自分の英語レベル、正しく説明できますか?
この記事で「今どこにいて、どこを目指すべきか」が見えてきます。
「TOEIC700点までは来たけど、ここからどうすればいいの?」
「英検2級は取ったけど、次は準1級?それともTOEICに切り替えるべき?」
——そんな“英語の中間層”のモヤモヤ、感じたことありませんか?
こんにちは、TOEIC915点・英検1級・HSK6級トリリンガルのトビーです。
実はトビーも、英語学習の「迷子ゾーン」を20年さまよってきました(笑)
・単語も覚えた
・文法もやった
・リスニングもある程度わかる
……でも、スコアが伸びない。仕事ではちょっと英語が使えるけど、読めない文章も多いし、スピーキングなんて夢のまた夢。
そんな「できるような、できないような」曖昧な時期って、本当にしんどいですよね。
でも安心してください。
英語学習には、実は“構造”があります。
その構造を知れば、自分が今どこにいて、次にどこを目指せばいいのかが一目でわかるんです。
この記事では、トビーが20年の迷走を経てたどり着いた「英語レベル分け」の全体像と、
なぜ「準上級者」こそが、コスパ最強の学習ゴールなのかを徹底的に解説します!
英検なの、TOEICなの、どっちなの?? って迷いますよね(笑)。 この記事おすすめです。
→TOEICと英検、取るならどっちがお得?|TOEIC915・英検1級ホルダーが語る真実
レベル分けで客観的に自分の実力を知る
「英語って、なんとなく“できる・できない”で語られがちだけど、具体的にどのレベルかって説明しづらい…」
そんなふうに思ったこと、ありませんか?
まずは国際的な基準に基づく「英語レベルの目安」をご紹介します。
CEFR・TOEIC・英検の対照表(一般的な目安)
まずは一般的な目安です。そう、あくまで一般的な。
分かりますよね? TOEIC(L&R)にはスピーキングやライティングはないので、単純には英検と比較にならないんです。
CEFRレベル | TOEIC(L&R) | 英検 |
C1 | 945〜990 | 1級 |
B2 | 785〜944 | 準1級 |
B1 | 550〜784 | 2級 |
A2 | 225〜549 | 準2級 |
A1 | 120〜224 | 3級 |
TOEICや英検もこの基準に対応しており、レベル感を把握する際にとても便利です。
でも、学習者として「実際に何ができるのか?」「どの壁があるのか?」は、この表だけではわかりません。
そこで、次に紹介するのがトビーが20年の迷走の末にたどり着いた「体感ベースの英語レベル分類」です。
トビー体感ベースのレベル分類
これはトビーの実体験ベースの分類です。
そうそう、実は英検に準2級ができたことを最近知りました。以前は3級で中学校卒業レベル。今の子のは早くから英語の勉強を始めているので、3級だと簡単になっちゃったのでしょうかね?
レベル | TOEIC(L&R) | 英検 | コメント |
上級者 | 900〜 | 1級 | 専門領域・交渉・資料読解が可能な領域 |
準上級者 | 800 | 準1級 | ビジネス現場での最低限の実用力 |
中級者 | 700 | 2級 | 高校卒業レベルの基本力 |
初級者 | 〜600 | 〜準2級 | 旅行&生活のサバイバルレベル |
それではこの表に基づいて、これから独断と偏見たっぷりに解説してゆきますね。
レベル分けは分かったけど、そもそも自分って英語に向いていないんじゃ・・・って方、ハードコア語学学習迷走者トビーが語っていますよ(笑)
→語学が“向いてる人・向いてない人”の違いとは?|英検1級&HSK6級トリリンガルが徹底解説
英語学習者の4つのレベルとその意味
TOEIC600/英検準2級〜旅行&生活のサバイバルレベル
英語で道を聞く、カフェで注文する、ホテルでトラブルに対応する——
いわゆる「サバイバル英語」がなんとかなるレベルです。
TOEICでいうと600点、英検なら準2級程度。中学英語+αという印象。
海外旅行で最低限困らないレベルですが、仕事で使うにはまだまだ不安が残るでしょう。
このレベルでは「単語と文法の基礎固め」が最優先。
焦らず、中学〜高校1年レベルの英文法・語彙をしっかり積み直すのが近道です。
