「英検1級? そんなの独学じゃ無理でしょ」——そう思ってたトビーが、“AIと戦略”で一発合格した話です。
英検1級は無理ゲー(笑)
語彙はエグいし、長文はガチガチ、小論文では何を書けばいいのか分からない。
そして極めつけは……スピーキングで完全に詰む。
そんな試験に、トビーは“独学×AI”という異色の戦法で、初回一発合格を決めました。
もちろん、スムーズにいったわけじゃありません。
小論文では構成がグチャグチャで自信を喪失。
面接では、言いたいことが全然まとまらない“地獄タイム”を味わいました。
それでも最後には、ChatGPTと模写練習で論理の“型”を身につけ、
オンライン英会話で“話す練習場”を確保。
誰にも頼らず、でも「独りにはならない」戦い方で、英検1級の壁を乗り越えました。
【この記事でわかること】
・独学でも英検1級を突破できる“戦略の全体像”
・ChatGPTを活用した英作文&要約対策のリアルな活用法
・TOEICとのつながりから見えてきた「精読力の真価」
・面接(2次試験)で役立った“会話型トレーニング”の具体例
この記事では、トビーが英検1級に挑んだ
“独学9割+サポート1割”のリアルな戦略を、一次・二次試験のすべてを通して語っていきます。
TOEICで鍛えた精読が英検一次にも効いた
構文の“骨組み”を見抜く力は、TOEIC精読で完成していた
英検1級の読解って、難しいだけじゃないんです。なんか“固い”んです。
一文がやたら長いし、挿入は多いし、抽象度も高い……とにかく、クセが強い(笑)
でも、不思議とリーディングでは不安はありませんでした。
「これ、TOEICの精読練習でやった構造分析が、そのまま通じるじゃん」
TOEIC Part7地獄を抜けるために半年以上かけて仕込んだ精読力。
『ポレポレ』で鍛えた構文処理が、そのまま英検1級の長文でも使えたんです。
たとえばこんなスキルたち:
・関係代名詞のカカリ先を見抜く
・“挿入”を見抜いて、主文と区別する
・文の骨格(SVOC)と修飾語(M)を瞬時に仕分ける
英検1級の英文はたしかに難しい。
でも、構文の骨格がパッと見える状態になっていたおかげで、迷子にならずに読めたんです。
「精読って、TOEIC専用スキルじゃないんだな」って、
あらためてそう実感した瞬間でした。
ん?精読ってなになに?って方へ、 “SVOC+M”の読解メソッドを詳しく解説しています!
→「その英文、ほんとに読めてる?|TOEIC Part7で“目が滑る”人が知らない読解の真実」
語彙はパス単+アプリで補強、でも主役は“構造把握”
語彙対策ももちろんやりました。
定番の『パス単1級』に、スマホアプリの『英検1級 でた単』も併用。
すきま時間にちょこちょこ回して、少しずつ積み上げていきました。
Part1の「短文の語句空所補充」問題(いわゆる単語問題)は大体これでOK。
Part2の「長文の語句空所補充」や、Part3の「長文の内容一致選択」は、
それほどマニアックな単語が出るわけではありません。
実感としては──
語彙より、文の構造が見えるかどうかの方が大事。
知らない単語は文脈でなんとなく想像できる。
でも構造が読めないと、知ってる単語も意味をなさない。
実際の試験中も、知らない単語は普通に出てきました。
でも、「構造が見えてた」おかげで、焦らず読めた。
むしろ——
「TOEICの方がリーディング苦労したかも…」
という驚きすらありました(笑)
「知能テスト」+「タイムアタック」的な要素があるTOEICに比べると、
英検は「じっくり読めば、素直に解ける」感覚だったんです。
語彙対策は「書かない」選択肢も。トビーの失敗と発見はこちら
→英単語は「書かないで覚える」はアリ?|TOEIC900・英検1級を超えた記憶術の真実
一番の敵はライティングだった|独学に限界を感じた瞬間
英検1級の一次試験で、トビーが一番ヒザをついたのはライティング。
特に2024年度からの新形式。
- 要約問題(英文→日本語90〜110字)
