BBCとCNN、どっちが読みやすい?|読者目線で分かった“英文ニュース”の選び方

英字新聞を読み比べるシーン|BBCとCNNの違いを考えるイメージ

英文ニュースサイトに“読みやすさ”ってあるの……?
そんなマニアックな疑問に、今日も元気にお答えいたします(笑)


精読マスター後の“英文多読ルート”については、前回の記事でたっぷりお伝えしました👇
👉 [英文多読、なに読めばいい?|精読マスター後に使える“英文サイト”活用術]

で、ある日ふと、BBCとCNNの記事を読み比べていたときのこと。

「あれ、CNNって、なんか読みづらい…?」

かたやイギリス(BBC)、かたやアメリカ(CNN)の老舗報道機関。
同じ“英語”でも、こんなに違うの?と違和感を覚えたのがすべての始まりでした。

でも実際、何がどう違うのか? 読解にどう影響するのか?
気になりすぎて、夜も眠れなくなったので…

記事にしてみました(笑)

もはやマニアックすぎて、
こんな記事を読んでくださる方がいるかどうか不明ですが——

今回は、英語学習迷走&暴走歴20年のトビーが
忖度ゼロ・独断と偏見・自己満MAXで喋り倒します!

🌀こんなヘンタイさんにおすすめ

・英文多読にどのサイトを選べばいいか迷っている人(そろそろ引き返せない)
・CNNの速報が「読めてる気がしない」人 (マニアック度65%)
・BBCを読んでるとちょっと心地いい…と感じる人 (マニアック度120%)

「あ、これ自分のことだ!」と感じた方、
いっしょに英語沼に落ちてゆきましょう(笑)

なぜ「BBC vs CNN」で読みやすさに差を感じるのか?

英文ニュースサイト、どれも“英語”のはずなのに——
「なんかBBCは読みやすい」「CNNは意味が切れて頭に入ってこない」
そんな微妙な読解ストレス、感じたことありませんか?

その“読みにくさ”の正体、実はかなり言語構造的な違いにありました。

アメリカ英語とイギリス英語の違い|CNNとBBCの“読解ギャップ”の正体とは?

まず、BBC(イギリス英語)とCNN(アメリカ英語)のスタイルの違いを簡単に押さえておきましょう。

①語彙の違い|英米で意味が変わる単語たち

「知らない単語」に見えて、実は“地域差”なだけのこともあるんです!

アメリカ英語イギリス英語
garbagerubbish
elevatorlift
trucklorry
fall (秋)autumn
<strong>グラミー</strong>
グラミー

実はTOEICや英検では、アメリカ英語:イギリス英語=7:3くらいで出題されている印象です!

②スペルと綴りの違い|color vs colour の話

TOEICや英検ではどちらもOK。混乱しすぎなくて大丈夫!

アメリカ英語イギリス英語
colorcolour
centercentre
analyzeanalyse

文字を追ってるだけで「あれ、スペル間違ってる?」と一瞬戸惑うのも、この表記の違いによるものです。

③語順と構文の違い|読解力に一番効くポイントはここ!

CNNはリズム感、BBCはロジック感。それぞれ“違う英語力”を育ててくれます。

特徴アメリカ英語(CNN)イギリス英語(BBC)
語順直線的・口語的論理的・修飾が多め
文章の長さ短め・テンポ重視長文多め・構文重視
ニュアンスシンプル・直接的含みや婉曲表現も多め

トビーの直感的な印象で言えばこんな感じです——

CNNは「短いがやや意図が掴みにくい」、
BBCは「長いが構造が明快」

語順・語彙レベル・文章構造の“クセ”とは?

英文ニュースが「読みにくい」と感じるとき、原因は単語力より構造とリズムにあることが多いです。
ここでは、BBCとCNNの文体・語彙・構文に潜む“読解のクセ”を掘り下げていきます

CNN:短くて速い、速報型テンポ英語

CNNの記事を読むと、やたらと短くて動きが早いと感じる人、多いはずです。
たとえばこんな見出し:

“Biden to visit Japan next week”
(※実際は “is going to visit” の省略)

“China slams US over military deal”
(※“slam”=強く非難する)

このように、CNNでは:

・be動詞や冠詞を省略した“ヘッドライン英語”
・口語に近い実用語彙(slam, urge, seek)
・文構造が短く、スナップの効いた語順

が頻出します。

トビー的感想:

CNNはサクッ、サクッと文が切れていく感覚。
理論的に読む、というより文脈から意味を取る…感じです。

BBC:長くて論理的、構造派の英文

一方のBBCは、文章が長く、構造がしっかりしているのが特徴です。

“The Prime Minister said the proposal, which had been under consideration for weeks, would be reviewed again by Parliament.”

・関係詞(which)や挿入構文を多用
・文構造が明快で、論理の階段がある
・接続副詞(However, Furthermore, In contrast…)も豊富

トビー的感想:

BBCはこれぞ教科書英語!って感じですね。
文章の骨格が見えて、構文マニアにはたまりせん(笑)

比較まとめ|CNN vs BBC 読解スタイルの違い一覧表

比較項目CNN(アメリカ英語BBC(イギリス英語)
文の長さ短め、テンポ重視長め、論理構造が明快
語彙の傾向実用・口語・動詞強め硬派・抽象語・学術語も
ヘッドライン省略・インパクト重視文法重視・やや長め
難しさの正体構文が省略されすぎ単語・概念がやや難

CNNが「読めるけど意味がつかめない」
BBCが「ちょっと時間かかるけど、構造が読みやすい」

──トビーのモヤモヤの正体、まさにこの“クセの違い”から生まれていたんです。

CNNとBBCはまだ早い?読解力別・おすすめ英文ニュースサイトはこれ!