実際トビーはこのレベルで大学時代にサンフランシスコへの旅行やオーストラリアへショートホームステイに行きました。言いたいことが出てこなくて、もどかしかったのを思い出します(涙)
中級者:TOEIC700/英検2級〜高校卒業レベルの基本力
英語ニュースや英会話にも少しずつ挑戦できるようになり、
「言ってることは何となくわかるけど、話すのはまだ怖い…」という時期。
TOEIC700点台は、履歴書に書けば「英語がちょっとできる人」として評価され始めるライン。
英検なら2級が目安で、高校卒業程度の英語力とされています。
ここまでは、市販教材やアプリ、YouTube学習でも独学で十分にカバー可能。
ただし「読めてるつもり」「聞こえてるつもり」の“感覚偏重ゾーン”でもあり、伸び悩む人が多いのもここです。
準上級者:TOEIC800/英検準1級〜ビジネス現場での最低限の実用力
トビーがいちばん“学習投資のリターンが大きい”と感じたのが、このゾーンです。
TOEIC800点、英検準1級というと、一見「上級者っぽい」印象がありますが、実は“使える英語”のスタート地点。
ここに到達すると、英文メールや報告書、英語プレゼンなどにも対応できるようになり、
ビジネス英語の世界が一気に広がります。
また、このレベルを超えると「精読」が機能し始め、多読やリスニング力も飛躍的に向上しやすくなるのが特徴。
まさに、英語力が“実務に転換され始める”コスパ最強ゾーンです。
上級者:TOEIC900以上/英検1級〜専門領域・交渉・資料読解が可能な領域
TOEIC900点、英検1級。ここはもう“名乗っていいレベル”です(笑)
そしてこのブログの読者全員に至って欲しい領域。
専門分野の英文資料をスムーズに読んだり、複雑な意見交換やプレゼンも英語でこなせる域。
英語面接や海外出張でも、しっかり“戦える力”が求められる領域です。
ただし、到達までの労力は一段と大きく、
語彙数は英検1級で15,000語、TOEICでも10,000語以上が必要になるとされています。
「これから英語を実務で活かしたい」「世界に向けて情報発信したい」という方には、挑戦しがいのあるライン。
でも、まずは“準上級者ゾーン”で十分戦える、ということも忘れないでくださいね。
「準上級者」がもっとも投資対効果が高い理由
TOEIC800点・英検準1級──
一見すると「なんか中途半端?」と思われるかもしれませんが、実はここが最もコスパのいい“黄金ゾーン”です。
なぜなら、英語を「試験のため」から「実際に使える」に変える転換点が、まさにこのレベルだから。
この記事の結論でもある「準上級者こそ狙い目」という考え方。その理由を3つに分けて解説していきますね。
実務で通用し始めるライン
まず、TOEIC800・英検準1級の実力は、実際の仕事・現場で英語が“武器”として使えるようになる最初のラインです。
このレベルになると:
・英文メールがテンプレなしでも書けるようになる
・会議の議事録や資料を読んで、要点を理解できる
・海外のカスタマーやベンダーと、ある程度スムーズにやり取りできる
つまり、“教養としての英語”から“実務で通じる英語”へのシフト地点なんです。
しかも、履歴書にも書けるスコア帯(TOEIC800超)は、企業評価の上でも明確なラインとなっており、
「英語ができる人」の認定ゾーンとしても非常に効率が良い。
採用する側からすると、間違いなく「履歴書映え」して見えますよ。
学習者の脱落ポイントを越えられる
英語学習って、B1(中級)までは独学でもある程度いけるんですよね。
問題は、そのあと。B1(中級)→B2(準上級)への壁が“脱落ポイント”になる人、かなり多いです。
・なんとなく読めてるつもりだけど、内容が頭に残らない
・リスニングで「単語」は聞こえるけど「意味の流れ」が追えない
・スピーキングで言葉に詰まる、作文で言い回しがワンパターン
……これ、ぜんぶ「準上級者への階段」でよくある症状です。
でも逆にいえば、ここを越えれば、一気に視界が開ける。
トビーもB1→B2の段差で迷走されてる方、たくさん知っています(笑)
でも、「このゾーンにしっかり腰を据えてやり込んだ」ことで、英語が一気に“使える道具”に変わりますよ。
精読の壁がここで立ちはだかる!
