れるのがベストだと思っています。
👉 次の章では、それぞれのメリットとデメリットを整理して見ていきましょう。
2大派閥を徹底比較|ガチ文法派と感覚派のメリット・デメリット
英語参考書を選ぶとき、よく迷うのが「ガチ文法派で攻めるべきか?」「感覚派から入るべきか?」という問題。
そこで、それぞれのメリットとデメリットを整理してみましょう。
ガチ文法派(学校文法書タイプ)
| 項目 | メリット | デメリット |
| 理解度 | ルールを網羅できるので「正確さ」が身につく | 情報量が多すぎて消化不良になりやすい |
| 試験対策 | 英検・TOEICなど文法問題に強い | 分厚いのでモチベーションが続かない |
| 応用力 | 文読解・長文読解に強くなる | 話す・書く場面では「知識止まり」になりがち |
| イメージ | 骨格を固める“理論武装” | 「つまらない」「苦行」と感じる人多数(笑) |
感覚派(ニュアンス重視タイプ)
| 項目 | メリット | デメリット |
| 理解度 | 難しい用語を避け、直感的に理解できる | 細かい文法ルールを説明できないままになる |
| 試験対策 | 英語のニュアンスや自然な表現に強い | 中級レベル以上では限界が出やすい |
| 応用力 | 実際の会話・ライティングに活かしやすい | 理屈を知らないため誤用を修正できないことも |
| イメージ | 「わかりやすい」「楽しい」学習 | ふわっと理解のまま伸び悩む危険あり |
💡 トビーの結論
どちらか一方では不十分。
ガチ文法派で「構造」を理解し、感覚派で「ニュアンス」をつかむのが最短ルートです。
👉 では次に、それぞれの派閥からトビーが20年の迷走を経て厳選した「最強の参考書」を紹介します!
ガチ文法派おすすめ5選|骨格を固める“鉄板”参考書
トビーが20年の迷走を経て「これは外せない!」と感じた文法書を紹介します。
どれも SVOCや構文を正しく理解するための土台作り に必須です。
Evergreen|基礎文法の集大成
学校でも使われる定番の文法書。
丁寧な解説で、とても読みやすいなって思いました。誰にもおすすめしたい「万能の一冊」と言った感じです。
特におすすめなのは、こんな人:
・「TOEICで高得点を狙いたい社会人」
・「学生時代の文法をサラッと復習したい人」
・「基礎からしっかり固め直したい人」
レビューでは「初級〜中級までをカバー」とよく言われますが、実際は672ページの大ボリューム。TOEIC900、英検1級を狙うのにこの一冊で不足ということはありません。
トビーの独断&偏見レビュー
・わかりやすさ:⭐⭐⭐⭐⭐(丁寧で初心者も安心)
・網羅性:⭐⭐⭐⭐☆(大体の文法事項をカバー)
・実用性:⭐⭐⭐⭐☆(試験・読解に強いが会話は弱め)
・続けやすさ:⭐⭐⭐☆☆(分厚くて挫折しやすい)
・コスパ:⭐⭐⭐⭐⭐(この分量でこの値段は破格)
実践ロイヤル英文法|生きた例文で“使える文法”を学ぶ
Evergreenが「学校的な基礎固め」だとすれば、こちらは 実戦仕様の文法書。
特徴はなんといっても 例文の自然さと解説の深さ。
書中にたくさん出てくる「Helpful Hint」や「発展」などのコラムまで読み込むと、情報量は膨大! 文法オタクも満足の1冊です。
レビューでも「例文がネイティブらしく、そのままライティングやスピーキングに使える」と好評。逆に「分厚くて初心者には難しい」という声もあり、気合い入れて臨まないと途中でつまずく可能性があるかもです。
こんな人におすすめ:
・英検準1級〜1級、TOEIC800以上を狙う学習者
・ライティングや英会話で「正しい文法+自然な表現」を両立させたい人
・辞書代わりに机に常駐させたい英語マニア
ゴリゴリの文法書、なんだけど解説はマイルド。必要以上に枝葉末節的な説明にこだわるのではなく、「ネイティブの感覚を全面的に打ち出した」一生モノの文法書。「深く学ぶ楽しさ」に共感できる人におすすめしたい!