- 意見論述エッセイ(200〜240語)
……この二段構えの試練が立ちはだかりました。
エッセイは例文をひたすら模写
まずエッセイは、王道の対策としてHaru英語さんを参考に、
『英検1級 英作文問題 完全制覇』のChapter3「実践問題30」をひたすら写経。
パラグラフの流れ、構文、言い回しを意識しながら、毎日とにかく模写、模写、模写。
「考えずに書ける」状態を目指して、脳内に“型”を埋め込みました。
慣れてくると、1本15分で書けるようになったのですが……
ある日、「じゃあ自分の意見で1本書いてみよう」と思ったら、まさかの手が止まる(笑)
型は入ったけど、“中身”が出てこない。(笑)
これが独学の怖いところ(涙)
つまり、英語の勉強に「誰にでも効く」特効薬ってないんですよね。
ある人はこの方法がいいと言っている。ほとんどの人はそれでOK。
でも自分がOKとは限らない(笑)
最終的には、写経で頭に入った英文の“型”をベースに、
自分なりの構成へとアレンジ。
うん、だいぶこれで良くなりました。
どんなトピックが来ても、200語以上のエッセイは書けるように。
鬼門は要約問題
要約問題……これがキツかった。
というのも、トビーが受験したのは2024年の第1回試験。
形式変更後の初回で、要約問題についての参考書や情報がほとんどなかったんです。
問題文にはこうあります:
Read the article below and summarize it in your own words as far as possible in English.
「以下の記事を読んで、できるだけ自分の言葉で英語で要約してください。」
「できるだけ」って、どんだけ曖昧?(笑)
結局、以下を参考に形を整えていきました:
・書籍:『英検合格のための 要約問題集 予想問題集』
・YouTube:『Language School 〜航〜』さん
どうにかこうにか“要約の型”らしきものは身につきましたが、
これにかかった時間、約1ヶ月……。
もっとリスニングに当てたかったのに(涙)。

英検1級の要約問題、まだ情報が少ないですが、実際はある“出題パターン”に沿って攻略できます。これについては、いま攻略法を別記事でトビーがまとめてますよ。乞うご期待!
さて——
エッセイは「写経ロボ」になったおかげで、ある程度文字を埋められるようになった。
要約問題も、なんとかカタチになった。
でもここで大きな問題発生。
トビーが書いた英作文、誰がチェックするの??(笑)
自分の英語力、きちんと評価できてますか? 学習戦略を立てるためにも、コレ重要ですよー!
→英語レベル、今どこ?|TOEIC・英検・CEFRで見る「準上級者」の超コスパ領域とは
AIとの対話が英作文の“型”を完成させた
誤文チェック→リライト→模写のループで質が爆上がり
ちょうどその頃、世間を騒がせていたChatGPT。
実はトビーも、仕事の英文チェックによく使っていました。
「もしかして、英検1級のライティング対策にも使えるかも…?」と、淡い期待を抱いて試してみたところ——
GPT先生、神でした(涙)
まずは、自分が書いたエッセイをChatGPTにペーストして、こう依頼:
「この英文をネイティブが読むように添削してください。できれば理由も教えてください。」
すると驚くほど丁寧に返ってきます。
・文法や語彙の修正
・ロジックのつながり
・段落構成の見直し
・表現の言い換え提案 などなど…
→絶対中に人、入ってますよね?(笑)
そして、その添削済み英文を:
1. 模写する
2. 書き直す
3. また添削してもらう
このループを5回、10回と回していくうちに——
「書けるようになる」だけじゃなく、
「なぜこの構成が良いのか?」が見えるようになってきたんです。
さらに、要約問題でもChatGPTが大活躍。
日本語要約の練習では、「要点抽出」や「簡潔化」についてもアドバイスをくれる。
まさに万能赤ペン先生。
→しつこいですけど、人、絶対入ってますよね??
