英検1級 小論文はこう超えた|“写経×ChatGPT”で型を覚えて最短合格!

野原に並べられたアンティーク調の本の背表紙。静かな知性と学びを象徴する一枚。

20年も英語使ってたのに、小論文まったく書けませんでした(笑)
でも、“例文を写して、AIに直してもらっただけ”で、一発クリアしました。


英検1級の小論文、初めてのトライ。30分かけて書けたのは——

3行でした(笑)。

こんにちは。英検1級&TOEIC915点のトビーです。

国際問題、社会問題、教育、サイエンス……
英検1級の小論文のテーマは抽象度が高く、深淵なること海の如し。

いざ書こうとすると、時間はカツカツ。頭の中は真っ白。鉛筆ぜんぜん進まん。

でもトビーの場合、「写経」と「ChatGPT添削」、この2ステップで“このラスボス”を攻略できました。

今回は、そのトビーメソッドを完全公開します。
強敵を前にして放心している子羊さんたちの、お役に立てたら幸いです(笑)。

このブログでわかること

・英検1級・小論文(ライティング Part5)の出題形式と“型”の正体
・トビーが実践した「写経×AI添削」で書けるようになるトレーニング法
・本番25分で書き切るための時間配分・構成メモ・当日テクニック

英検1級の小論文ってどんな試験?|地頭と型が試される!

さて、まずは敵の正体を見ておきましょう。

2024年度から、英検1級のライティングは「要約」と「小論文」の2本立てになりました。
この「小論文」こそが、英語力+思考力の集大成とも言える超・重要パートです。

基本スペックはこんな感じ
・文字数:200〜240語
・時間配分:25分(※実質もっとシビア)
・配点:CSEスコア850点(※全体の50%)
・形式:序論・本論・結論の三段構成が基本
・テーマ:社会・教育・経済・科学・国際関係など抽象度高め

そもそも日本語であったとしても、

「他国との自由貿易は、経済成長を促進するためのベストな方法か?」

……って、いきなり聞かれて、20分とかそこらで小論文書けます?

ちなみにこれ、トビーの実際の試験で出題されたテーマです(涙)

英検1級に挑む人は、膨大な語彙の暗記はもちろん、
文法も長文読解も、ゴリゴリに鍛えてきているはず。

でもこのパートは、
そんな凡人の血のにじむ努力を一瞬で無効化して振り出しに戻してくる——

まさに、無理ゲー中の無理ゲー。

それが、英検1級の小論文(笑)

トビーも最初は、完全に振り出しに戻されて放心してました。

でも、そんな地獄の中に光が差したのが、型=ストラクチャーでした。

このあと紹介する「トビー式メソッド」は、
そんな迷子救済”のためのナビゲーションです。

トビーが独学で超えた英検1級の全体戦略はこちらからどうぞ:
英検1級はどう超えた?|迷走20年のトビーが“独学×AI”で突破した戦略

Phase1|まずは“写経地獄”で英文の構造を叩き込め!

使ったのはこの一冊:

📘 『最短合格! 英作文問題完全制覇』(旺文社)
中でもChapter3「実践問題30」を徹底的に活用しました。

🖋️ やり方は超シンプル:

・A4用紙に、1日2題ずつ“例文”をそのまま書き写すだけ
・目的は「書いて覚える」ことじゃない
・英文の構造を、体でなぞって叩き込むこと

これが、意外にキツい(笑)

でも最初は1題30分以上かかってたのが、
慣れてくると1題15分で“スラスラ”書けるようになります。

しかも、何度も写しているうちに:

・論文っぽい言い回し
・小論文で使える接続語や表現
・抽象的テーマに合うボキャブラリー

    …が、自然にインストールされていくんです。

    とにかく最初は「考えずに手を動かす」のがポイント。
    写経は、“構造を染み込ませる英語の筋トレ”です。

    <strong>トビー</strong>
    トビー

    実はこれ、TOEIC満点の『Haru英語』さんが紹介していた方法。Haruさんありがとうございます。おかげさまで初回で英検1級合格できました(笑)

    英検1級は単語対策と切っても切り離せません。関連記事はこちらから:
    英単語は「書かないで覚える」はアリ?|TOEIC900・英検1級を超えた記憶術の真実

    Phase2|“自分のことば”で書いて、AI先生に添削してもらう

    一言一句、完全に覚えられればいいんですが、実際はそうはいかない。
    しかも、別のテーマが出されると応用が効かない。

    だからこそ、Phase1で「構造」と「表現」を体に染み込ませたら、
    次は、それを“自分のことば”に変えて書くステップが必要になるんです。

    ①同じトピックで、自分の意見で書いてみる

    教材は、引き続き『英作文問題完全制覇』Chapter3の30題を活用します。
    気をつけたいポイントはこちら:

    ・序論・結論はテンプレ化して思考コストを削減
    ・本論では、自分の意見や理由を3つに絞って構成する
    ・書くことに慣れると、自分らしい論理展開もスムーズに!