トビーの独断&偏見レビュー
・わかりやすさ:⭐⭐⭐⭐☆(解説は丁寧だが基礎必須)
・網羅性:⭐⭐⭐⭐⭐(ほぼ全ての文法現象を網羅)
・実用性:⭐⭐⭐⭐⭐(例文が自然で実践に直結)
・続けやすさ:⭐⭐⭐☆☆(専門性が高く通読は大変)
・コスパ:⭐⭐⭐⭐☆(内容充実だが積読リスクあり)
ロイヤル英文法|理論を極めたい人の“本丸”
ロイヤルキタ!文法書のラスボス!ハードカバーに896ページを詰め込んだ超重量級爆撃機。中途半端に手を出せば挫折は必至。英語学習者は修行僧たるべきであると自認にする文法オタク必携の書!
「実践ロイヤル」が“使える文法”に寄せているのに対し、こちらはより 理論的・網羅的。これでわからない文法があったら、もう諦めましょう(笑)。
レビューでも「文法マニアなら一度は手に取るべき」「細かいニュアンスや例外まで拾える」と絶賛される一方、「初心者には重すぎる」「情報量が膨大で最後まで読み切れない」との声も多数。こういう批評が真っ二つに分かれるピーキーな本、トビー的には大好物です。
こんな人におすすめ:
・英検1級・TOEIC900以上を目指す上級者
・文法の背景や理論を深く知りたい人
・英語教師や指導者を目指す人
使い方のコツ:全部読む必要はありません。
常に机の上に置いておき、「文法辞典」として必要なときに引く。
こんな使い方もおすすめです。
トビーの独断と偏見レビュー
・わかりやすさ:⭐⭐⭐☆☆(解説は詳しいが難解)
・網羅性:⭐⭐⭐⭐⭐(例外まで徹底的にカバー)
・実用性:⭐⭐⭐⭐☆(試験・論文向き。会話には不向き)
・続けやすさ:⭐⭐☆☆☆(分厚く重く、通読はほぼ不可能)
・コスパ:⭐⭐⭐⭐☆(専門書としては十分価値あり)
中学英語をひとつひとつわかりやすく|やり直し勢の救世主
英語が苦手だった人の“再スタート本”といえばコレ。
タイトル通り、「ひとつひとつ」丁寧に解説してくれる安心設計で、図解やイラストも豊富。CDも付いてくる!YouTube解説動画あり!まさに至れり尽くせりで基礎を楽しく復習できます。
口コミでも「学校の教科書よりわかりやすい」「イラストが頭に入りやすい」と絶賛多数。音声CDで発音確認できるのも地味に便利です。
中学英語は本当にこの1冊で十分です。トビーも二人の子供に使わせましたし、自分自身もサラッと読んで「中学英語って意外と抜けてるな…」と痛感しました。基礎を取りこぼしたまま上級本に進んでも、必ずどこかで壁にぶつかるもの。だからこそ、基礎ほどしっかり固めるべきなんです。
こんな人におすすめ:
・学生時代に英語が苦手だった社会人
・TOEIC500〜600あたりで伸び悩んでいる人
・「まずは基礎からやり直したい」というリターン勢
ただしレビューにもあるように、基礎復習には最適だが、これ一冊でTOEIC900・英検1級を目指すのは難しいです。基礎を固めたら、Evergreenやロイヤルに進むのが王道ルート。
トビーの独断と偏見レビュー
・わかりやすさ:⭐⭐⭐⭐⭐(とにかく丁寧で親切)
・網羅性:⭐⭐⭐☆☆(中学レベルに限定)
・実用性:⭐⭐⭐☆☆(基礎固めには◎だが上級試験には不足)
・続けやすさ:⭐⭐⭐⭐⭐(1テーマ1見開きで挫折しにくい)
・コスパ:⭐⭐⭐⭐☆(内容充実だが値段は少し高め)
キク英文法|耳で覚える“ながら学習”の新定番
「読む文法書」ではなく、「聞いて覚える文法書」。それがこの『キク英文法』です。アプリと連動してスマホで音声を聞ける。まさに現代型の参考書ですね。
……と書きましたが、実はトビーは音声を一度も聞きませんでした(笑)。
むしろ注目すべきは、大学入試の過去問を徹底分析し、必須の212項目だけを凝縮している点。つまり、基礎文法のエッセンスを短期間で効率よく学べる本なんです。
こんな人におすすめ:
・大学入試を控える受験生