英検1級ライティングは、“独学+AI”でいけます。
でも、その中で気づいたブレイクスルーの鍵は——
「無料の万能赤ペン先生を雇ったこと(笑)」
でした。
ChatGPTが“英語学習パートナー”として最強な理由
英検1級のライティングを独学でやっていると、必ずぶつかる壁があります。
それが——
「自分で自分の英文を正しく評価できない問題」
たとえば:
・文法はOKでも、論理がズレている。
・自然なつもりでも、ネイティブには不自然。←「つもり」まくっていたトビー。(笑)
・でもそれを、自分では絶対に気づけない。
ここで登場したのが、ChatGPT先生。
トビーがChatGPTに求めたのは「添削」だけじゃありません。
こんな質問も投げかけました:
・「この英文、不自然な表現があれば直して」
・「主張と根拠の流れ、論理的になってる?」
・「この2つの段落、つながりがおかしくない?」
返ってくるのは、
・修正済みの英文
・なぜその修正が必要かの理由
・ロジックや語調のアドバイス
しかも、一貫したトーンで返してくれる。
しかも24時間営業。しかも無料(笑)
これからの英語学習、ChatGPTを使わない理由が見当たりません。

これまでは「Google翻訳」や「DeepL」などの発展が目覚ましかったです。ChatGPTでは「双方向性コミュニケーション」が可能となり、独学英語の限界線を飛躍的に広げました。
「純ジャパが英語ここまでできるよ」って記事も書いています。こちらからどうぞ!
→「留学しなきゃ英語はムリ?」に終止符|純ジャパがTOEIC915&英検1級を一発突破した戦略
リスニングも“読める耳”で突破
内容はアカデミック、しかも最後は「1文が長すぎる!」
英検1級のリスニング、正直トビーもなめてました(笑)
ニュースっぽい話題、環境問題、テクノロジー、哲学っぽいテーマ……アカデミック寄りの内容が多い!
しかも、最後の「Part4」の問題文。
「……いつ終わんの、この文。」(涙)
Part4はインタビュー形式の長文リスニングで、
スクリプトの語数は約300〜350語、読み上げ時間は約2分30秒〜2分45秒。
実際にやってみるとわかるのですが、
意識が飛ぶほど長い(笑)
頭の中では今晩のご飯を考え始め、集中力はお留守さん。
煩悩・雑念・睡魔、三つ巴の大乱闘(笑)
——それでいて設問はたった2問という、
コスパの悪さ(涙)
しかも、一文がとにかく長い。
接続詞に次ぐ接続詞、関係代名詞の迷路。
耳が追いつかないというより、“頭が構造を処理できない”感じなんです。
攻略法は“精読耳”と“TOEIC式スキル”の合わせ技
でも、トビーには武器がありました。
それが、TOEICで仕込んだ「精読力」と「先読みの術」です。
英検1級でも通用したのは、この法則:
「読める英語は、聞き取れる!」
対策としてやったのは、
・公式問題集のスクリプトを精読
・ひたすら黙読 → リスニングのループ
・意味の構造を音にリンクさせる訓練
これを繰り返すことで、
“音の情報”が“意味の構造”に変換される速度が劇的にアップ!
さらに、TOEICで培った「先読み」も生きました。
・設問を先に見て、聞き取るべき情報を明確化
・聴きながら選択肢を意識し、消去法で絞る
・音に流されず、“聞くべきポイント”に集中
この“精読耳”と“先読み”の合わせ技が、
英検1級のリスニングにもちゃんと通用したんです。
「読めるようになった英語は、聞こえるようにもなる。」
トビーが本気でそう思ったのは、リスニングを攻略したときでした。

多くの方がリスニングパートの設問先読みを勧めています。問題を解く時の安心感が違います。論文を早く書き上げて、最低3分、できれば5分は残すようにしましょう。
あれもやった。これもやった。それでも学習が伸び悩む理由は「階層を飛ばしてる」からかも?
→英語学習のピラミッド、登れてますか?|TOEIC900・英検1級に効く“階層突破”の思考法
面接(2次試験)は独学+α(アルファ)で攻略
会話のアウトプット&チェックはオンライン英会話で決まり
英検1級の二次試験──つまりスピーキング。
しかも「テーマ型2分スピーチ+Q&A(約4分)」という、なかなか鬼畜な構成です(涙)
なおかつテーマがやたら世界派(笑)
例えば、こんな質問が出てきます:
・企業が商業的に成功し、かつ道徳的にも責任を持つことは可能か?