    写経を1ヶ月くらいやっていると、意外にすらすら描けるようになってきますよ。

    ②ChatGPT先生に添削してもらう

    書きっぱなし&ほったらかしは、絶対にNG!
    「でも添削してくれる人、いないよー」って同志のあなた。

    無料オンライン英語講師(しかも24営業 笑)のChatGTP先生がいるじゃないですか。

    手書き原稿をタイプ or スキャンしてChatGPTに入力します。
    以下のようなプロンプトがおすすめ:

    この英作文を英検1級の基準で添削してください。
    ・文法、構成、語彙、論理性の観点からコメントをください。
    ・どの部分が弱く、どう改善すべきかを明示してください。

    構成のズレや語彙の不自然さなどを、かなり的確に指摘してくれます。

    ③添削結果を“再写経”してインストール!

    ChatGPT先生が提案してくれた改善後の英文をもう一度写経します。
    すると、自分の弱点+改善表現が体に染み込む。

    書いて・直して・また写す。
    このループが、表現の精度を爆伸びさせます!

    いや…GPT先生、ほんと凄いです。
    中にヒト、絶対入ってますよね? 笑

    <strong>グラミー</strong>
    グラミー

    ChatGPTはもともと“言語の海”から生まれているので、語学の勉強には非常に適していますね。

    トビーの小論文|実際の添削はこんな感じ!

    GPT先生、トビーの稚拙な英文をバッサリ切り捨ててくれるので、
    もう毎回うっとりです(謎)

    実際の添削例を載せておきますね。
    テーマは:
    『Should there be restrictions to freedom of speech in some case?』

    <トビーオリジナル(醜文)>

    I must admit that the freedom of speech is a right to all people. However, I believe that there should be restrictions to freedom of speech in some case, and I would like to discuss three reasons for this.

    First, when we use social networking services, such as LINE, there should be restrictions of freedom of speech. It is easy for us to post any comments on it. However, we have to take special care to the contents of the our comments as we cannot delete them completely even if they were something offensive to particular people.

    Second, when people talk with colleagues in your work place, you should refrain from speaking of sensitive topics such as religion. For example, in international companies, there are many employees come from different countries which has different religion. Therefore, it is safe not to ask a religion to others as some people are not willing to talk about this topic.

    Third, when a prime minister makes a speech, he should pay a special attention to what he says. As any comments made by a prime minister have imprecations to other nations, one should not think that a prime minster can speak anything that he wants to say.

    For the reasons mentioned above, I believe that in some case, there should be restrictions to freedom of speech.

    <GPT先生の添削済み英文(神文)>

    I must admit that freedom of speech is a right for all people. However, I believe there should be restrictions on freedom of speech in certain cases, and I would like to discuss three reasons for this.

    First, when we use social networking services, such as LINE, there should be restrictions on freedom of speech. It is easy for us to post any comments, but we must be mindful of the content of our posts since we cannot completely delete them, especially if they are offensive to particular people.

    Second, when people talk with colleagues at the workplace, they should refrain from discussing sensitive topics such as religion. For example, in international companies, there are many employees from different countries with different religions. Therefore, it is wise not to ask others about their religion, as some people may not be comfortable discussing this topic.

    Third, when a prime minister makes a speech, they should pay special attention to what is being said. As any comments made by a prime minister can have implications for other nations, one should not think that a prime minister can say whatever they want without considering the consequences.

    For the reasons mentioned above, I believe that in some cases, there should be restrictions on freedom of speech.

    単数・複数のミスとか、「a」にしてたところが実は「the」だったりとか──
    もう修正ポイントが盛りだくさん(笑)

    でも、こうやって自分の間違いを炙り出していくことで、
    自分の「クセ」や「弱点」がどんどん見えてくるんですよね。

    正しく書くのには、正しく読める必要あり。ちゃんと『精読』、できてますか?
    「精読の壁って何?|英語力が頭打ちになる理由と突破法」

    Phase3|過去問を使って「本番形式」で鍛える!