・TOEIC・英検前にサラッと文法を復習したい人
・エッセンシャルな部分だけ学び直したい社会人
トビーもTOEIC900点を狙う前に、この本で文法のおさらい&抜け漏れチェックをしました。意外に「ここ弱いな…」と気づけたのが大きな収穫でした。
トビーの独断と偏見レビュー
・わかりやすさ:⭐⭐⭐⭐☆(聞きやすいが解説は浅め)
・網羅性:⭐⭐⭐☆☆(基礎〜中級中心。発展は不足)
・実用性:⭐⭐⭐⭐☆(リスニング・口頭練習に効果的)
・続けやすさ:⭐⭐⭐⭐⭐(移動中に無理なく続けられる)
・コスパ:⭐⭐⭐⭐☆(音声教材つきでお得感あり)
感覚派おすすめ5選|ニュアンスを掴む“革命本”
ガチ文法派の参考書では得られない、「ネイティブの感覚」や「英語に対する新たなペースペクティブ」を与えてくれる感覚派。難しい文法用語を避け、わかりやすく解説されているのが最大の魅力です。
ここでは、20年の迷走を経て「これは使える!」と感じた5冊を紹介します。
一億人の英文法|ネイティブ感覚をつかむ革命本
感覚派の代名詞ともいえるベストセラー。
「文法はルールじゃなく、ネイティブの感覚でできている」 という切り口で、at・in・on などの前置詞や、現在完了と過去形の違いをイメージで説明してくれます。
口コミでも「文法が腹落ちした」「前置詞のモヤモヤが解消した」と絶賛多数。
一方で「感覚的すぎて、理屈で理解したい人には合わない」という声もあり、評価は二極化しています。
トビー自身も著者・大西先生の本が大好きで、本書はまさにその集大成。
ネイティブ感覚を体系的に学べる貴重な一冊です。
こんな人におすすめ:
・文法は一通りやったけど会話になると使えない人
・前置詞や時制のニュアンスに悩む人
・英語を「ルール」ではなく「感覚」で掴みたい人
注意したいのが、本書は618ページもあり、情報量は膨大だということ。
「感覚派」とはいえ、実際はかなりガチ文法派寄りです。ナメてかかると挫折します(笑)。トビー的には、勉強だと思わず 「英語の読み物」として楽しむスタイル をおすすめします。大西先生の語り口は軽快で、肩肘張らずに読み進められますよ。
トビーの独断&偏見レビュー
・わかりやすさ:⭐⭐⭐⭐⭐(図解で直感的に理解できる)
・網羅性:⭐⭐⭐☆☆(感覚重視で抜ける部分もある)
・実用性:⭐⭐⭐⭐☆(会話・読解・試験すべてに効く)
・続けやすさ:⭐⭐⭐☆☆(面白いがボリューム大)
・コスパ:⭐⭐⭐⭐☆(学習効果に比べ価格は十分お得)
ネイティブスピーカーシリーズ|前置詞・単語・文法を“感覚”でつかむ
感覚派の定番といえば、この 「ネイティブスピーカーシリーズ」。
ラインナップは『ネイティブスピーカーの前置詞』『単語力』『英文法絶対基礎力』など多彩ですが、どれも共通するのは 「英語を感覚で理解させる」 というスタンスです。
トビーがこのシリーズに出会ったのは、『ネイティブスピーカーの前置詞』。
実はこれが大西先生の初著書で、読んだ瞬間に「前置詞って、こんな“感覚”で覚えればいいんだ!」と衝撃を受けました。
それまで at と in の違いを「暗記」しようとして挫折していたのが、一気に霧が晴れたのを覚えています。
口コミでも「日本人が一番苦手な前置詞のニュアンスが腑に落ちた」「例文がわかりやすい」と高評価。一方で「感覚的すぎて論理で整理したい人には物足りない」という声もあります。
こんな人におすすめ:
・前置詞や冠詞の“モヤモヤ”に悩んでいる人
・単語を「丸暗記」ではなく「イメージ」で覚えたい人
・英語の根本をネイティブ視点でとらえたい人
トビー個人的には、シュールなイラストと大西先生の軽快な語り口が大好き。「前置詞」は1996年に初版が発行されていますが、当時はこんなにふざけた(良い意味で)英語教材はなかったと思います。大西先生、まさに感覚派のパイオニア!