・芸術的創造性はAIの脅威にさらされているか?
・生物多様性は誇張され過ぎているか?
これ、日本語でも即答できる人います??
ちなみに、トビーの奥さんにこれらの質問をぶつけてみたら——
「ふーん」とだけ言い残して、どこか遠いところへ行ってしまわれました(笑)
というわけで、この試験。
こればっかりは、独学オンリーではちょっと厳しいです。
そこで活用したのが、オンライン英会話。
トビーが使ったのは、以下の2つ:
・ネイティブキャンプ(Native Camp)
・バリューイングリッシュ(VALUE Online English School)
会話慣れ+「型」の構築で面接を乗り切る
2つの英会話スクールの組み合わせには意味があります。
ネイティブキャンプ
・とにかく英会話に慣れることに特化
・トビーは3日間で1日8時間ぶっ通し受講(←修行)
・教材は「デイリーニュース」一択。
講師とのディスカッションを通じて即答力を磨きました
最大の魅力は、24時間・予約不要で即レッスンができるところ。
「思い立ったら即トーク」ができる環境は、アウトプット慣れに最適です。
コツは、講師にしゃべらせないくらい、巻きに巻いて話すこと(笑)
バリューイングリッシュ
・本番と同じ形式で模擬面接が受けられる
・トビーの場合は2回レッスンを選択。
・解答の「型」をあらかじめ準備し、練習でスムーズに言えるように訓練
もちろん、ネイティブキャンプの講師に模擬面接を頼むことも可能ですが、
専門性の高さではバリューイングリッシュが圧勝でした。
講師が英検1級の面接に特化しているので、
的確なフィードバックと安心感が段違いです。
ちなみにトビー、初回の模擬面接では——
講師の質問に半分しか答えられず、撃沈(涙)
緊張、しますよね…。
でも2回目では、自主練が実を結び、
「これなら合格できそう」と、講師からお墨付きをいただけました!
「英検はわかった!じゃあTOEICはどうだったの?」って気になる方は、こちらの姉妹記事をどうぞ:
→TOEIC900点はどう超えた?|迷走20年のトビーが初回915点を出せた理由
まとめ:英検1級は“独学×AI”で突破できる、その理由

では最後に、タイトル回収と戦略の総まとめです。
今回のブログタイトルは:
「英検1級はどう超えた?|迷走20年のトビーが“独学×AI”で突破した戦略」
でした。
トビーが実践したのは、
独学9割+AI+オンラインの“リソース戦略”
これで、初回一発合格をつかみ取りました。
戦略の全体像をおさらいすると──
・リーディング → TOEIC仕込みの精読力で土台を強化
・ライティング → 模写+ChatGPTの添削ループで論理を磨く
・リスニング → 「精読耳」×「先読みスキル」で情報処理速度を上げる
・スピーキング → オンライン英会話で会話力+構成力を実践演習
もちろん、楽な道ではありませんでした。
でも今は、こう思っています:
「自分でやる」と決めた人には、
今の時代、味方になってくれる“ツール”と“戦略”が揃っている。
ある意味、いまの英語学習はこう言えます。
独学パラダイスの時代、到来。
このブログの目的は、
読んでくれたあなたが「英検1級」も「TOEIC900」も、確実に超えていけるように、
最短ルートをお届けすることです。
このブログが、あなたの“次の一歩”を後押しできたなら、
それだけでトビーは、めちゃくちゃうれしいです。
そもそも英検とTOEIC、どっちを取るべき?迷ってる方はこちらへ
→TOEICと英検、取るならどっちがお得?|TOEIC915・英検1級ホルダーが語る真実
このブログを書いた人:トビー
20年迷走して、ようやく“精読の壁”を超えた人です(笑)
トビーって何者?って思った方は、こちらをどうぞ(笑)
→このブログについて|20年迷走して気づいた“精読”の力とTOEIC900の壁
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