    さあ、ここからは仕上げのフェーズです。
    Phase1で“構造”を叩き込み、Phase2で“自分の言葉”で書けるようになったら、
    最後は、本番形式で叩き上げる!

    ここでのポイントは、次の3つです:

    ①過去問題を使って、時間を測って解く
     → 理想は、見直しまで含めて25分。
      適度なプレッシャーが、集中力を高めてくれます。

    ② できればリーディング全体を通しでやってみる
    → 長文問題で脳が疲れた状態、つまり本番の流れそのままをシミュレーションします。

    ③ 添削はもちろんChatGPT先生で!
    → やりっぱなしはNG。きちんと復習して、次に備えましょう。

    <strong>グラミー</strong>
    グラミー

    ここまで一気にこなせば、書くたびに表現の精度が上がっていきますよ。

    英語で伸び悩むと、つい「自分って語学に向いてないかも」って思いがち。それってホント? この記事で詳しく書いています。
    語学が“向いてる人・向いてない人”の違いとは?|英検1級&HSK6級トリリンガルが徹底解説

    トビー流・本番25分の時間配分|準備から見直しまでの勝ちパターン

    いよいよ本番。
    25分で仕上げなきゃいけない英検1級の小論文、どうやって時間を使えばいいの?
    という疑問に、トビーが実際にやった“勝ちパターン”をそのままシェアします。

    ① 試験開始時:テーマだけチラ見しておく
    ・リーディング開始直後、Part5(小論文)のテーマだけサッと確認
    ・まだ書かないけど、ざっくり「YES寄りかな…NOかな…」くらいは意識しておく
    ・このあとやるPart3(長文)で時間配分を調整する準備に入ります

    ② Part3を2問「足切り」して時間を確保!
    ・トビーは、Part3の内容一致問題を2問スキップして50分を確保
    ・要約+小論文の合計時間配分:50分(各25分)
    ・「全部解くこと」よりも、「書ききること」を優先!

    ③ 小論文に戻ってからの流れ(25分で一気に!)
    トータル25分で、以下のように時間を使います:
    1. テーマ再確認&立場(YES / NO)を決定
    2. 本論ネタを4つ書き出す → 3つ選んで順番決定(5分)
    3. 本文を一気に書き切る(18分)
    4. 最後に見直し(3分)
     → スペル・冠詞・主語動詞の一致など、地味ミスをつぶす時間です

    <strong>トビー</strong>
    トビー

    この「5分構想→18分執筆→3分見直し」のリズムに慣れておくと、本番でも焦らず、スラスラ手が動きます。

    「英検1級とったらどうなの?」って気になる方は、こちらの記事もあわせてどうぞ。
    TOEIC900点・英検1級、取ってよかった?|達成後に気づいた「本当の価値」と反省点

    まとめ|“写経とAI”で誰でも突破できる時代に!

    ノートに一生懸命書く子どもと、隣で見守るもう一人の子ども。学ぶ喜びと支え合いを象徴する一枚。

    さて今回は:

    『英検1級 小論文はこう超えた|“写経×ChatGPT”で型を覚えて最短合格!』

    というタイトルでトビーの体験を語ってきましたがいかがでしょうか?

    最後に、サクッとまとめておきましょう。

    ① Phase1は「写経
    → 暗記するくらいやり込んで、型を身体に染み込ませる!
    ② Phase2は「実践」
    → 自分の言葉で書いて、GPT先生に添削してもらう。
    ③ Phase3は「本番慣れ」
    → 実際の試験をシミュレートして解く!

    個人的には、ChatGPTなどの生成AIの普及によって、
    英語を独学でマスターできる可能性は劇的に広がったと感じています。

    英検1級の小論文、まだあなたにとって無理ゲーですか?

    トビーができたんだから、大丈夫。
    あなたにも、きっとできます。

    “写経とAI”、最強です。(笑)


    このブログを書いた人:トビー
      20年迷走して、ようやく“精読の壁”を超えた人です(笑)

    トビー

    ・TOEIC900・英検1級のトリリンガル(日・英・中)。
    ・英語学習20年の迷走を経て、「精読の壁」を突破しました。
    ・今は、英語に悩む方へ、自分の経験から気づきを届けています。

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