トビーの独断&偏見レビュー
・わかりやすさ:⭐⭐⭐⭐⭐(イメージ解説でスッと入る)
・網羅性:⭐⭐⭐☆☆(分野特化。前置詞・単語は強い)
・実用性:⭐⭐⭐⭐☆(会話・作文で即効果あり)
・続けやすさ:⭐⭐⭐⭐☆(例文ベースで読みやすい)
・コスパ:⭐⭐⭐⭐☆(必要分野だけ選べば効率的)
THE DUO 英語×論理的思考力|英語+思考力を磨く新感覚文法書
『DUO 3.0』は超個性的な単語帳として有名ですが、同じ著者・鈴木陽一先生が手がけた文法書『THE DUO 英語×論理的思考力』をご存じでしょうか?
これまた唯一無二の一冊で、特徴は 英語を「日本語に訳す」のではなく、「ネイティブの思考の枠組み」で理解する ことを目的にしている点。
冒頭で「英米の人々の見方・考え方」について触れており、文法学習というより「思考法のインストール」に近いアプローチです。図解やイラストも多く、視覚的に理解できるのもポイント。
口コミでも「前置詞や名詞の使い分けが腑に落ちた」「英語と日本語の思考の差が見えた」と高評価。一方で「例文や演習が少なく、手を動かしたい人には物足りない」「完全初心者にはやや難しい」という声もあり、評価は分かれる本です。
こんな人におすすめ:
・文法の基礎はあるけど「英語を感覚で理解したい人」
・論理的に英語を読み書きしたい社会人・受験生
・演習よりも「理解」や「概念整理」を重視したい人
トビー的に特に心をつかまれたのは冒頭の説明。
「日本人の思考法は帰納的、欧米人の思考法は演繹的。だから英語は理解しにくい」。これ、欧米人と仕事をしていて何度も感じたことなんです。話がどんどん枝分かれして広がっていく…。
この本を読んで「ああ、そういうことか!」と合点がいきました。
トビーの独断&偏見レビュー
・わかりやすさ:⭐⭐⭐⭐☆(図解豊富で感覚的に入りやすい)
・網羅性:⭐⭐⭐☆☆(基礎文法全体をざっくり整理)
・実用性:⭐⭐⭐☆☆(実用よりも理解の深化に強い)
・続けやすさ:⭐⭐⭐☆☆(読みやすいが演習不足で停滞しやすい)
・コスパ:⭐⭐⭐⭐☆(399ページで思考力も鍛えられる)
ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本|英語アレルギーを救う物語仕立ての入門書
まさに英語の理解に新たなパースペクティブを与えてくれる書。
タイトルからしてインパクト抜群。
『ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本』は、物語を読み進めるうちに文法の本質が身につく、超ユニークな入門書です。
口コミでも「英語が苦手でもスラスラ読めた」「物語のおかげで学習感がなくて楽しい」と高評価。特に「文法嫌い」「参考書アレルギー」の人にとっては救世主的な存在です。
一方で「かわいすぎて本格的な学習には不向き」「内容がシンプルすぎる」との意見もあり、基礎を超えて本格的に試験対策をしたい人には物足りなさも残ります。
こんな人におすすめ:
・英語に苦手意識が強い人
・文法書を開いただけで挫折してきた人
・英語学習を「楽しく再スタート」したい人
著者・向山淳子さんのこの一言、トビー的にはグッサリ突き刺さりました(笑)
「英語が「できる」人は例外なくたくさん読んでいて、ある程度の文法も知っている」。まさにその通りで、英語のキモは 「文法を理解して読むこと」。
この本は、そのための基礎を築いてくれる一冊です。
トビーの独断&偏見レビュー
・わかりやすさ:⭐⭐⭐⭐⭐(物語形式で自然に理解できる)
・網羅性:⭐⭐☆☆☆(基礎に特化。発展内容はなし)
・実用性:⭐⭐⭐☆☆(入門〜やり直しには効果大)
・続けやすさ:⭐⭐⭐⭐⭐(物語仕立てで挫折しにくい)
・コスパ:⭐⭐⭐⭐☆(楽しく学べる体験に十分見合う)
英文法の核|本質を一撃でつかむ“凝縮文法書”
このブログでも度々紹介している『基本はここだ!』『ポレポレ』の著者・西きょうじ先生の隠れた名著、それが 『英文法の核』 です。
トビー的に言えば、この本は 「精読/構文読解の視点」で書かれた文法書。
つまり、西先生が言う「英文法の“核=本質”」をギュッと凝縮した内容になっています。