このレベルに差し掛かると、ほぼ必ずぶち当たるのが「精読の壁」です。
単語も文法もそこそこ。リスニングも慣れてきた。TOEIC Part5や英検の語彙問題は何とかなってきた。
なのに、長文が読めない。内容が頭に入らない。時間が足りない。
……それ、構文が取れてないだけなんですよね。
英文をSVOC+修飾語に分解して、構造から読み解く力。
これがつくと、読み直しが激減し、リスニングも一気に聞き取れるようになります(←これホント!)
この「精読の壁」はまさに準上級者レベル特有の試練であり、
ここを乗り越えた人は、そのまま上級者への階段を登り始めます。
「『精読の壁』? なにそれ? 教科書載ってないよー」って方、安心してください。良い記事ありますよ。
→「精読の壁って何?|英語力が頭打ちになる理由と突破法」
英語が好きなら、上級者を目指してほしい
ここまで、「準上級者=TOEIC800・英検準1級」が、
コスパや実務レベルでは最も効率的なゴールですよ、とお話してきました。
でも、正直に言います。
英語の勉強が好きな人、苦じゃない人には——ぜひ「その先」も目指してほしいんです。
TOEIC900点、英検1級というラインは、
確かに「誰にでも越えられる」壁ではありません。トビーもこの壁に何度も挫折しました。
でも、あえて言います。それでも登って良かった。
なぜなら、
・英文ニュースが辞書なしで読める
・英語で仕事の資料が読めて、交渉もできる
・英語を通して、世界中の情報・人・チャンスとつながれる
……そんな「世界の見え方」が、一気に変わるからです。
逆に、ですね。
グローバルビジネスや通訳・翻訳、教育、国際協力など、“英語が主戦場”になる職を目指すなら、トビーはここがスタートラインだと考えています。
実際、「TOEIC900点越え&英検1級」を達成した日、トビーは日記に「ここが始まりなんだよな」と書いてます。今でも本当にその通りだと思っています。
ただし、このレベルに「気合い」だけで到達するのは難しいです。
だからこそ、遠回りせずに最短で登れる道を、このブログで発信しています。
Tobey自身は、20年も回り道しました。でもあなたにはその必要はありません。
英語を好きになれたなら、その気持ちを、“武器”にできる場所まで持っていきましょう。
そして、ぜひ一緒にその景色を見に行きましょう!
TOEIC900&英検1級、もちろん両方メガ盛りで(笑) 壁の越え方アドバイスしてます。
→TOEIC900点はどう超えた?|迷走20年のトビーが初回915点を出せた理由
→英検1級はどう超えた?|迷走20年のトビーが“独学×AI”で突破した戦略
まとめ|“今”と“次”が見えれば、英語は進化する

英語学習って、「結局どこを目指せばいいのか」がわからなくなると、迷路に入りますよね。
今回の記事では、あなたの現在地を知り、次に進むための「英語レベルの地図」をお届けしました。
・CEFR/TOEIC/英検の客観的な基準
・トビーの体感に基づく4つの実力ステージ
・そして何より、準上級者(TOEIC800・英検準1級)がコスパ最強である理由
でももし、あなたが「英語が楽しい」「もっと先を見てみたい」と思っているなら、
TOEIC900・英検1級という“その先の世界”も、ぜひ目指してみてください。
語学学習に“終わり”はありません。
でも、“次に行く階段”はいつでも用意されています。
今どこにいて、次に何をすべきか。
それさえ見えれば、英語学習は止まりません。
英語がしんどくなったときは、またここに寄ってくださいね。20年迷子だったトビーが、お茶でも出して待ってます(笑)
このブログを書いた人:トビー
20年迷走して、ようやく“精読の壁”を超えた人です(笑)
トビーって何者?って思った方は、こちらをどうぞ(笑)
→このブログについて|20年迷走して気づいた“精読”の力とTOEIC900の壁
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