「TOEIC800なんだけどCNNって読んでOK?」「BBCって難しすぎない…?」
そんな疑問に、トビーが“読解力別”にお答えします!

TOEIC700〜800点台ならKyodo・NHK WORLDから始めよう

CNNかBBCか、どっちなんだい?って話をしてるのに、
いきなり別のニュースサイト出してすみません(笑)

でも、Kyodo NewsやNHK WORLD-JAPANは、CNNやBBCに比べて英語がやさしく、読みやすいんです。

無理に背伸びせず、このあたりのサイトで“多読慣れ”をしていくのが本当におすすめです(※経験者は語る…)。

Kyodo News:https://english.kyodonews.net
NHK WORLD-JAPAN:https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/

CNNにちょい注意!
CNNは情報スピード重視で、構文がガッツリ省略されていることも多いです。

フィーリングで読めちゃうけど、構文が取れてない…
→ この状態での“なんちゃって多読”はちょっと危険。

多読の目的が「英語力をちゃんと上げたい!」であれば、
一見遠回りでも、読みやすいニュースから始めるのが王道です。

TOEIC900・英検準1級〜はBBC精読で力をつけるフェーズ!

CNNやBBCあたりにチャレンジするなら、
最低限の読解力をつけてからの方が◎!(これは完全にトビーの実感)

そして、最初に挑戦するなら断然BBC!

BBCは構文と論理で読ませる“骨格あり英語”。
英検準1級〜1級の長文とジャンル・文章構成がかなり似ていて、
試験対策としても多読教材としても最強です。

✔ BBCのここが強い!
・関係詞・分詞構文などが美しく使われている
・抽象度の高い単語も多く、語彙力UPに直結
・英検1級の時事トピックとジャンルが近い!

📘 おすすめの読み方は?
毎朝1〜2記事を30分かけてじっくり精読 → 夜に“再読”
この「再読」までが学習セット!詳しい方法はこちら👇
👉 [英文多読、なに読めばいい?|精読マスター後に使える“英文サイト”活用術]

CNNはBBCの“補助教材”としてライトに使おう

CNNが悪いってわけじゃありません!(むしろトビーも好き)

ただ、構文の完成度・文法的な整い方でいうと、BBCに軍配が上がるのも事実。

CNNの速報スタイルはテンポ重視。
1文が短く、主語やbe動詞が省略されがちで“リズムで読む”力は鍛えられます。

でもその分、精読に必要な“構文をつかむ力”が育ちにくい。
英語を“読めてるつもり”になってしまう危険も…。

📌 それでもCNNが気になる人へ
・「LIVE Updates」は150語前後の速報記事が並ぶ宝庫!
 → 時間がない朝にも最適な“ミニ多読”素材です。
・見出しだけ拾い読みするのも、ニュース英語のリズム慣れに◎!

<strong>グラミー</strong>
グラミー

読解力別・トビーのおすすめルートまとめはこちらです。

読解レベルおすすめサイト
TOEIC700〜800台Kyodo News / NHK WORLD で地力アップ
TOEIC900〜 / 英検準1級以上BBC で構文読解力を鍛える
補助・慣れ目的CNNでテンポ慣れ・速報処理トレーニング

まとめ|ニュースサイトにも“個性”がある!

「BBCとCNN、どっちが読みやすいのか?」

そんなマニアックな疑問にここまで付き合ってくれたあなた、
もう立派な“英語沼の住人”です(笑)

トビーの結論、改めて!
・BBC=正統派で構造が美しい。精読教材にぴったり。
・CNN=速報重視のテンポ派。フィーリング多読に注意!

…ということで、記事タイトルもしっかり回収完了です(笑)

でも最後に、もうひとつだけ。
TOEIC・英検に“多読”は必要か?」でもお話しましたが、
本格的な英文多読に挑むなら、“精読の壁”を越えてから。

なぜなら——
構文が取れないまま読み飛ばす多読は、
あなたの時間を静かに浪費していくからです。

英語は、“読めたつもり”じゃ通用しない。
ニュースサイトは、その精度を試す最高の訓練場。

このブログでは、トビーが20年迷走して見つけた、
「精読の壁の越え方」を惜しみなく公開してます。

さあ、その壁を越えてゆきましょう!
トビーが案内人になりますよ!

精読の壁、登る準備できていますか? こちらで詳しく解説しています。
→「精読の壁って何?|英語力が頭打ちになる理由と突破法


このブログを書いた人:トビー
  20年迷走して、ようやく“精読の壁”を超えた人です(笑)

トビー

・TOEIC900・英検1級のトリリンガル(日・英・中)。
・英語学習20年の迷走を経て、「精読の壁」を突破しました。
・今は、英語に悩む方へ、自分の経験から気づきを届けています。

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このブログについて|20年迷走して気づいた“精読”の力とTOEIC900の壁

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