口コミでは「必要な部分だけを効率よく学べる」「文法を短期間で復習できた」と高評価。一方で「説明が簡潔すぎて深掘りが足りない」「初心者がこれ一本で進めるのは厳しい」という声もあります。
こんな人におすすめ:
・文法を短期間で総復習したい人
・すでに基礎は固めていて、試験前にサッと確認したい人
・すでに学んだ基礎文法を読解のフェーズに持ってゆきたい人
実際のところ、この本を「感覚派」と呼んでいいのか悩みます。
内容はしっかり文法的でボリュームもあり、むしろ “ガチ寄りの感覚派” と言った方がしっくりくるでしょう。それくらい、文法と読解をつなぐ位置づけにある一冊です。
トビーの独断&偏見レビュー
・わかりやすさ:⭐⭐⭐⭐☆(簡潔で理解しやすい)
・網羅性:⭐⭐⭐☆☆(本質重視で詳細は省略)
・実用性:⭐⭐⭐⭐☆(試験直前の整理に効果大)
・続けやすさ:⭐⭐⭐⭐☆(薄いので短期間でやり切れる)
・コスパ:⭐⭐⭐⭐☆(効率学習を考えると十分価値あり)
どう選ぶ?タイプ別おすすめルート
ここまで「ガチ文法派」と「感覚派」の最強参考書を紹介してきました。
でも、いざ本屋さんで手に取ると「結局どれからやればいいの?」と迷うはず。
そこで、トビーが考える タイプ別おすすめルート をまとめてみました。
①初心者・やり直し勢
・最初の一冊:中学英語をひとつひとつわかりやすく
・→ 次に Evergreen で基礎を整理
👉 英語が苦手でも「基礎→定番」の順で挫折せずステップアップ
②試験対策を本格的にしたい人(TOEIC・英検)
・Evergreen/実践ロイヤル英文法 で骨格を固める
・→ 英文法の核 で精読力を仕上げる
👉 ガチ文法派で基礎〜応用を固めるのが王道ルート
③会話やライティングに強くなりたい人
・一億人の英文法 や ネイティブスピーカーシリーズ でニュアンスを掴む
・→ THE DUO 英語×論理的思考力 で論理的な文章力を養う
👉 感覚派を中心に選ぶと「使える英語」につながる
④忙しい社会人・スキマ時間学習派
・キク英文法 で耳から復習
・THE DUO(単語帳ではなく論理的思考力の方)や DUO音声シャドーイング で通勤中に学習
👉 無理なく続けることを優先したい人におすすめ
⑤英語アレルギーを克服したい人
・ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本 で楽しく再スタート
・その後に 一億人の英文法 でステップアップ
👉 「楽しく始める → しっかり基礎化」の流れが効果的
💡 トビーの結論
参考書ジプシーを避けるには、自分のレベルと目的に合わせて2〜3冊に絞ること。
英語学習は無限ではありません。
「ガチ文法派 × 感覚派」の両刀こそが、最強の学習ルートです。
まとめ|参考書は“有限”にできる

ここまで「ガチ文法派」と「感覚派」のおすすめ参考書10冊を紹介してきました。
ブログの長さも8000文字を超えると書いていて疲れてきます(笑)
トビーが20年以上さまよった結論はシンプルです。
👉 参考書は無限にあるけど、学習は有限にできる。
・骨格を固めるには ガチ文法派(Evergreen・ロイヤルなど)
・ニュアンスを掴むには 感覚派(一億人・ネイティブスピーカーなど)
・そして、自分の目的とレベルに合わせて 2〜3冊を徹底的にやり込めば十分
あれこれ積ん読を増やしても、「参考書タワー」が高くなるだけ(笑)。
必要なのは「厳選」と「やり切り」です。
トビー自身、最終的には「ガチ文法×感覚派」の両刀でTOEIC900点・英検1級を突破しました。この記事を参考にして、みなさんも迷わず自分に合った参考書を選んでみてください!
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・TOEIC900・英検1級で伸び悩むあなたへ|“精読の壁”を超える英語学習ピラミッド
このブログを書いた人:トビー
20年迷走して、ようやく“精読の壁”を超えた人です(笑)
トビーって何者?って思った方は、こちらをどうぞ(笑)
→このブログについて|20年迷走して気づいた“精読”の力とTOEIC900の壁



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